カテゴリー: 中国

2015/11/27

さくら21プロジェクト・「日本で見つけチャイナ」~日本で見つけた「中国」をレポート~

現代中国学部の1年生は、来年3月より行われる現地プログラムに向けて、秋学期の今の時期、手続き面でも学習面でも少しずつ準備が始まっています。

さくら21プロジェクトでも、現地プログラムに参加する学生が、現地の方々と交流する機会を十分に活かして日本について話したり紹介したりできるようさまざまな取り組みを行っていますが、その一つとして「日本発信レポート」があります。留学中に現地で行った日本文化の紹介や、日本についての気づき、交流活動についてレポートする、というもので、留学中の体験を記録し、目に見える形で残そう、という趣旨で行っています。

現地で実際に「日本発信レポート」を行う前に、ウォーミングアップとして、秋学期の「基礎演習」で、「日本で見つけた中国をレポートする」という課題に取り組みました。その名も「日本で見つけチャイナ」です。



「日本で見つけチャイナ」ワークシート

昨今、日本に在住する中国人や中国からの観光客も多い中、学生たちは、日本でどのような「中国」に気が付いたのでしょうか。以下にレポートをいくつか紹介します。


街中で見つけた中国語
私が日本で見つけた中国は、街にいる中国人の方々である。愛知大学で中国語を学んだことで、最近名古屋の街中にいる中国人の方が、何を言っているのかまではわからないが、中国語を話している中国人の方なんだな、とはわかるようになってきた。栄にあるディスカウントストアへ行くと日本の人よりも中国の人の方が多いのではないかというほど中国人がいる。そのため、中国語の店内放送もしていてとてもびっくりした。今後は内容まで理解できるようになりたいと思う。


自動車学校での中国人対応について
私が通っている自動車学校は、中国人に対する対応がとても充実しています。事務所には中国人の方が必ず1人は働いていらっしゃって、中国人の生徒さんに対応されています。また受付の他の日本人の方も中国語が少し話せるようなので、中国の生徒さんにとってはとても快適な学校であると思います。また、中国語版の教科書や中国人教室といった教室もあります。日本の交通ルールや法律を理解するために、少しでも講習を受けやすくすることは、中国の方が日本に住みやすく、正しいルールで生活することができるため、大切なことだと感じました。


大量買い
私は地元である三重県四日市市でガソリンスタンドのアルバイトをしています。ここのガソリンスタンドにはよく中国人のお客様が道を尋ねて来られたり、日曜日に必ず自転車に家電製品を載せて複数のグループがスタンドの前を通って行きます。私はなぜ毎週家電製品を運んでいるのか気になり彼らに聞いてみました。すると近くの電器店で週末になると価格が安くなるから集団で買っていると言っていました。テレビのニュースでしか見かけることのなかった中国人の大量買いがこんなにも身近にあったのかと驚きました。


中華料理屋で見つけたさらなる中国
たまたま部活の後に食べに行った中華料理屋の店員さんがみな中国の人で、オーダーや接客でたまに日本語を使うものの、ほとんど中国語を話されていて、日本語の話せない中国の方も気軽に働くことのできる環境が作られていてとても良いと思った。


動物園で見つけチャイナ
私はサークル活動で中国人留学生の人たちと東山動物園に行く機会がありました。動物の中国語名など全く知らなかったので話ができるかどうか少し不安でした。しかし、それぞれの動物のオリや柵には看板があって、日本語で動物の名前と説明が書いてあり、さらに中国語など他4か国語で動物名が書いてありました。おかげで読み方を聞いたり動物関連の話題で話すことができてとても充実した時間を過ごすことができました。

愛大の1年生が書いた「見つけチャイナ」はいかがでしたか。
私たちが住んでいる地域で、言語表示や店内アナウンスなど様々な「中国」を見つけることができたようです。今度は、来春出発する現地プログラム(中国/台湾/マレーシア)で「日本」を見つけることができるでしょうか。現地からの日本発信レポートもどうぞお楽しみに!

カテゴリー:さくら21, なまチャイナ, 中国

2015/11/25

さくら21プロジェクト・学生自主企画~中国・青島の大学生とビデオチャット交流会~

さくら21プロジェクトでは、11月10日に、ビデオチャットソフトを利用した中国・青島の大学生との交流会を行いました。

この交流会は、今年7月まで中国の青島科技大学で留学していた高橋さん(現代中国学部3年)が自ら企画したものです。

高橋さんによると、青島科技大学に留学していたとき、現地には日本語を勉強していて日本文化に触れたいという学生がたくさんいたが、大学には日本人は高橋さん1人だけだったので伝えられることも限られてしまい、それでこの企画を思いついたということです。




以下、企画者の高橋さんからの報告です。


11月10日、愛知大学と青島科技大学の学生によるインターネット交流会を行いました。

日本語と中国語を交えた言葉でお互いに自己紹介をした後、先日愛知大学で催された大学祭でのエピソードや、ハロウィンをどう過ごしたか、日中の年越しの違いは?などの話題で大いに盛り上がりました。

年越しの話題では日本の鏡餅に似たものを山東省の一部地域でも作ることを聞き、とても驚きました。なんでも、お正月にトウモロコシの粉と米粉で肉まんの形をした餅を作り、中にナツメの実を入れ家族で食べるそうです。

初回のため、お互いにドギマギした場面もありましたが、一年生の積極的な参加のおかげで、とても良い交流会になりました。
青島科技大学の学生は日本語能力検定試験を目前にひかえています。試験の成功を祈りつつ、次回に向けて私たちも中国語の勉強をがんばります。

(現代中国学部3年・高橋)

カテゴリー:さくら21, 中国, 中国語

2015/08/26

上海日本領事館での毛丹青先生講演会&ディスカッションに参加して

先日、上海の日本領事館で行われた「毛丹青先生講演会」に、上海に留学中の本学現代中国学部4年生が参加しました。
感想を以下に記します。

また、当日の様子が在上海日本国総領事館のホームページに掲載されました。
是非併せてご覧ください。
日本語版
中国語版


今回の講演会、これまでの留学経験を通じて、「相手を知る」ということは、最終的に「自分を知る」ことに繋がっているんだなと、実感しました。

2年前の天津での「現地プログラム」(4か月)を経験し、今年3月に上海にきてから、約5ヶ月がたちました。

「これが中国だ」とはっきり言えるほどではないにしても中国のライフスタイルや文化を、多少なりとも知ることができています。

留学中は、中国人以外の外国人留学生と交流の機会もあります。
また、生活しているからこそ見えてくる日本、日本人の良いところ悪いところ。

今回、毛先生の表現力、発信力、行動力にも圧倒されました。
残りの留学生活も、広い視野をもち、領事館で開かれるイベント等、積極的に参加し、いろんなことを知っていきたいです。




カテゴリー:中国, 留学生

2015/08/20

「上海交流センター」が 中日新聞に掲載されました!

本学グローバル事業の一環として今年4月に正式開室した「上海交流センター」が中日新聞(県内版)紙面に掲載されました(8月20日)。

以下が記事(WEB版)です。ご覧ください。
『愛大生ら中国で就業体験 上海交流センター』

カテゴリー:上海交流センター, 中国, 現地インターンシップ

2015/07/31

「愛知大学上海交流センター開所式」を行いました。

7月21日(火)上海にて「愛知大学上海交流センター開所式」が 行われました。

在上海日本国総領事館領事および、上海交通大学、上海外国語大学の関係者ほか、現地の日系企業等、約20名が出席しました。

同センターは、中国各地の大学や企業との連携拠点として、また留学中の本学学生と、現地で活躍する卒業生等とのネットワーク拠点としてグローバル人材育成の一端を担います。

写真は、開所式の様子です。 ご覧ください。

 

カテゴリー:上海交流センター, 中国

2015/07/28

ダブルディグリー・プログラム参加学生が出発前の中国語会話練習を行いました!!

今年3月に出発した「現地プログラム(中国)」に引き続き、同年9月より、南開大学(中国天津市)と本学とのダブルディグリー取得に向けて、現代中国学部2年次生の3名が南開大学に留学します。

そこで、出発前の事前学習として、天津事務所長及び現地の本学OBと中国語による会話練習を実施しました。今回はSkypeを通じて「天津での衣食住行」をテーマに約1時間半にわたり会話練習を行い、参加学生は中国語を使って積極的にコミュニケーションをとっていました。なお、次週7月29日(水)に第2回目を実施予定です。ダブルディグリー・プログラム参加学生の今後の活躍に期待です!!



カテゴリー:ダブルディグリー・プログラム, 中国, 留学

2015/07/27

今年度の現地プログラム(中国・台湾・マレーシア)が無事に終了しました!

今年度から三拠点(中国・台湾・マレーシア)で実施された「現地プログラム」が無事に終了しました。

各終了式の様子はメディアを通じて現地でも報道されました。その一部を紹介します。

【中国 南開大学で行われた終了式の様子】

2015年爱知大学现代中国学部南开大学现地教学项目顺利结业

【台湾 台湾師範大学で行われた終了式の様子】
愛知大學參訪師大國語中心

【マレーシア 南方大学学院で行われた終了式の様子が現地の新聞に掲載されました】

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カテゴリー:マレーシア, 中国, 台湾, 現地プログラム, 留学

2015/07/24

「現プロさくら組」特派員レポート2015 #4

現プロ(現地プログラム)で留学中の現代中国学部の学生から、留学生活の様子のレポートをお届けしてきましたが、7月初旬には中国、台湾での現プロも終了し、学生たちも帰国してきました。
今回は、帰国を目前とした6月の様子を中国の「現プロさくら組・特派員グループ」からお届けします。


大家好!中国・天津から6月の様子をお届けします。

中国での現地プログラムも残りわずか、愛大生は1日1日を有意義に過ごし、たくさんの思い出作りをしました。そんな中、6月には現地プログラムの中でも最も重要となるテストが行われました。HSKです!!

~HSK~



多くの学生がHSK4級の試験を志願する中、今回の現地プログラムでは5級の試験への志願者が例年よりも多く、意識の高さがうかがえました。

14日の本番当日、受験者はこのHSKの試験にて、現地プログラムでの学習、これまでの集大成の成果を出すために皆が一生懸命に試験に取り組みました。

~端午節~

20日が「端午節」と呼ばれる祝日で、中国では今年、20日、21日、22日の、3日間が連休でした。
端午節は中国の三大伝統節句とされ、旧暦5月5日に行われる祝日とのことです。
6月はこの端午節が唯一の祝日であり、この連休を利用して旅行に出かける人が多くいました。
また、端午節の時「粽(ちまき)」を食べる習慣があるらしく、大班(※大人数クラス)の先生が粽をくれました!




連休で行った北京にて


以上、6月分のレポートでした。谢谢!


(「現プロさくら組・中国」今井)

カテゴリー:「現プロさくら組」特派員レポート, HSK, 中国, 現地プログラム, 留学

2015/07/14

「中国残留孤児」から深める日本理解

さくら21科目である「入門演習(現代中国学部)」では、履修者の日本に対する理解を深めることを目的に、学内外での見学・体験および講演の催しをしています。この学内外活動のプログラムの一つとして「映画鑑賞と講演」の学内活動が7月2日に行われました。

≪関連リンク≫
6月4日に行われた学外活動(株式会社あいやの見学・体験と講演)の記事はこちら。
6月20日に行われた学外活動(中日新聞社の見学と講演)の記事はこちら。

今回のプログラムでは、映画「望郷の鐘―満豪開拓団の落日―」を鑑賞しました。この作品は、敗戦の混乱で日本に帰れなかった子どもたちの帰国ために生涯をかけ、「中国残留孤児の父」と言われた山本慈昭さんの生涯を描いています。

この映画から、昭和20年当時、旧満州(中国東北部)に満蒙開拓団として入植した日本人がたどった悲劇や「中国残留日本人」が生じるに至った背景について映像を通して知ることができました。

映画を鑑賞した後には、「満蒙開拓団の子供たちは今 ~中国帰国者の現状と課題~」と題し、中国帰国者2世であり、中国帰国者の支援にも携わっている木下貴雄氏(NPO法人東海外国人生活サポートセンター理事長)より講演いただきました。講演では、日本に帰国した中国残留孤児たちが高齢化し、介護や墓の問題に直面している現状や、帰国者二世として体験したアイデンティティの問題などについても語られ、学生たちは、過去と現在を関連づけながらテーマについて理解を深めることができました。

参加した学生からはいろいろな意見・感想が出ました。一部をご紹介します。


・8月15日が終戦の日ですが、決してそうではないと思いました。8月15日以降も人々の戦争は続いていたと思いました。「死ぬことはいつでもできる、生き延びなさい」という言葉が強く心に残りました。

・この映画を見るまで「満蒙開拓団」「中国残留孤児」について全く知りませんでした。どういう時代に人々がどんな思いで満洲に渡ったか、生きて帰った人がどんな思いで孤児を探したかを映画から感じとる事ができました。そして今の残留孤児の問題も深刻だと感じました。

・このような映画は敬遠しがちであまり見ないので良い経験になった。

・中国残留孤児のために活動した山本さんは素晴らしいと思いました。ニュースや新聞ばかり見ていると中国に対する考えは嫌な方へ向かってくるが、映画を見て印象が変わった。そしてメディア(報道を)そのままうのみにするのは良くないと思った。

・山本慈昭みたいな何かの大きなきっかけを作れる人に将来なりたいと思いました。

・今を生きる日本人として、もっと戦争やそれに関わる事を知り、知らせていくことが大切だと思います。特に正しく知って、正しく伝えるという事が必要だと感じました。

・日本が戦争で他国に何をしたのか、また他国が日本に対して何をしたのかという歴史認識を大学で学んで行きたいです。日本ではあまり触れられない関東軍の実態を家に帰って少し調べようと思いました。

・戦後70年がたった今、戦争を実際に体験した人、戦争について語れる人が少なくなってどんどん戦争の記憶が忘れさられてきているなと感じました。自分を含めて、戦争を知らない世代が戦争についてもっと知らなければならないと強く感じました。映画の中で「私たちは戦争の被害者であり加害者である」というような言葉があって強く胸を打たれました。この映画がフィクションではないという事に改めて心が震えますし、これから伝え続けていかなければならない作品だと感じます。

・中国残留孤児の問題は、日本人の産みの親に会えれば、終わりだと思っていた。なので、(講演を聞いて)現在も問題になっていることをはじめて知った。現在の問題は中国残留孤児だけではなく日本社会全体の問題と大きくかぶっていると思った。

・木下さんの話を聞いて、(高齢化した孤児たちに)コミュニケーションが上手くとれなかったり、日本語で伝えたいことが伝えられない、味覚があわないなどの問題があってとても大変だと思いました。

・日本という国の戦争の歴史をきちんと調べ、現プロで日本と中国の歴史への見解を対比して世界に真実を発信したいです。

カテゴリー:さくら21, 中国

2015/07/09

第4回グローバル人材育成ワークショップを開催しました

7月3日(金)、加藤嘉一氏を迎え、「個として中国とどう向き合うか」をテーマにワークショップを開催しました。

今回で3年連続となる加藤氏の講演では、12年半にわたる中国、アメリカでの生活を踏まえ、
外国で日本人が中国を発信することの意義や、自分の足で現場に向かい自分の目で確かめることの大切さ、使命感と無用性など、
自身の実体験を交えお話しいただきました。外国語を学ぶことによる世界観の広がりや今後のビジョンについても
お話しいただき、参加した学生は熱心に聞き入っていました。

今回のワークショップは約100名もの学生・教職員が参加し、参加した学生からは多くの意見・質問が出され、
盛況のうちに終了しました。


カテゴリー:ワークショップ, 中国, 中国語, 留学

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