カテゴリー: さくら21

2014/03/04

台湾の東呉大学と日本社会調査を行いました!/ Students From Soochow University, Taiwan, Visit Aichi University to Take Part in Japan Fieldwork Program

2014年2月16日から21日まで、台湾・東呉大学の学生と教職員13名が来日し、本学現代中国学部の学生のべ47名と教員と共に日本社会調査を行いました。日本社会調査はグローバル人材育成推進事業のSEND(Student Exchange-Nippon Discovery)活動の一環として行うものです。日本での東呉大学による日本社会調査は今回が第1回目となり、昨年2013年8月に本学学生が東呉大学で行った台湾現地社会調査に続く2回目の共同調査となります。

学生たちは「企業班」「地方行政班」「社会福祉班」に分かれ、株式会社サガミチェーン・株式会社デンソー・名古屋市中村区役所・名古屋市中村保健所を訪問し、21日の報告会に向けて熱心に調査を行いました。

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また、調査期間中には愛知県犬山市にある博物館明治村と犬山城を訪問し、日本の歴史にふれあうひと時もありました。学生たちは犬山市でしか味わえない古き良き町並みを楽しみ、台湾の学生に日本文化や日本の歴史を一生懸命説明していました。明治村には伝統衣装の体験コーナーがあり、本学の学生、東呉大学の学生、そして東呉大学の先生まで(!)が日本の伝統衣装を身に着けて、明治時代へとタイムスリップしました。

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報告会では台北駐大阪経済文化弁事所長の蔡様をはじめ、佐藤学長や東呉大学黄教授から学生たちに熱いエールが送られました。各グループの発表は持ち時間が足りなくなるほどの盛りだくさんな発表内容で、タイムアップを告げるベルが鳴らされながらも、続行するという光景がしばしば見られました。

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1週間という短い期間でしたが、東呉大学の学生にとっては日本理解、本学学生にとっては日本発信をし、「グローバル人材」を意識する良い機会となったと共に、お互いの友情を深める濃い時間を過ごすことができたかと思います。学生の皆さん、お疲れ様でした!

カテゴリー:さくら21, 台湾, 日本社会調査

2014/02/21

ささしまなう #04: 八丁味噌の歴史と製法を学ぶ ~合資会社八丁味噌で1日職場体験~ / Sasashima Now #04: Students Spend a Day Learning About the Haccho Miso Company

江戸時代初期から現在まで、359年にわたって八丁味噌を作り続けている「カクキュー」こと合資会社八丁味噌。
先日、本学の学生3名に1日職場体験をさせていただきました。

大正時代末期に建てられ、国の登録文化財に登録された趣のある本社事務所を見学した後、工場へ。ちょうど袋に味噌を詰める作業の最中でした。八丁味噌は他の味噌よりも固く、機械で袋に入れようとすると機械が詰まってしまうので手作業になるそうです。

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味噌蔵では八丁味噌を仕込む木桶の上に積まれた重石について学びました。今まで大きな地震が起こっても崩れたことがないそうで、このように積み上げるようになるまで5年はかかると聞きました。まさに職人技です。

味噌蔵内は温度調節をしないというのも驚きました。一般的に味噌は原料となる麦や米を茹でて作るのですが、八丁味噌の場合、大豆を蒸して作るため水分が少なく、どんな温度にも適応するそうです。戦争中にも保存食として重宝されたといいます。

味噌蔵を出ると、天日干しされた木桶が目に留まりました。木桶は新しいもので昭和初期、古いものでは天保年間(1830~44年)から補修されながら使っているそうです。

名古屋名物として全国に知られている八丁味噌ですが、地元にいながら知らないことが多く、今回は貴重な体験となりました。

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カテゴリー:さくら21, ささしまなう

2014/02/13

異文化間コミュニケーション力育成のための授業開発ワークショップが行われました!/ Cross-cultural Communication Workshop Held for University Staff and Students

2月10日・11日の2日間、演劇家の柏木陽氏(演劇百貨店代表)とワークショップ・コーディネーターの吉野さつき氏(本学文学部准教授)をお招きして、「異文化間コミュニケーション力育成のための授業開発ワークショップ」と題する演劇ワークショップを開催しました。

これは、 2012年12月に開催したグローバル人材育成推進事業採択記念シンポジウムで、劇作家・演出家の平田オリザ氏が、コミュニケーション能力を身につけるためのワークショップの役割について指摘されていたことを受けたもので、多文化社会におけるコミュニケーションのあり方を考え、そのための能力育成に寄与する授業を開発することを目的として実施されました。当日は、中国人教員・留学生を含め20名の教員・職員・学生が参加しました。

初日のワークショップでの導入段階では、参加者全員が教室を駆け回り全員に対して1対1で挨拶をするワークや、円形になり肩をもみあうワークなど、身体を動かすワークを行いました。

柏木氏の軽快な進行とトークに一気に引き込まれ、教室内は熱気に包まれていました。


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(最初は硬かった表情が、ワークを進めるごとに笑顔に変わっていきました。)

その次のステップである創作段階では、グループに分かれて互いの違いやコミュニケーションのズレなどから生じる「コンフリクトが起きる瞬間」のシーンを創り、グループごとで発表を行いました。

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終わりにはワークショップのふりかえりを行い、異文化理解やコミュニケーション力養成についてそれぞれが感じたことを付箋に書き出し、総括を行いました。

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(教員・職員・学生が一体となって、異文化間コミュニケーションについて考えています。)

二日目は、今回行ったようなワークショップ形式の活動が実際の授業でどのように応用できるかを具体的に考えました。その結果、入門演習などの授業に取り入れることができるだけでなく、現代中国学部の学生が中国現地プログラムから帰ったあとのフォローアップ活動の一環として、「コミュニケーション中国語」などの授業でも活用できるのではないかとの意見も出され、さっそく具体的に検討してみることになりました。

この二日間の活動は、本学が育成を目指しているグローバル人材像の主要な能力の1つである「コミュニケーション力」について、認識を新たにするよい契機となりました。今後の授業やさくら21プロジェクトへの展開やフィードバックをご期待ください。

カテゴリー:さくら21, ワークショップ

2014/02/07

さくら21プロジェクト「台湾交流プログラム」2014春、出発迫る! / Japan-Taiwan Exchange Program for Spring 2014 Soon to Begin!

日本と台湾の大学生が夏季と春季に約10日間ずつ日本および台湾で合宿をしながらグループでフィールドワークを行う「台湾交流プログラム」が、この春にも行われます。2013年8月には、愛知県岡崎市で夏のプログラムが実施され、さくら21プロジェクトの一環として愛大の学生も参加しました(関連記事はこちら)。

2014年春のフィールドワークは、2月11日から2月16日まで、台湾・台南市で実施します。

今回は、「昔の歴史を調べ、今の考え方を学び、未来の方向性を考える」をテーマとしています。というのも、台南市は、外国から来たさまざまな文化や産業が残る街。そんな歴史のある場所でフィールドワークを行い、各産業の変遷と現状を探ります。

 プログラム参加者は、東海大学(Tunghai University 台湾・台中市)、人間環境大学と愛知大学の3校の学生で、愛大からは7名が参加します。

参加者は、台南の地場産業である「塩」「砂糖」「お菓子」「お茶」「農業」の中から興味のあるテーマを選び、3大学混成の小グループを作り、2か月前から情報収集や調査方法の決定等、インターネットでオンライン・ミーティングをしながら準備を行ってきました。

フィールドワーク期間中は、台南市内の宿泊施設で寝食を共にし、グループ活動と全体ミーティングを繰り返します。そして、合宿最終日に、それぞれ調査の成果を発表する予定です!

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参加希望者への説明会(2013年11月6日)

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「ぐぐたす」でミーティング。本学と人間環境大学と東海大学(台湾・台中市)をつなぐ(2014年1月15日)

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「は、はじめまして!」台湾の学生と初対面!

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タブレットで台湾にアクセス(2014年1月15日)

カテゴリー:さくら21, 台湾, 台湾交流プログラム

2014/02/05

さくら21プロジェクトの教職員勉強会を開催しました / China-based Japanese Teacher Visits Aichi University to Discuss Japanese Language Education Abroad

中国へ向けた日本発信活動の展開を検討するため、1月29日に、中国で日本語教師として活躍されている筒井紀衣先生を招いて、さくら21プロジェクトの教職員勉強会を開催しました。本プロジェクトでは、中国・西安の大学と学生間の交流活動を実施しており、筒井先生には、西安の大学生の日本語学習に関する最新情報等をお話いただきました。勉強会には、本プロジェクトに関わる教職員と国際コミュニケーション研究科で日本語教育を学ぶ大学院生が参加しました。

第一部では、「中国西安における大学生の日本語学習状況について」と題して、筒井先生に講演をしていただきました。筒井先生は、西安交通大学城市学院での日本語教授経験に基づき、最近の学習者の傾向や学習状況について説明してくださいました。中国で日本語を勉強している学生が、日本のどんな側面に興味を持ち、どのような動機で、どのような学習スタイルで勉強しているかという話は、参加者にとってたいへん参考になりました。

また、第二部では、「中国語を学んだ日本人の日本発信とは」という内容で、筒井先生自身の体験より、さくら21プロジェクトの日本発信に対する意見を伺い、座談会形式で、参加者とざっくばらんな意見交換を行いました。

また、筒井先生は、さくら21プロジェクトで行ってきた西安との交流で、西安交通大学城市学院側で交流をとりまとめてくださっていましたので、活動の振り返りと、今後の活動について話し合いもすることができ、有益な時間となりました。

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勉強会の様子

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筒井氏(左)と安部現代中国学部長

カテゴリー:さくら21

2013/12/16

西安の学生さんから交流の感想をいただきました / Xian Students Share Their Thoughts on the Online Exchange Program

さくら21プロジェクトでは、「西安の大学との交流」活動を通し、日本について海外へ発信してきました(過去の関連記事:記事①記事②記事③記事④記事⑤)。

中国側でオンライン交流に参加してくれている西安交通大学城市学院の学生さんたちは、話す内容も日本語面においてもたくさん準備して熱心に臨んでくれています。中国側のみなさんはこの活動にどのような感想を持っているのでしょうか。以下に紹介します。


・最初はいっぱい緊張しました。何も考えられませんでした。でも、二回交流した時、いろいろなことが分かりました。例えば日本の食べ物とか有名な俳優とか分かりました。そして、日本の方が思っているイケメンな人も分かりました。この交流は面白いだけではなく両国の文化も知れます。とても役に立つと思います。  そして、いろいろな表現と言葉が分かりました。交流ですから、どの言葉もよく聞かなければなりません。分からない時「すみません、もう一度お願いします」と言ってまた聞いて分かりました。相手の表現もよく覚えました。いい勉強方法だと思います。こんな交流を続けたいです。(三年生 ももさん)


・オンライン交流の前に、愛知大学のみんなが作った映像を見ました。それを見た時、「学があってすごい」という気持ちを持つようになりました。だから、第一回の交流の間、みんなを初めて見た時、なんだか相手のみんなが私の先生で、わくわくしたけど緊張してしまいました。でも、交流を深くするにつれて、みんながやっぱり大学二年生あるいは三年生だと感じました。なぜなら、みんながいつも笑顔をしていたり、はやりの話題に興味を持っていたり、そしてこちら側を理解できない時、不思議そうな顔をしていたりします。おもしろいですね。(二年生 ペンコさん)


・日本語で日本の皆さんと交流して、異文化を理解しました。たとえば中国人は猫より犬が好きな人が多いです。日本からのビデオを見た後、日本の文化に興味を持ちました。様々な質問をして、いろいろなことを理解しました。例えば日本人は一番好きな花は必ず桜ではありません。(三年生 ほしさん)

数回にわたって行ってきたこの活動は、12月で一区切りします。みなさん、お疲れ様でした。そしてたくさんの笑顔をありがとうございました。新年度にも同様の活動を計画していますので、両校のみなさん、ぜひ参加してください。

リピーターも歓迎です!

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オンライン交流時、モニターに写し出される様子。左側に写っているのが西安の学生の皆さん。

カテゴリー:さくら21, 中国, 中国語, 西安交流

2013/12/06

私の背中を押してくれた「グローバル人材育成推進フォーラム」 / Student Shares Her Views on Recent Global Forum

(11月23日(土)に開催された「グローバル人材育成推進フォーラム」についてはこちらの記事をご参照ください。)

第二部で話をされる世界規模で活躍している方たちから、私はどんな事を学べるのだろうと、参加前からとても楽しみにしていました。

パネリストの様々な経歴や経験を聞く中で、私が得たものは「勇気」と「自信」でした。 山田耕平さん(アドバンストマテリアルジャパン株式会社)も舘鼻則孝さん(シューデザイナー)もたくさん失敗を繰り返しながらも何度もチャレンジして今の地位を築き上げてきたんだと知りました。

私は何か行動する前に、いつもプラスマイナスを計算し、失敗を恐れて結局何も始めることができませんでした。そんな私にとって「失敗こそ最高の体験であり、価値のある財産だ」というフォーラムでの言葉は胸をうちました。

私には今挑戦してみたいことがたくさんあります。欧米圏への留学や、ボランティアを通しての異文化交流など、今までは思っていただけでしたが、このフォーラムに参加して背中を押された気がしました。もっと色々な角度から自分の才能を育てていきたいです。

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パネリストの舘鼻氏と一緒に撮っていただきました

カテゴリー:グローバルフォーラム, さくら21

2013/11/13

北京・中国労働関係学院の国際シンポジウムに本学学生2名が参加しました / Aichi University Students Participate in International Symposium at the China Institute of Industrial Relations

2013年10月24日、北京・中国労働関係学院にて開催された国際シンポジウムに本学学生2名が参加しました。「社会発展と若者の果たすべき役割」をテーマとした当シンポジウムは全部英語で行われ、中国、ロシア、ベラルーシ、ベトナム、日本、計5ヶ国から集まった大学の代表団は上述のテーマをそれぞれの立場から解釈し、各国が持つ特有のパースペクティブが発表内容に色濃く投影されていました。

本学から参加した吉村美佐乃さん(現代中国学部 4年生)と山本茜さん(国際コミュニケーション学部 3年生)は高度な英語能力を発揮しながら、異文化間交流・理解についての熱情あふれる発表を行い、観客を虜にしました。午前中、中国労働関係学院と本学の他に、ロシア・労働社会関係学院、ベラルーシ・労働社会関係国際大学、ベトナム・工会大学による発表も行われ、午後のセッションでは各代表団が取り上げた課題について活発な討論が繰り広げられ、盛大のうちに閉幕しました。

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本学の代表団(学生2名、教職員2名)は北京で数日間滞在し、シンポジウムの他、中国労働関係学院の学生さんが独自で企画した歓迎会、キャンパスツアー、交流会と観光アクティビティー等にも参加しました。本学学生はこの機会を活かし、さくら21プロジェクトが掲げる目標の一つである「日本発信」活動に励みました。

愛知大学は今後、中国労働関係学院との交流活動をさらに深める予定であり、現在様々な新しい企画を構想している最中です。今後の交流活動に是非ご期待ください!

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カテゴリー:さくら21, 中国

2013/11/05

海外から見た日本:中国で日本はどのように紹介されているの? / How is Japan Portrayed in China?

さくら21リソースルームに、新しい書籍が入りました。2011年に中国で創刊された「知日」という日本文化を紹介する雑誌の創刊号から最新号まで全部で14冊です。 この「知日」、編集長は「80后(1980年代生まれ)」世代の蘇静氏。また、主筆を務める毛丹青氏は日中両文壇で活躍する日本在住の作家で大学教授です。今までに特集されたテーマは、「明治維新」、「制服」、「猫」、「鉄道」、「妖怪」、「森ガール」など様々で伝統文化だけでなく、サブカルチャーも取り上げられています。中国唯一の日本に関する専門誌が中国読者に伝えている日本の姿はどのようなものでしょうか。

中国で出版されている雑誌ですので、もちろん全て中国語で書かれていますが、中国語がわからなくてもセンスある誌面を眺めるだけでも興味深く、この雑誌のユニークな切り口を感じることができるでしょう。中国でどのように日本が紹介されているのか興味がある人や日本発信活動に取り組んでいる人、さくら21リソースルームで新しい日本に出会いませんか。

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カテゴリー:さくら21, 中国

2013/10/21

愛大生の「さくら21プロジェクト」体験レポート ことばで伝える・繋がる・分かりあう / Sakura 21: A Student’s Perspective

西安交通大学城市学院とのオンライン交流に参加したジェシカです(その時の記事はこちら)。

今回はとても貴重な体験ができました。自分は日本語と中国語の両方できますが、今回は主に日本語で相手に理解してもらえるようにWeb会議で会話したということでとても大変でした。

ホワイトボードに字を書いたり、手振り身振りで伝えたりしました。それでも伝わらない時もあり、中国語で単語を挟んでやっと伝わるくらいでした。

今回で異なる国の人と人が交流すること、繋がること、意思疎通ができることは凄いことだと思いました。また、中国ということもあり、共通の漢字で助かった部分がありました。英語圏の方との交流はもっと大変なことになるのだと思いました。

これからもさくら21での活動を通して、異文化や外国の方とのコミュニケーション力を高めていきたいです。

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交流中の様子
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ホワイトボードに字を書いて伝える

カテゴリー:さくら21, 中国, 西安交流

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