1946年3月16日に中国国民政府陸軍から山田純三郎に渡された、生活保障許可証。第二次世界大戦後、上海に居住していた日本人は、中国国民政府軍により敵国民として集中営に集められ、居住や行動の制限が課せられた。
しかし、孫文の同志であった純三郎は、長年、国民党への協力をしていたことから、自宅を中国国民政府軍の兵士により保護されるなど、特別待遇を受けた。
1948年12月、純三郎一家が上海から引き揚げる際には、持ち帰り品の制限をしなかったと伝えられる。