愛知大学記念館(愛知大学東亜同文書院大学記念センター)

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活動報告

大学記念館改修報告

 このたび、文科省より「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」の採択を受け、事業開始の1年目(2012年度)は、当センターがある大学記念館が新たな研究拠点になることで、博物館相当研究施設に近づけるため改修工事をしました。

大学記念館は、文化財保護法第56条の2第1項の規定により、文化財に登録(登録番号第23-0009号)されています。1908(明治41)年に旧陸軍第15師団司令部庁舎として建てられ、愛知大学創立(1946(昭和21)年11月15日)後は、大学本館として利用されました。1998(平成10)年に大学記念館となり、私立大学学術研究高度化推進事業(オープン・リサーチ・センター)に採択された2006、2007年に大改修をしました。今回は、それ以来の改修となります。  

大学記念館の西・北面の外壁を全面的に改修し、老朽した板部材を取り外し、新板を羽目かえ、外壁を職人の丁寧な技術で塗り直し、御殿のごとく綺麗な建物に復旧できることができました。
室内改修工事は、2階の旧学長室(旧司令長室)と隣室、1階3部屋を改装し、あわせて、特別展が催せる設備をそれぞれの部屋に整えることで、常設展のほか、特別展を随時開催することが可能となりました。

東亜同文書院大学関係資料、山田良政・準三郎関係資料、愛知大学史関係資料ほか、毎年、企画展、特別展を開催するよう企画していく予定です。