愛知大学記念館(愛知大学東亜同文書院大学記念センター)

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1玄関

愛知大学記念館は、明治41(1908)年、陸軍第15師団が豊橋のこの一帯に誘致された時の中核となった師団司令部棟を活用したものです。その規模は、約1,800平方メートルの木造2階建てで、コの字型の両翼を持ち、1階の上に2階が乗る神楽造りです。この建物は豊橋最初の本格的西欧建築で、当時の豊橋の宮大工や大工がその技をふるった一大作品で、外側の基礎部分の赤レンガはイギリス風、外壁はドイツ風です。1階中央部には玄関があり、重厚な石段を4段上がると中扉があります。その中扉を開くと目の前の正面に優雅な階段があり、柱は彫刻が施されたギリシャ風です。正面階段の手すりも装飾的で技巧的です。この階段は一番人気のスポットであり、湾曲している手すりが当時のままの階段となっています。記念写真を一枚どうぞ。
壁面は白で統一されており、古い建物特有の揺らいで見える明治時代の窓ガラスや、彫り模様の天井などいたる所に当時の宮大工や大工の遊び心がみられます。そんな遊び心をみつけながら歩くと建物を楽しめます。