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(2023年4月1日 現在)

カワムラ アキ
川村 亜樹   教授

(2014年4月1日就任)
現代中国学部   現代中国学科

専門分野/研究テーマとその内容

現代アメリカ表象文化/21世紀アメリカ小説・映画

過去5年間に発表した著書・学術論文・学会報告

著書・論文・
その他の区分
著書・論文等の名称 発行所・発表雑誌・学会等の名称 著発行・発表年月 査読
著書(共著[共]) 自然・風土・環境の英米文学  金星堂  富士川義之  435-448頁  2022年12月
著書(著書[共]) 『ブラック・ライブズ・スタディーズ: BLM運動を知る15のクリティカル・エッセイ』担当章:「ポスト人種とヒップホップ」  三月社  山本伸、西垣内磨留美、馬場聡 編  全296頁     199-216頁  2020年11月
著書(共著[共]) 『エスニシティと物語り――複眼的文学論』 担当章 「二〇一六年大統領選挙と人種問題――ジョナサン・フランゼンの『フリーダム』における白人表象」  金星堂  松本昇 監修、西垣内磨留美、君塚淳一、中垣恒太郞、馬場聡 編  305-316頁  2019年10月
著書(共著[共]) 『トランスパシフィック・エコクリティシズム――物語る海、響き合う言葉』 担当章 「ジョナサン・フランゼンの『ピューリティ』における核とリアリズム」  彩流社  伊藤 詔子、一谷 智子、松永 京子 編著  275-291頁  2019年09月
著書(共著[共]) 『ソール・ベローともう一人の作家』 担当章 「ソール・ベローとジョナサン・フランゼン――『ピューリティ』における反知性主義と共同体」  彩流社  日本ソール・ベロー協会 編   125-145頁  2019年08月
その他(コラム[単]) Academy Aperture 2025とクロエ・ジャオ監督『ノマドランド』  Lingua No. 18 愛知大学語学教育研究室     15-16頁  2021年12月
その他(書評[単]) 「熱々のアメリカ映画を読む――グッチーズ・フリースクール編『USムービー・ホットサンド 二〇一〇年代アメリカ映画ガイド』」  『図書新聞』3449号 武久出版    5頁  2020年05月
学会等発表(シンポジウム[単]) 「ポストモダンの息子たち」担当発表:「Jonathan FranzenのThe Correctionsにおける哀悼と癒し」  日本英文学会 中部支部 第72回支部大会      2020年10月
学会等発表(学会発表[単]) 「Jonathan Franzen の The Corrections における喪の作業」  日本アメリカ文学会 中部支部9月例会      2020年09月
学会等発表(パネル・セッション[単]) Moving Across Borders: Cultural Translation and Transformation in Japanese Popular Culture 担当発表 ""Japanese Rappers Respond with the Keep-It-Real Spirit""  New York Conference on Aisan Studies (State University of New York at New Paltz)      2019年10月
学会等発表(研究発表[単]) “Realism in the Samurai Space”   The Literature Film Association (Portland State University)      2019年09月

教育活動

教育実践上の主な業績 年月(自) 年月(至) 概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
外部講師招聘  2013/06    文科省グローバル人材育成推進事業の一環として、アメリカ、ケンタッキー大学日本研究プログラムディレクター、井上雅道氏を招いた。 
FD研修として日本学術会議シンポジウムに参加  2012/07    学士課程教育における言語・文学分野の参照基準に関するシンポジウムに参加した。大学英語教育の今後の方向性について、資格も含めて知ることができ、学内に報告した。 
ホームページの作成とブログの活用  2011/11  現在に至る  自身の研究とゼミの紹介を兼ねたホームページを作成した。ゼミ生用ブログを開設し、学生が研究成果を公表する機会を作るとともに、文章執筆能力の向上を目指している。また、自身のブログではアメリカ文学・文化を紹介している。TOEICのトレーニング方法についても提案している。http://poptheglobe.com 
アメリカ文学・文化の授業におけるパワーポイントの活用  2011/10  現在に至る  アメリカ文学・文化の授業で、文字のみではつらい学生もいるので、映画はもちろん、写真や絵などを紹介して視覚に訴えることで授業に関心を持ってもらえるよう、パワーポイントに資料を収集して使用している。 
外部講師招聘  2011/05  現在に至る  専門演習の一環として、他のゼミと共同で一般企業から講演者を招いている。自身は、2011年度は、日本経済新聞社、編集局、英文編集部長を招いた。 
映画を用いた英語リスニングとオフィス英語トレーニング  2010/09  2012/03  英語科目に関して、学習意欲を高める観点から、単なるスキル・トレーニングにとどまらない、コンテンツ重視の授業を心掛けており、人気ハリウッド映画を用いてリスニング・トレーニングをおこなってきた。2010年度は、『プラダを着た悪魔』を取り上げて、チャンクを覚えて、就職面接や電話対応などのオフィス英語も学習した。 
授業終了時における対面式の単語・熟語確認テスト  2010/09  現在に至る  授業終了時にその日学習した内容の確認テストをおこなった。これにより学生の学習に対する集中力が高まった。また、単語・熟語テストを、記述式ではなく教員と学生1:1の対面口頭式でおこない、単語の正確な発音の確認と実践的英会話に慣れる準備をおこなった。ゲーム感覚で取り組むことで、英語の苦手意識も克服しようとした。 
アジア英語を重視したオフィス英語トレーニング  2010/09  現在に至る  日本企業によるアジア進出を視野に入れ、アジア人が話す英語が録音されたCDを用いてオフィス会話のトレーニングをおこない、国によって異なる労働環境やワーク・スタイルなども検討した。 
英文経済紙を活用した英語トレーニング  2010/04  2010/07  日本経済新聞社の英文経済紙「日経ウィークリー」をとおして、英字新聞の読解能力を高めるとともに、最新の時事・経済ニュースを把握し、就職活動準備とTOEIC対策に役立てた。 
英語文学講読における日本語翻訳本の活用  2009/04  現在に至る  外国文学の講読では、原文を愉しむことが第一であることは言うまでない。だが、優れた日本語訳と原文を一文ずつ突き合わす作業をすれば、読み落とし、読み間違いに気づくことができる。また、予習の段階でここまでの作業をしておけば、授業で訳にかける時間を短縮することができ、内容の議論を深めることができる。したがって、これまで担当した英語文学講読では、日本語訳を積極的に活用するよう指導してきた。 
『柴田元幸ハイブ・リッド』(アルク社)を用いた総合英語トレーニングとしての文学講読  2009/04  2009/07  現在活躍中の有名作家の文学作品について、予習では原文でイメージを広げ、優れた日本語訳で翻訳の勉強をおこない、作者による朗読CDでリスニングおよび発音の練習をさせた。そして授業時に学生に朗読させ正確さを追求した発音の確認をおこない、訳にかける時間を短縮し内容の議論を深めた。 
プレゼンテーションをとおした総合英語トレーニング  2008/04  2009/01  情報収集での読む・聴く、プレゼンテーションおよび質疑応答での書く・話す、と4技能をバランスよくトレーニングするとともに、初年次教育面でのトレーニングも重視した。 
オフィス・アワーの設定  2006/04  現在に至る  週1回のオフィス・アワーを設け、また、それ以外の曜日や時間帯でも予約によって個別の指導をおこなう。 
シラバスの充実  2003/04  現在に至る  授業内容・方法等を詳細に記載したシラバスを作る。 
学生による授業評価アンケートの実施  2003/04  現在に至る  大学における授業評価調査の一環としてアンケート調査を実施。2009年度~2011年度においては、授業評価結果に対する自己評価を公表した。 
2 作成した教科書、教材、参考書
オンライン授業用パワーポイントの作成  2020/04  現在に至る  「映画と人間」「アメリカ文学講読」「Business English」のクラスにおいて音声解説付きパワーポイント教材を作成した。 
「Lingua」第3号所収「ニューヨークのエスプレッソバー」執筆  2013/12    ニューヨークのカフェトレンドを説明しながら、アメリカ文化研究の方法論を紹介するとともに、TEDに言及することで英語トレーニングのツール獲得に役立つ内容となっている。 
語学教材 『英語で現代中国・アジアを多角的に読む――The Nikkei Weeklyを活用したプラクティカル・イングリッシュ・トレーニンング』 共同制作(単独編者)  2011/08  現在に至る  現代中国学部では、専門の中国語に加え、英語力の向上を掲げている。その一環として本学部生用に、リアルタイムの中国・アジアの経済トレンド情報を英語で把握できる教材の制作をおこなっている。毎年制作することにしており、すでにシリーズ1作目は2012年4月に刊行された。Nikkei Weeklyの記事を15本丸ごと使用し、日本語訳と詳細な構文解説をつけるという、従来の英語教材には類を見ない、贅沢な内容を低価格で実現し、一般社会人向け教材としても付加価値の高いテキストである。 
現代中国学部 『入門演習ガイドブック』  単独制作  2011/02  現在に至る  現代中国学部の1年生が、東亜同文書院について理解を深め、大学での勉強方法や本の探し方を知り、レポート・論文の執筆、および、プレゼンテーションができるようになるための方法を提案している。2011年度版、2012年度版を担当したが、基本構成に変更はないものの、一部事例に関しては、最新のものを提供する観点から、毎年加筆・修正をおこなっていく予定である。 
『英字新聞「日経ウィークリー」活用法』共著、大学教育出版  2010/11    2011年度授業の参考書。2011年「日経ウィークリー」定期購読者への贈呈テキスト。 
『英字新聞は英語プレゼンテーション力向上の源泉』アーキテクト社  2010/09    2011年度授業の参考書。初年次教育的側面を重視した内容。 
「日経ウィークリー」を活用した授業のためのハンドアウト  2010/04  2010/07  毎週授業用教材を作成した。 
現代中国学部『入門演習ガイドブック』の改訂  2010/03  2012/03  2011年度用に、単独でハンドブックを作成した。2012年度用に一部、単独で改訂した。 
『トータル・イングリッシュ』共著、大阪大学出版会  2009/03    2009年度授業の教科書。財団法人日本英語検定協会BULATS実用英語セミナー用テキスト。 
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
講演テーマ:アジアの大学のグローバル化と英語留学  2013/10    摂南大学第9回英語教育フォーラムにおいて、世界大学ランキングを意識して留学制度の拡充を加速化させるアジアの大学の現状を踏まえ、標準的な日本の大学生がアジアで英語留学するメリットを紹介し、就職を意識した、外国語を学ぶ楽しさの新たな発見につなげた。 
「語研ニュース」24号  2010/12    タイトル「アジアをつなぐ英語のチカラ――韓国の英語教育熱」 
講演 ""Total English Training through Presentations for Japanese Students""(The 2nd Gyeonggi International Teachers’ Conference in Korea)  2010/10    韓国、京畿道で開催された国際語学教育研究大会で、2008・09年度の教育経験に基づいた、プレゼンテーションをとおした総合英語トレーニング方法について講演した。 
「語研ニュース」23号  2010/07    タイトル「英文経済紙(The Nikkei Weekly)で中国のいまを読む」 
4 その他教育活動上特記すべき事項
英語短期ビジネス英語研修の運営・引率  2016/02    今年度で2度目となる、香港浸会大学でのビジネス英語研修の事前ミーティング、現地引率、事後ミーティングをおこなった。 
英語スピーチコンテンストの準備・運営  2015/11    開催日の決定、参加者の募集、当日の運営、表彰式での総評をおこなった。 
学部の中国現地インターンシップ報告書の編集・執筆指導  2015/10  2016/01  学生の報告書執筆指導ならびに報告書全体の編集作業をおこなった。 
「英語による講義のためのFD研修」に参加  2015/03    英語のみで授業をおこなうための2日間の研修に参加した。英語でのシラバス作成、授業中に使用する基本的フレーズの確認、授業プレゼンによるケーススタディ等の内容であった。 
香港浸会大学でのビジネス英語研修のプログラム立ち上げ、および、研修引率  2014/09  現在に至る  グローバル人材育成推進事業の一環として、香港の名門大学、浸会大学でのビジネス英語研修を立ち上げた。部局間協定、具体的な研修内容の交渉・決定、引率までおこなった。 
海外インターンシップ引率  2014/08    北京にある日系企業へのインターンシップを引率した。関連して2014年6月に北京、2015年3月に上海にある日系企業に挨拶回りをおこなった。 
国際的な学生フォーラムへの学生の引率  2013/10    中国、労働関係学院主催で、2013年10月24日北京で開催された学生フォーラム(テーマは「社会発展と若者の果たすべき役割」)において愛知大学の学生2名が発表をおこなった。その発表の指導と、現地への引率をおこなった。その際、中国他、ロシア、ベラルーシ、ベトナムの大学の学生、教員とも交流をおこなった。 
FD研修として、国際ビジネスコミュニケーション協会主催のセミナー「大学における国際競争力のある人材の育成」に参加  2013/07    基調講演 「シンガポールの大学の国際化戦略と英語教育」、事例発表 韓国「漢陽大学校の国際化と英語教育」、事例発表 日本「立命館大学 生命科学部・薬学部におけるプロジェクト発信型 英語プログラム」を聴講した。アジアの大学のグローバル化と、TOEICのスコアアップへの取り組みについて知ることができた。 
アジアでの短期英語研修制度の設立  2012/10  現在に至る  文科省グローバル人材育成推進事業の一環として、アジアでの短期英語研修制度の設立に向け作業をおこなっている。2013年2月マレーシア、4月フィリピン、5月香港、2014年2月フィリピン、3月マレーシアの大学を訪問し、学部間協定や英語研修プログラムについて交渉した。 
グローバル人材育成推進事業 オンライン語学学習ワーキンググループ委員  2012/10  現在に至る  ワーキングループとして、各学部英語教員、および、現代中国学部中国語教員とともに、全学的なオンライン語学学習環境について議論し、英語2コース、中国語1コースを導入した。 
グローバル人材育成推進事業 留学部会委員  2012/10  現在に至る  アセアン諸国などの大学間交流を推進する活動をおこなっている。 
全学的オンライン語学トレーニングシステムのアップデートおよび活用  2012/10  現在に至る  文科省グローバル人材育成推進事業の一環として、既存のアルクオンライン語学トレーニングシステムに、2013年4月より、新たに3コースを追加し、自身の英語クラスのみならず、全学的な活用を呼びかけた。語学教育研究室のサポートにより、学生による使用状況等の管理をおこなっている。 
高校生向け特別授業 (高大連携プログラム)  2011/07    愛知大学において、高校生向けに、ビジネス英語、および、アメリカ文化に関する講義をおこなった。 
名古屋キャンパスTOEIC世話役  2011/04  2013/03  名古屋キャンパスのTOEIC科目全体の運営をおこなった。特に、11カリキュラムの導入、運営にあたり、ミーティングを開催して、適宜必要な文書を作成した。 
愛知大学、語研英語スピーチコンテスト  2010/11  現在に至る  参加者の原稿添削、準備、運営 
学会誌『中国21』における英語タイトルのチェック  2010/09  現在に至る   
学内の教学に関わる委員会等に所属      嘱託助教(英語)選考委員会、入試関連 
インターンシップ学生への英語指導      TOEIC指導、個別英語相談 

社会貢献等(社会における主な活動)

学外機関役職・
講演・その他の区分
活動の内容、役職名称 機関名称 年月(自) 年月(至)
学外機関役職 本部大会運営委員 日本アメリカ文学会 2018/04 現在に至る