愛知大学記念館(愛知大学東亜同文書院大学記念センター)

展示室ギャラリー

碁盤

本間喜一は昭和30年代に東京商科大学(現一橋大学)の教え子からのお誘いを受けたこと、そして愛知大学の財政を助けたかったことなどから建財株式会社(住宅・不動産の会社で東京ディズニーランド建設にも寄与した)の社長に就任した。その後退職したときに退職金代りにいただいたのがこの碁盤である。囲碁によって本間は常に先を読む訓練をし、その実力は三段で田中耕太郎(同級生であり第2代最高裁判所長官・愛知大学設立許可を与えた時の文部大臣)と同じくらいであった。
ちなみに本間の後任には、高橋政知が建財株式会社社長に就任した。高橋はオリエンタルランド(東京ディズニーランド)元社長で、千葉県浦安沖の漁業権を取得する交渉(この時期、本間が全国海苔貝類漁業協同組合連合会の顧問弁護士をしており、漁民の立場を守り漁業権取得のサポートをしていた)や土地の造成工事、さらにはアメリカ・ウォルトディズニー・カンパニーとの交渉を取り仕切り「東京ディズニーランド」建設・開業に大きな役割を果した人物である。1965(昭和40)年頃。

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