入場無料・事前申し込み不要(どなでもご自由にご参加ください)。
【日時】2008年11月29日(土曜日)午後2時~4時
【場所】愛知大学豊橋校舎研究館第1・2会議室
*豊橋鉄道渥美線「愛知大学前駅」下車すぐ
【講演者】サーラ=スヴェン(Sven Saaler)氏 上智大学教養部准教授
【講演概要】
日本における初期アジア主義の思潮は、どの汎アジア主義団体も、共通して欧米列強に対抗して、なんらかの形で中国との連帯の必要性を説き、東亜同文書院もそのもとで生まれた。だがその思潮は、1920・30年代以降、日本を盟主・指導国にするという、帝国主義的な「大アジア主義」転化していき、同文書院もその影響をうけた。
ドイツ出身で日本においても近現代史を研究された新進気鋭のサーラ氏は、この思潮の決定的な転換点を、欧米にながらく留学し、衆議院議員(1910年立憲国民党、13年以降立憲同志会・憲政会・民政党)となった小寺謙吉の大著、『大亜細亜主義論』(1916年)に求めている。これはこれまで我が国ではみられなかった新見解である。
【お問い合わせ】
愛知大学東亜同文書院大学記念センター/オープン・リサーチ・センター
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