第19回東亜同文書院大学記念基金会授賞式が1月25日(金)、霞山会館霞山の間にて催されました。
この顕彰事業は、東亜同文書院記念基金会によるものであり、その目的は、東亜同文書院およびその経営母体であった東亜同文会にかかわる研究や調査成果、および啓蒙的活動のうち、顕著な実績を認められた個人、団体や組織を顕彰するものです。東亜同文書院記念基金会を構成する滬友会(書院同窓会。2007年解散)、霞山会、愛知大学東亜同文書院大学記念センターからの推薦により同理事会において選出しており、1993年の第1回表彰以来、本年度で第19回目となります。
これまで、書院生の大旅行に関する研究成果や東亜同文会の資料に基づく研究、東亜同文書院や東亜同文会の出版物のデータベース化事業、東亜同文書院生や卒業生による日中交流に関するメディア報道、その他日中交流の活発な活動などの成果に対して顕彰してまいりました。
第19回となる今回は、奨励賞として、有森茂生氏(昭和52年法経学部卒)と保坂治朗氏(元中央大学附属高校教諭)が選ばれました。
【奨励賞授賞者 有森茂生】
東亜同文書院や東亜同文会に関する歴史的資料類を独力で収集し、当記念センターへ寄贈され、当センターの充実に貢献された。
【奨励賞授賞者 保坂治朗】
従来、その存在が幻的であった東京同文書院を研究対象とし、その実像を初めて明らかにした。
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上:有森氏受賞
中:保坂氏受賞
下:全体写真