『華語萃編』(かごすいへん)の講読会が催されました。『華語萃編』は、東亜同文書院で編まれ、使われていた中国語テキストです。これは初期の愛知大学でも使われていました。『中日大辞典』編纂に尽力した今泉潤太郎(愛知大学名誉教授)による指導のもと、前回に続き『華語萃編』の第44課「託租住宅」(家を借りることを依頼する)の後半部分を精読しました。字音一つ一つから、文中の「重念」(強調して発音する個所)などの発話に関する指導のほか、現代では使われなくなり、辞書に記載がないような戦前中国の不動産用語についての解説なども行われました。
文責:石田卓生
写真1枚目:講義の様子
写真2枚目:講義をする今泉
写真3枚目:昭和30年代に愛知大学で使用されていた『華語萃編』
なお、『華語萃編』講読会は定期的に開催されています。
日時:毎月第2木曜日午後1時半から60分ほど(次回は7月13日となります)
場所:愛知大学記念館愛知大学東亜同文書院大学記念センター講義室
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