カナダ・レジャイナ大学(University of Regina)のポール=シンクレア(Paul Sinclair)准教授が、東亜同文書院で行われていたビジネス教育についての研究調査のため、午後、センターを訪問されました。
同様の方面で資料整理に従事している石田卓生研究員が応対し、その後、藤田佳久(愛知大学名誉教授、元センター長)も交えて教育機関としての東亜同文書院の実態追求について持論を開陳し合いました。
シンクレア氏は、東亜同文書院が自校で中国語について会話や文章語のテキストを多数作成し、さらに改訂などによって絶えず改良していたことを評価しつつ、そうした教育活動の実態が欧米の学界ではほとんど紹介されていない現状について問題意識を抱いており、今後の研究活動での協調の必要性を説かれました。