「東亜同文書院・東亜同文会雑誌記事データベース」に『東亜週報』を追加しました

『東亜週報』は、東亜同文書院を運営する東亜同文会が1937年に創刊した週刊新聞です。本紙について、東亜同文会は次のように告知しています。
『東亜週報』の発刊
本会に於ては這般世の待望を担うて「東亜週報」を発刊することゝなつた。蓋し「本紙は東亜に関する内外の文献、資料、情報を広く渉猟蒐集し之を整理分類し、移り行く東亜の大勢を一眸直ちに鳥瞰し得るインデックスたらしめ」(第一号、近衛公「発刊に際して」)「時務多忙なる現代人に対して、是等広汎なる支那知識の最も公正簡潔なる要点のみを摂取するの機会を与ふること」(第二号岡部子「問題の解決の鍵」)を其眼目とする。而して此種の週刊紙は未だ曾て何人も企及し得ざりし所であつたが、本会は茲に鑑みる所あり断乎万難を排し之を敢行、既に第四号(四月二十三日発刊)まで刊行した。広く江湖の購読を切望して已まない。(菊二倍四頁、上紙質(ママ)、定価一部五銭、見本郵券八銭)(『支那』第28巻5号、東亜同文会、1937年5月)
本会に於ては這般世の待望を担うて「東亜週報」を発刊することゝなつた。蓋し「本紙は東亜に関する内外の文献、資料、情報を広く渉猟蒐集し之を整理分類し、移り行く東亜の大勢を一眸直ちに鳥瞰し得るインデックスたらしめ」(第一号、近衛公「発刊に際して」)「時務多忙なる現代人に対して、是等広汎なる支那知識の最も公正簡潔なる要点のみを摂取するの機会を与ふること」(第二号岡部子「問題の解決の鍵」)を其眼目とする。而して此種の週刊紙は未だ曾て何人も企及し得ざりし所であつたが、本会は茲に鑑みる所あり断乎万難を排し之を敢行、既に第四号(四月二十三日発刊)まで刊行した。広く江湖の購読を切望して已まない。(菊二倍四頁、上紙質(ママ)、定価一部五銭、見本郵券八銭)(『支那』第28巻5号、東亜同文会、1937年5月)
東亜同文会会長近衛文麿が内閣総理大臣を担い、また日中戦争が激化していた時期に週刊で発行されていた本紙は、当時の状況を理解する上できわめて重要な資料です。
第3号の本文は石田卓生「東亜同文会『東亜週報』第3号」(『中国東北文化研究の広場:「満洲国」文学研究会論集』第3号、2012年8月)によって復刻されています。
文責:石田卓生
写真:『東亜週報』第195号表紙
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愛知大学東亜同文書院大学記念センター
〒441-8522 愛知県豊橋市町畑町1−1
Tel: (0532) 47-4139
Fax: (0532) 47-4196
E-mail: toa@ml.aichi-u.ac.jp
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