愛知大学記念館(愛知大学東亜同文書院大学記念センター)

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【書籍刊行】愛知大学東亜同文書院大学記念センター叢書『北京官話旅行用語』-翻字と解題-が刊行されました

 本書は、化学研究費助成基盤研究(C)(22K12552)「東亜同文書院「大旅行」後期の実態:『大旅行誌』デジタルアーカイブの作成と内容分析」(2022-2026年)と愛知大学東亜同文書院大学記念センタープロジェクト「書院の語学教育に関する研究と書誌調査」(2024-2026年度)による成果の一部である。


 『北京官話旅行用語』は、1925(大正14)年に東亜同文書院から出版された、官話教科書であり、官話は、近世、近代の中国で、官界や上流社会で広範囲に通用した標準語、公用語としての言語である。


 「本書は専ら東亜同文書院の学生の修学旅行(「大調査旅行」のこと)の参考に供するもので、旅行における応用的なことばを収集していることから、旅行用語と名付ける」と冒頭で述べられているように、書院生が上述のフィールドワークとしての「大調査旅行」において円滑にコミュニケーションを行うことを可能にするため編まれたものである。


 中国各地をフィールドワークする際のコミュニケーションツールの学習用に編まれたテキストであることから、そこに記された内容、言語は当時の中国語の官話の特徴を明らかにするうえで非常に有用な資料である。


 本書では、『北京官話旅行用語』の全文を会話文ごとに整理した横書きの翻字を合わせて掲載することで、資料としての利便性を追求した。