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(2024年4月1日 現在)

ツカモト ヤスアキ
塚本 恭章   助教

(2011年4月1日就任)
経済学部   経済学科

専門分野/研究テーマとその内容

経済理論・思想史、経済学方法論、政治(社会)経済学、比較経済システム論

過去5年間に発表した著書・学術論文・学会報告

著書・論文・
その他の区分
著書・論文等の名称 発行所・発表雑誌・学会等の名称 著発行・発表年月 査読
著書(著書[単]) 経済学の冒険――ブックレビュー&ガイド100  読書人    656頁  2023年09月
学術論文(読書ノート[単]) 資本主義と経済思想の多面的理解を促すために―根井雅弘著『16歳からの経済学』をめぐる散策―  『経営総合科学』(愛知大学経営総合科学研究所) 第116号    149-162頁  2022年02月
学術論文(論説[単]) 岩井克人著『経済学の宇宙』を読み直す―格闘し続ける世界的経済学者の物語―  『経済論集』(愛知大学経済学会) 第216号    1-38頁  2021年08月
学術論文(論説[単]) 岐路に立つ日本社会と大学教育―学問の危機と経済学  『経済論集』(愛知大学経済学会)第214・215号合併号    71-93頁  2021年03月
その他(論説[単]) 伊藤誠『『資本論』と現代世界』を読む―マルクス理論家の〈追憶〉に思いを馳せて―  『科学的社会主義』(社会主義協会)2024年5月号    77-87頁  2024年05月
その他(論説[単]) 岩井「経済学の宇宙」に惹かれて―思考し続ける経済学者の姿  週刊読書人、2024年3月29日、第3533号8面      2024年03月
その他(論説[単]) 『経済学の冒険』のダイナミズム――何を語り、どこを目指すか  『経営総合科学:神頭広好所長退職記念号』、愛知大学経営総合科学研究所、第120号    402-430頁  2024年03月
その他(論説[単]) 欲望の貨幣論と人間論が突きつけるもの―「経済学史」は何を語り直すべきか―  『経営総合科学―神頭広好所長退職記念号』、愛知大学経営総合科学研究所、第120号    343-368頁  2024年03月
その他(論説(吉川洋先生との共著対談)[単]) 「経済学学」に陥った現代経済学の隘路、経済学は再生できるか  『経営総合科学:神頭広好所長退職記念号』、愛知大学経営総合科学研究所、第120号    369-400頁  2024年03月
その他(書評[単]) 伊藤誠『『資本論』と現代世界――マルクス理論家の追憶から』 青土社、2023年9月 「マルクス理論家の〈追憶〉を引き継ぐために―経済学の〈危機〉と〈再生〉を問い直す」  週刊読書人、2024年1月26日、第3524号4面      2024年01月
その他(回顧・動向「経済学」[単]) 「記録」と「記憶」から経済学史を紡ぐ―経済学を学ぶ若い世代へのメッセージ  週刊読書人、年末回顧総特集号 2023年12月22日、第3520号8面      2023年12月
その他(特別対談[共]) 「『経済学の冒険 ブックレビュー&ガイド100』(読書人)刊行を機に」「資本主義⁄経済学は何処へ向かうのか」(水野和夫・塚本恭章対談)「『経済学学』ではなく『経済学』を――吉川洋氏に聞く――」(吉川洋・塚本恭章対談)  週刊読書人、2023年11月24日、第3516号1・2面      2023年11月
その他(書評[単]) 伊藤誠『『資本論』と現代世界―マルクス理論家の追憶から』 青土社、2023年9月「マルクス経済学の理論家による記憶と記録」  『情況』情況出版、2023年11月、第六期一巻第四号    279-281頁  2023年11月
その他(書評[単]) 西孝『今を考えるための経済学史――適切ならざる政府?』 日本実業出版社、2023年3月 「経済学史をいま〈復権〉させるために―時代における〈自由放任主義〉の支配と転回」  週刊読書人、2023年8月25日、第3503号3面      2023年08月
その他(書評[単]) 岩井克人『マンガ 会社はこれからどうなるのか』平凡社、2023年3月 「『会社はこれからどうなるのか』はどうなるのか」  『情況』情況出版、2023年8月、第六期一巻第三号    271-3頁  2023年08月
その他(書評[単]) 佐々木実『今を生きる思想 宇沢弘文 新たなる資本主義の道を求めて』(講談社現代新書) 「宇沢思想の知的遺産,現代にどう生かすか――経済学と資本主義の混迷のその先へ」  週刊読書人 2023年3月17日, 第3481号 3面      2023年03月
その他(回顧・動向[単]) 回顧・動向「経済学」(2022年)「資本主義と経済学の未来のために―「経済学的思考」批判の現代的意義」   週刊読書人, 年末回顧総特集号 2022年12月23日, 第3470号 8面      2022年12月
その他(書評[単]) 根井雅弘『続 ものがたり経済学入門』(中央経済社, 2021年11月)「経済学を学ぶ〈楽しさ〉を快活に伝える―理論モデルにとどまらない時代・思想史の妙味」  週刊読書人, 2022年3月25日, 第3433号 3面      2022年03月
その他(書評[単]) 丸山俊一+NHK「欲望の資本主義」制作班 『欲望の資本主義5―格差拡大 社会の深部に亀裂が走る時』(東洋経済新報社, 2021年9月) 「資本主義という〈懐の深さ〉をどう炙り出すか―分断を乗りこえたその先にある人間と社会」  週刊読書人, 2022年1月28日, 第3425号 6面      2022年01月
その他(書評[単]) 日本経済新聞社編『逆境の資本主義―格差, 気候変動, そしてコロナ・・・・・・』(日経BP・日本経済新聞出版社本部, 2021年6月)「逆境のその先にある新たな資本主義へ―変容と再編の〈背後〉にある論理と思想」  週刊読書人, 2021年12月10日, 第3419号 4面      2021年12月
その他(回顧・動向[単]) 回顧・動向「経済学」(2021年)「貨幣・資本主義・人間の未来―経済学史から浮かびあがる課題と展望」   週刊読書人, 年末回顧総特集号 2021年12月17日, 第3420号 8面      2021年12月
その他(書評[単]) 西部忠『脱国家通貨の時代』(秀和システム, 2021年1月)「貨幣の〈多様化〉がもたらす新たな胎動―グローバル自由投資資本主義のその先へ」  週刊読書人, 2021年10月15日, 第3411号 3面      2021年10月
その他(書評[単]) ジモン・グラフ『ロジャー・フェデラー:なぜ頂点に君臨し続けられるのか』(KADOKAWA 2021年1月) 「テニスを愛し続ける気高きレジェンド-その人柄・魅力・風格の〈多面的世界〉を活写」  週刊読書人,2021年4月23日,第3387号 7面      2021年04月
その他(書評[単]) 池上彰・的場昭弘『いまこそ「社会主義」―混迷する世界を読み解く補助線』(朝日新書,2020年12月) 「先鋭化する新自由主義と資本主義の限界―オルタナティブとしての〈社会主義〉の潜勢力を問う」  週刊読書人,2021年3月12日,第3381号 4面      2021年03月
その他(回顧・動向[単]) 「経済学」(2020年) 「新自由主義と資本主義をゆさぶる地殻変動―混迷と不透明さが加速する〈岐路〉の時代」  週刊読書人 年末回顧総特集号,2020年12月18日,第3370号    10面  2020年12月
その他(書評[単]) 丸山俊一+NHK「欲望の資本主義」制作班『欲望の資本主義4―スティグリッツ×ファーガソン 不確実性への挑戦』(東洋経済新報社,2020年11月) 「資本主義と世界経済のレジリエンス―人類がコロナ禍の時代を突き抜けるために」  週刊読書人,2020年12月11日,第3369号 4面      2020年12月
その他(書評[単]) 鍋島直樹『現代の政治経済学―マルクスとケインズの総合』 (ナカニシヤ出版,2020年2月) 「政治経済学の特質と意義の系統的概説―主流派経済学との〈差異化〉を念頭に」  週刊読書人,2020年8月21日,第3353号 3面      2020年08月
その他(書評[単]) 伊藤誠『マルクスの思想と理論』(青土社,2020年1月) 「マルクスの思想と理論,その広さと深さ―人類は危機をのりこえ,歴史の未来を切り拓けるか」  週刊読書人,2020年7月17日,第3348号 3面      2020年07月
その他(書評[単]) 岩井克人+丸山俊一+NHK「欲望の資本主義」制作班 『岩井克人「欲望の貨幣論」を語る』(東洋経済新報社,2020年3月)「貨幣をめぐる経済思想史を凝縮―〈欲望の資本主義〉に先立つ〈欲望の貨幣論〉」  週刊読書人,2020年5月22日,第3340号 3面      2020年05月
その他(読後感(書評)[単]) 伊藤誠『マルクスの思想と理論』(青土社,2020年1月)「マルクスの思想と理論を現代にどう活かすか」  『情況』(情況出版株式会社)    87頁  2020年04月
その他(書評[単]) 岡本哲史・小池洋一編『経済学のパラレルワールド―入門・異端派総合アプローチ』(新書館,2019年11月)「異端派学説の〈多元的世界〉への熱き誘い―入門水準にとどまらない最先端の研究成果」  週刊読書人,2020年4月10日,第3335号 4面      2020年04月
その他(書評[単]) ポール・クルーグマン他『未完の資本主義―テクノロジーが変える経済の形と未来』(PHP新書,2019年9月)「問われ続ける〈資本主義〉の未来―多様なヴィジョンをどう汲み取るか」  週刊読書人,2020年2月14日,第3327号 4面      2020年02月
その他(回顧・動向[単]) 「経済学」(2019)「日本経済の葛藤,資本主義の黄昏―新たな時代を生き抜く〈地図〉を求めて」  週刊読書人,年末回顧総特集号2019年12月20日,第3320号10面      2019年12月
その他(書評[単]) 岩井克人他『資本主義と倫理―分断社会をこえて』(東洋経済新報社,2019年3月)「〈倫理〉の復権から資本主義の未来へ―学際的に掴む新たな社会ヴィジョン」  週刊読書人,2019年10月18日,第3311号 4面      2019年10月
その他(書評[単]) 丸山俊一『14歳からの資本主義―君たちが大人になるころの未来を変えるために』(大和書房,2019年2月)「欲望の資本主義をめぐる多面的問題群―偉人たちの洞察を活かして―  『経営総合科学』(愛知大学経営総合科学研究所)第111号    101-104頁  2019年09月
その他(書評[単]) 「いま読んでおきたい経済・経済学の本55冊」  『情況』(情況出版株式会社)    104-134頁  2019年07月
その他(書評[単]) 丸山俊一『14歳からの資本主義―君たちが大人になるころの未来を変えるために』(大和書房,2019年2月)「これからの資本主義をどう俯瞰するか」,佐々木実『資本主義と闘った男―宇沢弘文と経済学の世界』(講談社,2019年3月)「世界的経済学者の鮮烈なる知的ドラマ」  週刊読書人,2019年7月12日,第3297号 4面      2019年07月
その他(書評[単]) ジャコモ・コルネオ『よりよき世界へ―資本主義に代わりうる経済システムをめぐる旅』(水野忠尚他訳,岩波書店,2018年11月)「資本主義をどうのりこえうるか―多元的‹代替›案の綿密な検証」  『経済セミナー』(日本評論社)2019年6・7月号    124頁  2019年05月
その他(書評[単]) 伊藤誠『入門 資本主義経済』(平凡社新書,2018年2月)「資本主義経済の多面的特質を概説」  『情況』 2019年春号 (情況出版株式会社)    178-179頁  2019年04月

教育活動

教育実践上の主な業績 年月(自) 年月(至) 概要
1 教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
授業評価アンケートの実施  2023/04  2024/03  2023年度「経済学史Ⅰ」「経済学史Ⅱ」 
授業評価アンケートの実施(2022年度秋学期「経済学史Ⅱ」のみ)  2022/09  2023/01  2022年度秋学期「経済学史Ⅱ」のみ 
授業評価アンケートの実施  2019/04  2020/03  2019年度春学期は,担当科目5科目のうち主担当他計2科目(経済学史Ⅰと経済学入門)で実施し,コメントも記載。秋学期は担当科目4科目のうち演習系科目(専門演習Ⅱ)1科目で実施し,コメントも記載。各授業名と「総合評価」は以下の通り。「経済学史Ⅰ」(4.27),「経済学入門」(4.59),「専門演習Ⅱ」(5.0)。2019年度も一年間を通じ,授業評価アンケートを実施した科目において相対的に高い総合評価を得ることができた。 
外部臨時講師招聘「経済学史Ⅱ」  2018/11    主担当講義科目「経済学史Ⅱ」において,伊藤誠氏(東京大学名誉教授,日本学士院会員)を招聘し,「マルクスの経済学と資本主義―資本主義の限界をこえるオルタナティブの可能性」について講義していただいた。履修者の9割近い180人程度の学生が受講し,リアクションペーパーでは当該講義に大変関心をもった学生が多いことがうかがえた。2018年はマルクス生誕200年の記念碑的な年でもあり,マルクス経済学の理論家として世界的に知られる伊藤誠先生を招聘できたことは本学にとって大きな意義があったといえよう。 
授業評価アンケートの実施  2018/04  2019/03  2018年度春学期は,担当科目5科目のうち主担当他計2科目(経済学史Ⅰと経済学入門)で実施し,コメントも記載。秋学期は担当科目5科目のうち主担当科目1科目で実施し,コメントも記載。各授業名と「総合評価」は以下の通り。「経済学史Ⅰ」(4.52),「経済学入門」(4.56),「経済学史Ⅱ」(4.46)。2018年度も一年間を通じ,授業評価アンケートを実施した科目において相対的に高い総合評価を得ることができた。 
外部臨時講師招聘「市場経済とくらし」  2017/04  2017/07  中井大介氏(近畿大学経済学部准教授)を招聘し、「経済と倫理」というテーマで講義していただいた。経済学のいわば規範的問題との関連においても「倫理」という観点はとりわけ重要であり、人びとのくらしのあり方や「豊かさ」・「厚生」を考える場合にも欠かせない。GDPという指標でくらしの「豊かさ」を本当に把握しえるのか、現代的にみても興味深いテーマだ。講義には360人近い学生が参加し、熱心に講義に聞き入っていた。講義後には質問もあり、理解を深めることができた。 
授業評価アンケートの実施  2017/04  2018/03  2017年度春学期は、担当科目4科目のうち主担当の1科目(経済学史Ⅰ)で実施し、コメントも記載。秋学期は担当科目5科目のうち主担当科目1科目と演習系科目の2科目で実施し、コメントも記載。各授業名と「総合評価」は以下の通り。「経済学史Ⅰ」(4.43)、「経済学史Ⅱ」(4.51)、「専門演習Ⅰ」(4.95)。2017年度も一年間を通じ、授業評価アンケートを実施した科目において相対的に高い総合評価を得ることができた。 
外部臨時講師招聘「専門演習Ⅰ」  2017/04  2017/11  本演習科目において、「週刊読書人」編集長の明石健五氏を招聘し、「今を生き延びるための読書」というテーマで、専門演習で学んでいる大学生向けに「読書の効用」、「読書の意義」そして「文章のまとめ方」などの多角的な観点から講義をしていただいた。講義時間は45分程度として、その後、学生との質疑応答がおこなわれた。全体を通じて主体的な授業形態となった。 
外部臨時講師招聘「経済学史Ⅰ」  2017/04  2017/07  主担当講義科目「経済学史」において、鍋島直樹氏(名古屋大学大学院経済学研究科教授)を招聘し、「ケインズの社会哲学」について講義していただいた。履修者の9割近い200人以上の学生が受講し、リアクションペーパーでは当該講義に大変関心をもった学生が多いことがうかがえた。 
外部臨時講師招聘「市場経済とくらし」  2016/07    2016年7月1日、5学部4学年履修可能な当該共通教育科目にて,森岡孝二氏(関西大学名誉教授)を招聘し,「日本の働き方はこれでよいのか―『雇用身分社会』(岩波新書)を著して―」というテーマで講義していただいた。履修者の9割以上となる270人程度の学生が出席し,大変充実した特別講義となった。 
外部臨時講師招聘「学習法」(1年次導入科目)  2016/06    2016年6月15日、本演習科目において,「週刊読書人」編集長の明石健五氏を招聘し,初年次の大学生向けに「読書の効用」「読書の意義」そして「文章のまとめ方」などについて講義をしていただいた。事前に学生に質問事項をアンケートし,当日はすべての質問にリプライしていただいた。新たな質問を寄せる学生もおり,全体を通じて主体的な授業形態となった。 
授業評価アンケートの実施  2016/04  2017/03  2016年度春学期は,担当科目5科目のうち4科目で実施し,コメントも記載。秋学期は主担当科目1科目で実施し,コメントも記載。各授業名と総合評価は以下の通り。「経済学史Ⅰ」(4.54),「経済英語Ⅰ」(4.72),「学習法」(4.94),「市場経済とくらし」(4.74),「経済学史Ⅱ」(4.52)。2016年度は一年間を通じて,アンケートを実施したすべての科目において,総合評価4.5以上の高い評価を得ることができた。 
外部臨時講師招聘「市場経済とくらし」  2015/07    「市場経済とくらし」(共通教育科目)5学部4学年履修可能な共通教育科目にて,北海道大学大学院経済学研究科教授の西部忠氏を招聘し,「貨幣という謎」というテーマで講義していただいた。履修者の9割以上となる270人程度の学生が出席し,質疑応答もおこない大変充実した特別講義となった。 
授業評価アンケートの実施  2015/04  2016/03  2015年度春学期は,担当科目5つのすべてで実施し,コメントも記載。秋学期は主担当科目とあわせ2科目で実施。科目名と総合評価は以下の通り。「経済学史Ⅰ」(4.28),「社会思想史Ⅰ」(4.45),「経済英語Ⅰ(火・3)」(4.64),「経済英語Ⅰ(火・4)」(4.77),共通教育科目「市場経済とくらし」(4.64),「経済学史Ⅱ」(4.47),「経済英語Ⅱ」(4.65)。引き続き2015年度も一年間を通じて,担当の全科目において総じて相対的に高い評価を得ることができた。 
外部臨時講師招聘「基礎演習」  2014/11    経済学部2年次必須科目「基礎演習」にて、週刊読書人編集長(明石健五氏)を招聘し、20年に及ぶ編集者経験をもとに「実践的読書術」などの特別講義をおこなった。授業評価アンケートになる本講義の評価値は4.58。すべての学生から肯定的評価を得た。 
シラバスの充実化  2014/04  現在に至る  例年通り、シラバス記載内容をよりわかりやすくし、学生の講義への興味関心の向上を図るように意図している。参考文献の指示や履修者への要望なども明確化している 
授業評価アンケートの実施  2014/04  2015/03  2014年度も春学期・秋学期で計7つの授業評価アンケートを実施した。春学期「経済学史Ⅰ」「時事英語」「経済英語」授業の総合評価は、各「4.51」「4.59」「4.73」といずれも相対的に高い評価を得た。秋学期「経済学史Ⅱ」「基礎演習」「経済英語(火曜2時限)「経済英語(金曜3時)」授業の総合評価は、各「4.16」「4.68」「4.75」「4.30」と春学期同様の高い評価を得た。回答率はほとんどの授業評価で9割を越える回答率となり、多くの履修者学生の反応を反映した数字となっている。 
臨時試験等「講評」の作成  2014/04  現在に至る  演習系科目を除く担当講義科目において、臨時試験等についての詳細な「講評」を作成し,履修者がライブキャンパスで閲覧可能としている。このことにより、学生自身の主体的な事後学習をより促す効果をもつ。 
シラバスの充実化  2013/04  2014/03  例年通り、シラバス記載内容をよりわかりやすくし、学生の講義への興味関心度の向上を図るよう意図している。 
授業評価アンケートの実施  2013/04  2014/03  2013年度も春学期・秋学期で計5つの講義(経済学史、外国書講読)で授業アンケートを実施した。春学期「経済学史Ⅰ」の総合評価は「01」クラスが「4.5」、「02」クラスが「4.7」と例年通り高い評価を得た。秋学期「経済学史Ⅱ」の総合評価は「02」クラスが「4.6」。「外国書講読」の総合評価は、春学期「4.3」、秋学期「4.8」とこちらも高い評価を得た。 
授業評価アンケートの実施  2012/04  2013/03  2012年度も計5つの主担当講義(経済学史)で授業アンケートを実施。それに対する詳細なリプライも行った。春学期は「経済学史01・02・03」(各講義の総合評価は4.3、4.4、4.7)。秋学期は「経済学史02・03」(各講義の総合評価は4.5、4.8)。どの時限の講義も高評価を維持。連続開講という点もあり、年間で「経済学史Ⅰ・Ⅱ」履修者は1000人超。アンケート回答率も9割近くに迫り、より多くの学生の声を集計できた。 
講義内確認テストの実施  2011/04  現在に至る  講義内の確認テストの実施による学生の講義理解度の点検・促進(2011年春学期「経済学史」につき採点後、答案用紙を学生に返却)。確認テスト後は、解答例を配布して「復習講義」を必ず行った。 
興味・関心度向上への配慮  2011/04  現在に至る  担当教員が赴任後から定期的に公表している一般誌や学術誌への書評を配布し、教員自身の構成力・文章力を学生に示し、講義内レポートないしは臨時試験などの論述問題での参考となるよう推奨している。講義内容の理解度を高める効果もある。 
シラバスの充実化  2011/04  現在に至る  講義内容をできるだけ丁寧かつ明快な表現で提示し、あわせて講義上の注意事項や担当教員による助言にも工夫した。 
授業評価アンケートの実施  2011/04  2012/03  アンケートの実施ならびに結果に対する詳細なリプライ(春学期は主担当科目「経済学史」、秋学期は主担当科目含むすべての科目で実施)。いずれも相対的に高い総合評価を得た(春学期「経済学史4.8」.同科目秋学期は4.7.「研究法4.5」、「外国書講読4.8」、「専門演習Ⅰ5.0」)。またアンケート回答率は8割超。これは毎回の講義出席率に対応。 
2 作成した教科書、教材、参考書
塚本恭章『経済学の冒険――ブックレビュー&ガイド100』読書人  2023/09     
3 教育方法・教育実践に関する発表、講演等
図書館会報『韋編47』特別寄稿  2020/11    第一弾「卒業研究と本とわたし」と第二弾「書評と本とわたし」に続き,第三弾は「ゼミと本とわたし―輪読と卒論からみえる世界」というテーマで寄稿した。経済学部3年次生でゼミ生の北川涼奈さん(ゼミ生)とともに,岩井克人先生(東京大学名誉教授,日本学士院会員)からも大変貴重な一文を寄せていただいた。これら3つの会報で取り上げた各テーマ(卒論,書評,ゼミ)をつうじて,大学での学問・学術的活動の全体を俯瞰することができるだろう。 
「専門演習Ⅱ」での学外成果授業  2019/12    2019年12月7日:名古屋大学の鍋島直樹ゼミとの合同卒論検討会を名大にて実施。本学の塚本ゼミからは5人が参加し,うち4人が卒論の最終段階に近い報告をおこない,半日かけての意見交換と議論が展開された。本学ゼミ生にとって,他大学教員からのコメント及び質疑応答は大変有益だった。卒論検討会後は懇親会も実施。次年度も名古屋大学にて実施予定である。 
図書館会報『韋編46』特別寄稿  2019/11    前号の「卒業研究と本とわたし」に続き,第二弾「書評と本とわたし」は,経済学部4年次生の坪島阿紀さんとの合作コラボ作品となった。坪島さんは,書評専門誌「週刊読書人」における,全国の大学生が集う「書評キャンパス」での本学経済学部生最初の寄稿者。教員のわたしと書評経験者の学生とのコラボ作品は,今後の愛大生の読書喚起を促す教育的・啓蒙的意義をもつ。 
「専門演習Ⅰ」と「基礎演習」での外部臨時講師招聘  2019/11    2019年11月19日:「週刊読書人」編集長の明石健五氏による特別講義。3年次「専門演習Ⅰ」(3時限)と2年次「基礎演習」(4時限)の2つの演習系科目にて実施。20年以上に及ぶ編集者としての経験をふまえ,これからの時代を生き抜くための「本を読むこと意義」や「書くことの重要さ」など,多面的内容をもつ講義をしていただいた。とくに2年次演習では,各自の印象に残った本を持参してもらい,演習参加者の知的関心を拡げることができた。 
「専門演習Ⅰ」での学外成果授業  2019/10    2019年10月26日:近畿大学(中井大介ゼミ)との合同インカレ(塚本ゼミ20人,中井ゼミ25人,教員2人の計47人)を,近畿大学東大阪キャンパスにて実施した。本学は,1)資本主義,2)アベノミクス,3)人口減少社会,4)日本型雇用のゆくえ,についてプレゼンした。半日かつてのプレゼンとディベート,および親睦会もあわせて実施。昨年に続いての他大学との知的交流は双方にとって有意義だった。今後もこうした交流を継続していく。 
「専門演習Ⅱ」での学外成果授業  2018/12    2018年12月8日:名古屋大学(鍋島直樹ゼミ)との合同卒論検討会を名大にて実施。名古屋大学3人,本学7人の学生が参加。名大3人,本学4人が卒論の最終段階に近い報告をおこない,意見交換と議論をおこなった。検討会後は懇親会を実施。名大生との検討会は貴重な経験となった。 
「専門演習Ⅰ」での学外成果授業  2018/11    2018年11月10日:近畿大学(中井大介ゼミ)との合同インカレ(塚本ゼミ14人,中井ゼミ21人,教員2人の計37人にて,愛知大学ささしまキャンパスにて実施)。4つの共通テーマ(キャッシュレスとお金と幸せ,第4次産業革命,終末医療,働き方の哲学)をめぐる対抗戦。本学の3勝1敗。半日かつてのプレゼンとディベート,および親睦会をおこなった。昨年に続いての他大学との知的交流は双方にとって大変有意義であった。本年2019年度は近畿大学・東大阪キャンパスにて実施予定。 
「専門演習Ⅱ」での学外成果授業  2018/10    2018年10月6日:岐阜大学(新井田智幸ゼミ)との合同卒論検討会を本学にて実施。岐阜大学4人,本学6人の学生が参加。双方の大学4人が卒論テーマの中間報告をおこない,意見交換と議論をおこなった。合同検討会後は懇親会を実施。議論も噛み合い充実した会となった。 
「専門演習Ⅰ」での学外成果授業  2017/10    近畿大学(中井大介ゼミ)との合同インカレ:塚本ゼミ20人、中井ゼミ22人、教員2人の計44人にて、近畿大学・東大阪キャンパスにて実施(2017年10月28日)。2つの共通テーマ(最低賃金、格差の是正)をめぐる対抗戦と自由テーマをめぐる順位決定線。半日かつてプレゼンとディベート、および親睦会をおこなった。他大学との知的な交流は双方にとって大変有意義であった。本年2018年度は愛知大学・名古屋キャンパスにて実施予定。 
「専門演習Ⅰ」での学外成果授業  2017/08    東京霞ヶ関オフィス訪問をふくむ東京遠征合宿(東京証券取引所、夏目所長の就活レク、東京タウンウォッチングなど実施)、2017年8月28日~8月30日 
愛大祭公開講義  2014/11    愛大祭で初めての試み「公開講義」担当者に学生選出で選ばれ、経済学部を代表して講義をおこなった。時間は60分。テーマは「シュンペーターとケインズ:二人の天才経済学者が残した遺産」。なお公開講義は、「経済学部」以外、「経営学部」「法学部」そして「国際コミュニケーション」の合計4学部が公開講義を実施した(各教員一名)。 
4 その他教育活動上特記すべき事項
豊丘高等学校での模擬講義  2023/10    1・2年生を対象に、60分講義を2コマ実施。テーマは「貨幣と革新をめぐる経済思想史――ケインズとシュンペーター」。(2023年10月25日) 
「模擬講義」実施報告  2021/03    (2021年3月16日)愛知県私立桜丘高等学校にて模擬講義を実施した。参加者は当該高校の2年次生26名。「欲望の資本主義のゆくえ―貨幣と市場を問い直す」というテーマで,90分講義した。その後,25分の大学定期試験解説の時間が設定されていた。読書習慣の一環をかねて,担当者の「週刊読書人」書評を配布(これまでの模擬講義でも必ず配布している)。最新の「図書館報」も配布した。高校とは違う「大学」についても適宜説明し,本学と本学経済学部の特色についても言及した。高校生数名との質疑応答もおこなわれ,有意義な時間となった。 
「模擬講義」実施報告  2019/05    愛知県立大府高等学校にて模擬講義を実施。40名程度の生徒が参加し,60分の講義をおこなった。授業テーマは「ケインズとシュンペーター―天才経済学者の遺産」。読書習慣の一環をかねて,担当者の「週刊読書人」書評の現物を配布(これまでの模擬講義でも必ず配布している)。高校とは違う「大学」について説明し,本学と本学経済学部の特色についても言及した。 
「模擬講義」実施報告  2018/10    愛知県立津島東高等学校にて模擬講義を実施。60名程度の生徒が参加し,50分の講義をおこなった。授業テーマは「ケインズとシュンペーター―天才経済学者の遺産」。読書習慣の一環をかねて,担当者の「週刊読書人」書評の現物を配布(これまでの模擬講義でも必ず配布している)。高校と違う「大学」についても幅広く説明し,本学と本学経済学部の特色についても詳しく述べた。授業後には,進路担当教員とも会話し,公立高校の生徒の現状や大学進学意識について知る有意義な機会となった。 
「模擬講義」実施  2017/11    愛知県立岡崎西高等学校にて模擬講義を実施。60名近い生徒が参加し、50分の講義をおこなった。テーマは「市場経済とくらし」と「経済学史」の講義内容を組み合わせた「貨幣とは何か―その生成メカニズム」であった。読書週間の一環をかねて担当者の「週刊読書人」書評の現物を配布(これまでの模擬講義でも配布している)。「大学」についても幅広く説明し、本学と本学経済学部の特色についても詳しく述べた。授業後には、校長と談義し、公立高校の生徒の現状や大学進学意識について知る有意義な機会となった。 
「模擬講義」実施報告  2016/11    2016.11.21、愛知県立知立高等学校にて模擬講義を実施。23名の生徒が参加し,90分の講義をおこなった。テーマは「市場経済とくらし」と「経済学史」の講義内容を組み合わせたものであった。読書習慣の一環をかねて担当者の「週刊読書人」書評の現物を配布(これまでの模擬講義でも必ず配布している)。「大学」について幅広く説明し,本学と本学経済学部の特色についても詳しく述べた。授業後には複数の生徒からの質問があり,公立高校の生徒の現状や大学進学意識について知る大変有意義な機会となった。 
「専門書以外」の書評  2016/03    書評:森村誠一『遠い昨日,近い昔』(バジリコ出版,2015年12月)「時代という名の自伝―尽きることない未知への創作精神」週刊読書人(第3130号6面)概要:「自伝」は当該人物の生涯と思想を知る最良の文献のひとつである。プロの作家の自伝はとくに本の読みかた,文章の書き方など多面的な意味で優れた教材となりうる。本学演習でのテーマとの関連で活かしてゆく。 
「模擬講義」実施報告  2015/11    岐阜県立羽島北高等学校にて模擬講義を実施。24名,21名のクラスで2回行った(各40分~50分)。テーマは「市場経済とくらし」と「経済学史」の講義内容を組み合わせたもので,「われわれはどんな時代に生きているんだろう」という副題を掲げた。読書習慣の一環をかねて担当者の「週刊読書人」書評の現物を配布。「大学」というものについて幅広く説明し,本学と本学経済学部の特色についても述べた。クラス担任,進路担当教諭そして本学校長とも一定時間を割いて率直な意見交換をおこなった。公立高校の生徒の現状や大学進学意識について知 
東邦高校模擬講義  2014/10    愛知県の東邦高校で「イノベーションとシュンペーター」というテーマで40分講義した。参加した生徒は約15名。「読書人」を配布し、高校生の読書意識の向上も強調した。なお高校からは後日、数人の生徒の感想と教諭からのお礼の手紙を頂戴した。 
夏季オープンキャンパス模擬講義  2014/08    名古屋校舎オープンキャンパスにして模擬講義を担当。「金融危機とケインズ」と題するテーマで40分講義した(参加者約80人)。参加者の学術意識を高める狙いもふくめ、本講義ではケインズとシュンペーターについての著書(東大教授・吉川洋氏)への担当教員の書評も配布した。 
「秋季豊橋オープンキャンパス模擬講義」実施  2013/09    豊橋校舎にてオープンキャンパス模擬講義「金融危機とケインズ」を実施。本講義では担当教員の書評などを配布し、生徒への読書啓蒙にも言及した。 
「模擬講義」実施報告  2013/06    三重県暁高等学校にて模擬講義を実施。「イノベーションとシュンペーター」及び「マネーとケインズ」という45分講義を2つ行った。参加生徒数は各15~20名前後。本模擬講義では担当教員の書評などを配布し、生徒への読書啓蒙にも言及した。 
模擬講義(オープンキャンパス・豊橋校舎)  2012/07    豊橋校舎におけるオープンキャンパス40分の模擬講義を行った(出席者は30名弱)。テーマは「経済思想は役に立つ―シュンペーターとケインズ」。講義前に2012年3月30日号の「週刊読書人」を配布し、担当教員の主担当科目についても高校生に説明した。 
出張模擬講義の実施  2011/12    静岡県立浜松湖南高等学校2年生(参加者40名)に対し、60分の模擬講義を実施。テーマは「経済思想は役に立つ―ケインズの貨幣経済論」。本講義の冒頭で、教員の書評(「週刊読書人」掲載)を配布し、経済学という学問(より広くは読書一般)への知的関心を高めるよう配慮した。なお講義後の後日、参加生徒からの詳細な感想文(理解度、関心度、教員への印象など多様な内容)を頂戴した。 
専門演習Ⅰの学外活動  2011/10    名古屋商科大学とのインカレ。愛知大学車道校舎にて、名古屋商科大学の吉井哲ゼミとのインカレ(全4つのプレゼンテーション大会:本学ゼミ生16名、名商大24名、教員2名)を実施。午後1時から6時まで。学生によるプレゼンとそれへの教員評を加え、また各テーマごとに全学生と教員が評価するシステムによって大いに熱気あるイベントとなった。インカレ後は親睦会も行った。 

社会貢献等(社会における主な活動)

学外機関役職・
講演・その他の区分
活動の内容、役職名称 機関名称 年月(自) 年月(至)
学外機関役職 幹事 経済学史学会関西部会 2013/07 2015/07
学外機関役職 教科科目第一委員会委員(政治・経済) 独立行政法人大学入試センター 2012/04 2013/04