1905~1923年の時期。中国の主要地域は勿論、辺境の地まで踏査していることが分かる(藤田佳久「「幻」ではない東亜同文書院と東亜同文書院大学」(愛知大学東亜同文書院大学記念センター編『東亜同文書院大学と愛知大学』六甲出版、1993年)より)。なお、書院生のこの「大旅行」は1905~1942年まで続き、それぞれの卒論となる調査論文と各コースの日記がまとめられた。なお、それらの内容は藤田佳久編『東亜同文書院大調査旅行記録』(不二出版販売)『東亜同文書院生が記録した近代中国の地域像』(ナカニシヤ出版)がある。