愛知大学記念館(愛知大学東亜同文書院大学記念センター)

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6ホール

1階正面階段から2階へ上ると、まず広い空間の中にレトロな照明で明治の建物っぽさを感じさせられます。西側壁面には旧中日劇場で使われていた緞帳のタペストリーが展示されていて、優しい色の桜ピンクによってなんともいえない雰囲気に囲まれます。この緞帳タペストリーは、愛知大学名誉博士であり日本画家平松礼二画伯による「ジャポニズムの旅……モネの池に桜」が中日劇場緞帳として、劇場開設35周年(2001年)を記念して織物に仕立てたもので、中日劇場4代目の緞帳として、開幕前や幕間のひとときに詩情漂う華麗な世界と日本の染色技術の枠を、ご堪能いただいておりました。その一部をタペストリーに仕立てなおし、豊橋キャンパスでは、ここ愛知大学記念館の2階ホールに展示することになったのです。また、白い壁をベースに緑の枠で囲まれた窓をふと見ると、古い建物特有の揺らいで見えるガラスが築120年以上の建物を感じさせる当時のままの造りをそのまま見せています。