2月10日（月）名古屋キャンパス本館（研究棟）20階会議室において梅本吉彦先生（専修大学名誉教授、弁護士）による公開講演会「国内紛争の国際化と国際紛争の国内化」（主催：愛知大学国際問題研究所）が開催されました。当日は、本学の学生、教員と他大学の教員、学生が参加し、活発な議論が行なわれました（司会：法学部 吉垣実教授）。

梅本先生は、仲裁と訴訟の役割分担、取引社会は紛争処理機関に何を求めるか、わが国の裁判所に提起される訴訟に対する裁判所の姿勢、国際的二重起訴、外国判決のわが国における執行等の論点について、裁判例（「鉄人28号」著作権侵害事件、懲罰的損害賠償請求を認容した外国判決の執行）を引用、批判しながら講演されました。最後に、法律を勉強する学生に対してメッセージを送られました。本学の多くの学生が積極的に質問していたことが印象的でした。