愛知大学三遠南信地域連携研究センター > その他 > <12/17(木)>第3回アシタシアサロン 越境的世代交代の未来像 ―地域に新たな価値を生み出す事業承継・愛知と沖縄の比較から― が開催されました。
2020年12月21日
12月17日(木)18時30分より、名古屋校舎グローバルコンベンションホールにて、第3回アシタシアサロンが開催されました。
アシタシアサロンは、私立大学研究ブランディング事業「『越境地域マネジメント研究』を通じて縮減する社会に持続性を生み出す大学」の一環として、ささしまライブに立地する名古屋校舎を拠点として実施する取組みです。
今回は「越境的世代交代の未来像」をテーマに掲げ、前半は、愛知大学経済学部打田委千弘教授より、沖縄県・愛知県における事業承継に関するアンケート調査をもとに基調報告をいただきました。
また、後半には、沖縄県出身で愛知大学卒業生でもある友利博明氏、奥三河地域における事業を承継し、活発に地域活動にも参画している田村太一氏、恩師の地域活動を承継し、新しい事業に発展させている名畑恵氏をパネリストにお迎えし、戸田敏行センター長のコーディネートのもと、地域に新たな価値を生み出す事業承継のあり方について議論しました。
当日は会場・WEB合わせて約220名の方々にご参加いただきました。沖縄からも30名以上の方にご視聴をいただき、今回のテーマに対する関心の高さがうかがえました。このコロナ禍の中、当日ご来場くださいました方々には、マスク着用・受付での手指消毒等ご協力を賜り、心よりお礼申し上げます。
※ 当日の様子をyoutubeにて公開しています。どうぞご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=e6zzfAnE6fw
【当日のスケジュール】
◆開会あいさつ・趣旨説明(18:30~18:35)
愛知大学三遠南信地域連携研究センター長 戸田 敏行
◆基調報告(18:35~19:15)
愛知大学経済学部教授 打田 委千弘
【基調報告テーマ】
地域における事業承継の現状と課題について―沖縄県・愛知県に関するアンケート調査から―
近年、中小企業の経営者年齢の高齢化や後継者不足等によって、事業の廃業を選択する経営者が多く存在する。中小企業数の減少は、地域の雇用維持が難しくなり、ひいては社会基盤の脆弱性を引き起こすと考えられる。沖縄県・愛知県における事業承継に関するアンケート調査をもとに、両地域の共通性や異質性などの分析結果を提示し、今後の両地域の連携のあり方について、後半のディスカッションの話題を提示する。
◆パネルディスカッション(19:15~20:30)
〇パネラー
・税理士法人リモト 代表社員税理士・前沖縄税理士会会長
友利 博明 氏
・株式会社田村組 代表取締役社長・一般社団法人奥三河ビジョンフォーラム 専務理事
田村 太一 氏
・NPO法人まちの縁側育くみ隊 代表理事・錦二丁目エリアマネジメント株式会社 代表取締役
名畑 恵 氏
・愛知大学経済学部 教授 打田 委千弘
〇コーディネーター
愛知大学三遠南信地域連携研究センター長 戸田 敏行
【パネルディスカッションテーマ】
沖縄県出身で愛知大学卒業生でもある友利博明氏、奥三河地域における事業を承継し、活発な地域活動を行っている田村氏、恩師の地域活動を承継し、新しい事業に発展させている名畑氏という、立場の異なるそれぞれの視点から、事業承継の課題とその克服方法について豊富な事例をご紹介いただき、地域に新たな価値を生み出す事業承継のあり方を議論した。事業承継は地域の維持と一体的であり、地域特性を活かすと同時に、イノベーションを引き起こすことの重要性についても意見交換がなされた。
※基調報告およびパネルディスカッションの内容は、後日愛知大学公式Youtubeにて公開予定です。公開されましたらアシタシア公式サイト https://asitasia.aichi-u.ac.jp/にてお知らせいたします。
開会あいさつ:戸田センター長
基調報告:打田教授
パネルディスカッションの様子
コロナ禍に対応して入場者を制限した会場
◆主催:愛知大学三遠南信地域連携研究センター
◆お問合わせ先:広報課 E-mail : asitasia@ml.aichi-u.ac.jp / TEL : 052-937-6762
◆アシタシア公式サイト http://asitasia.aichi-u.ac.jp