2025年1月30日
【全国軽トラ市 復興軽トラ市 パネル展示】第32回三遠南信サミットにて実施しました
1月27日(月)に「第32回三遠南信サミット 2025 in 東三河」が開催され、「地域の強靭化を考える~連携の再確認~」をテーマに3つの分科会、全体会、交流会が行われました。第1分科会では、当センター長である戸田敏行教授がコーディネーターを担当し、「平常時・非常時におけるインフラの活用に向けて」を議題に意見交換がなされました。
三遠南信地域連携研究センターとしては、軽トラ市研究についてのパネル展示を行いました。
全国の軽トラ市に関する取組み・開催状況や、当センターとスズキ(株)による共同研究のひとつである復興軽トラ市などについてをパネルで紹介しました。
また、今年度内容を大きくリニューアルした「2024年度版 三遠南信ロードマップ」では、発行元である三遠南信地域連携ビジョン推進会議(SENA)の構成団体職員の方と共に、地域政策学部の戸田ゼミの学生も制作に参加させてもらいました。様々な立場から意見が交換され、三遠南信の隠れた名所や、新名物と言える「軽トラ市」情報も掲載、よりよいロードマップに仕上がりました。
こちらも、三遠南信サミットのパネル展示の会場で紹介をしていただきました。




2025年1月28日
【スズキ株式会社 元会長 鈴木修さん 偲ぶパネル展示】軽トラ市にて実施しました
1月26日(日)に開催された第159回しんしろ軽トラ市にて、昨年12月25日に94歳で亡くなったスズキの元会長 鈴木修氏を偲ぶパネル展示を行いました。スズキ自販東海新城店前で実施、地域政策学部の戸田ゼミと軽トラ市実行委員会がスズキの了承を得て企画したものです。
修氏は会長兼社長であった頃から、地方に本社がある企業として、地方が元気になるにはどうすればよいか、できることは何でもやるという想いから『軽トラ市』に着目。「軽トラ市は、地方活性化の切り札。地方が元気になれば日本全体も元気になる。」と、全国の軽トラ市に対する支援・応援を行い、普及・発展に尽力してくださいました。
しんしろ軽トラ市や東京で開催されたジャパンモビリティショーで、戸田ゼミのブースへもお越しになり、研究活動をしている学生に「応援します」と力強い励ましの言葉をかけていただき、学生たちも大変勇気付けられました。感謝と親しみを込めて、軽トラ市での修氏との交流の様子をパネルにおさめました。岩手県雫石町や宮崎県川南町の軽トラ市でも展示を予定しています。


2025年1月28日
1月26日(日)第159回しんしろ軽トラ市にて「輪島朝市復興軽トラ市」を実施しました
1月26日(日)新城中央通り商店街で開催された第159回しんしろ軽トラ市にて、地域政策学部の戸田ゼミの学生が軽トラックに輪島朝市の商品を並べ販売する「輪島朝市復興軽トラ市」を実施しました。昨年11月に続いて、2回目の出店となります。
前回同様、計3台の軽トラで展開し、1台目は輪島朝市組合から仕入れた輪島市の特産品(干物・乾物・輪島の塩)の販売、2台目はこれまでも実施していた能登半島地震復興支援特産品の販売、3台目は輪島能登に関する情報提供モニターを設置しました。
天気は良かったものの朝は寒く、出だしはゆっくりでしたが、陽が上がる頃には来場者の方も絶え間なく訪れ、いつもの軽トラ市らしく賑わいのある時間となりました。前回すぐに売り切れてしまった「干物」は数を増やして用意しましたが、やはり今回も一番人気で完売でした。他にも、売れ筋商品の「ホタルイカの素干し」や、前回リクエストの多かった「輪島の海塩」も大変好評でした。
2回目となる輪島朝市復興軽トラ市でしたが、今回も多くの方に輪島朝市や能登の状況を知っていただけたかと思います。また、実際に輪島朝市に行ったことがあるお客様より「懐かしい」「輪島朝市であったこの商品はないの」などというお言葉をいただいたり、「どういう経緯で愛大が輪島朝市をやっているの」と当センターの活動に興味を持っていただくことも出来ました。
次回は2025年3月のしんしろ軽トラ市にて実施を予定しております。ご都合がつく方は、是非お越しください。お待ちしております。
【今後のしんしろ軽トラ市「のんほいルロット」の開催情報はこちらからご確認ください】 →しんしろ軽トラ市「のんほいルロット」ホームページ


(スズキ株式会社×愛知大学三遠南信地域連携研究センター共同研究事業)
2024年12月24日
12月23日(月)奥三河ビジョンフォーラム決算総会基調シンポジウムにて、軽トラ市を起点とした「縮減社会のまちづくり」が開催されました
12月23日(月)新城観光ホテルにて、奥三河ビジョンフォーラム決算総会シンポジウム「縮減社会のまちづくり ~軽トラ市から考える、固定・可動・仮想のベストミックス~」が開催されました。
シンポジウムのスタートとなる基調講演では、「奥三河から縮減社会の地域生活圏モデルを」というタイトルで、当センター長である戸田敏行教授より軽トラ市を活用した地域づくりについてお話しがありました。
その後のパネルディスカッションでは、戸田教授をコーディネーターとして、森一洋氏(新城のんほいルロット ワーキングリーダー)・松本祥弘氏(スズキ株式会社 次世代モビリティサービス事業部 事業企画課課長)・森悠里香氏(愛知大学 地域政策学部 戸田ゼミナール4年生)をパネリストに、シンポジウムテーマである「縮減社会のまちづくり」について具体的な展開を考えていきました。
最後には情報交換会の時間が設けてあり、登壇者と参加者、全員で意見を交えることができ、とても有意義な時間となりました。ご参加いただいた皆様に、改めて御礼申し上げます。

2024年11月26日
11月24日(日)第157回しんしろ軽トラ市にて「輪島朝市復興軽トラ市」を実施しました
11月24日(日)に新城中央通り商店街で第157回しんしろ軽トラ市が開催され、地域政策学部の戸田ゼミの学生が「輪島朝市復興軽トラ市」として、軽トラックに輪島朝市の商品を並べ販売をしました。
スズキ自販東海、愛知ダイハツ、大海自動車より各1台ずつ軽トラックを提供していただき、計3台の軽トラで展開しました。1台目は輪島朝市組合から仕入れた輪島市の特産品の販売、2台目は能登半島地震復興支援特産品の販売、3台目は輪島能登に関する情報提供モニターを設置しました。
輪島朝市の商品を軽トラ市で販売するという初の試みでしたが、用意した商品は午前中に完売し大盛況で終えることができました。復興支援ということで、多くの方に関心を持っていただき、新城市内や近郊に住んでいらっしゃる石川県や輪島市出身の方々も応援したいと、このためにわざわざ足を運んでくださいました。売上は全額、輪島朝市へ寄付を行います。
今回は、干物(サバ・赤魚・イカ)、乾物(あおさ・干しホタルイカ・イワシ焙り焼き・干し海苔)、輪島塗箸というラインナップでしたが、干物が一番人気で、9:30頃には売れ切れてしまいました。来場者の方々からのアンケートを元に、次回以降はより商品を充実させて、今後も輪島朝市の商品販売を継続していく予定です。 (※不定期実施:次回は2025年1月のしんしろ軽トラ市にて実施予定)
【今後のしんしろ軽トラ市「のんほいルロット」の開催情報はこちらからご確認ください】 →しんしろ軽トラ市「のんほいルロット」ホームページ



(スズキ株式会社×愛知大学三遠南信地域連携研究センター共同研究事業)
2024年5月9日
書籍「軽トラ市 K mobile-market まちが活きる可動商店街」を刊行しました。

『軽トラ市 K mobile-market まちが活きる可動商店街』
愛知大学三遠南信地域連携研究センター/監修 戸田敏行/編著 内山志保/著 鈴木伴季/著
近年、人口減少が一段と激しさを増し、余程の大都市を除いては固定の店舗の維持が困難な時代になっています。その反面、デジタル化の進展が著しく、ネット購入やバーチャル店舗が当たり前になってきました。しかし、このままバーチャル(仮想)だけが進んで行った場合、地域の生活空間はどのようになって行くのかが懸念されます。
一方、書籍のタイトルにもある「軽トラ市」は、動く商店街、可動商店街として、ただ物を売るだけではなく、まちに活気をつくり、人と人とを繋いでいくものとして、現在全国各地で開催されています。
本書では、この「軽トラ市」を中心に、これまでの固定のまち、仮想のまちと共に、空間が動くという可動のまちを加えて、固定・可動・仮想の地域ベストミックスなまちづくりや地域づくりを考えていきます。
ページ:205p
刊行年月:2024年4月
出版社:交文社
ISBN:978-4-910678-11-5
定価:2000円+税
◎書籍詳細はこちら>>>「軽トラ市」チラシ
<愛知大学「軽トラ市」:過去の活動は下記よりご覧いただけます>
【インフォメーション】https://edu.aichi-u.ac.jp/san-en/category/seminar
【活動レポート】https://edu.aichi-u.ac.jp/san-en/seminar_category/seminar
【YouTube】https://www.youtube.com/@aidai_sanennanshin
2020年2月19日
<2/15(土)>文部科学省私立大学研究ブランディング事業「軽トラ市の未来を考える 公開シンポジウム」を開催しました
2月15日(土)愛知大学豊橋校舎において、「軽トラ市の未来を考える 公開シンポジウム」を開催しました。
前半は、当センター長戸田敏行より「軽トラ市の特性と将来展開」をテーマに、軽トラ市の定義と全国開催状況、運営状況、将来展開について基調講演がありました。
後半はパネリストとして伊藤二三男氏(スズキ(株) 四輪商品第三部 チーフエンジニア課長)、原川知己氏(三遠南信地域連携ビジョン推進会議 事務局長)、峯岸歓雄氏(一般社団法人全国軽自動車協会連合会 管理部企画課長・広報課長)、森一洋氏(しんしろ軽トラ市のんほいルロット 運営リーダー)をお招きし、「軽自動車の未来と地域連携からみた軽トラ市」をテーマにディスカッションが行われました。
当センターでは、これまでに「軽トラ市」に関する全国調査や個別「軽トラ市」に関する様々な実態調査を蓄積していますが、今後も実態を踏まえ、軽自動車の未来と地域連携の立場から「軽トラ市」の将来を考えていきます。
今回は50名を超える方々にお集まりいただき、ありがとうございました。スタッフ一同お礼申し上げます。

基調講演:軽トラ市の特性と将来展開
愛知大学三遠南信地域連携研究センター長 戸田敏行氏

シンポジウム:軽自動車の未来と地域連携からみた軽トラ市
《パネリスト》
⦿森一洋氏 しんしろ軽トラ市のんほいルロット運営リーダー
⦿峯岸歓雄氏 一般社団法人全国軽自動車協会連合会管理部企画課長・広報課長
⦿伊藤二三男氏 スズキ(株)四輪商品第三部チーフエンジニア課長
⦿原川知己氏 三遠南信地域連携ビジョン推進会議事務局長

軽トラ市の未来を考える 公開シンポジウム 会場の様子
2019年11月27日
<11/4(月・祝)>東京モーターショー2019で、三遠南信地域連携研究センターが研究成果を発表しました

スズキの鈴木修会長を囲む愛知大学学生
11月4日(月・祝)、東京ビックサイト(東京都江東区)で開催された「第46回東京モーターショー2019」(主催:一般社団法人日本自動車工業会)に三遠南信地域連携研究センターが出展し、学生(地域政策学部戸田ゼミ)が軽トラ市に関する研究成果を発表しました。
軽トラ市は2005年に岩手県雫石町にて始まり、今では全国約100ヵ所で開催。雫石町に加え、愛知県新城市、宮崎県川南町が「三大軽トラ市」と呼ばれています。
持続的な地域活性化策の一手法として軽トラを活用した店舗を営業するものであり、移動、設営が容易なため、都市部のみならず中山間地域での展開を可能としている点が特徴です。
東京モーターショーでは軽トラ市全国組織の軽トラ50台が参加し、大学の参加は愛知大学のみとなっています。
三遠南信地域連携研究センターの研究のねらいは、軽トラ市の拡大普及、特に、自動車産業が着目する未来の自動車とまちづくりの接点を軽トラ市に見出すものです。
当日は軽トラ市を応援しているスズキの鈴木修会長が愛知大学のブースを訪れ、学生の説明に耳を傾けてくださいました。
鈴木会長から「応援します」との力強い励ましの言葉をいただき、学生は大いに勇気付けられました。
また、鈴木会長は「軽トラ市は地方創生に役立つ未来の自動車につながる」と発言されました。
研究成果を発表した地域政策学部3年本田さんは「自動車の技術が軽トラ市でどう利用できるか等の質問をいただき、地域にとってどういう利益があるかだけでなく、自動車の側からの視点で考えるきっかけになりました。また、軽トラ市を全く知らない方に向けて説明することで興味を持っていただき、その場での意見交換によって、軽トラ市のポテンシャルを強く感じました。今後ゼミナールを通して軽トラ市の可能性を発信できるように研究を進める意欲がさらに湧きました」と感想を語りました。

ダイハツ工業の伊奈功一アドバイザーとスズキの鈴木修会長に説明する三遠南信地域連携研究センター戸田敏行センター長

全国軽自動車協会連合会の堀井仁会長に説明する学生
【関連記事】
「軽トラ市、シャッター街に1万人集う」(日本経済新聞2019年9月13日朝刊)に、地域政策学部戸田敏行教授のコメントが掲載されました。
※日本経済新聞法務室知的財産権管理センター許諾済み。
2019年1月10日
「三遠南信軽トラ市MAP」を作成しました
当センターでは、三遠南信軽トラ市ネットワーク(新城軽トラ市・磐田軽トラ市・当センター・SENA事務局 関係者)及び、地域政策学部の学生4名(戸田ゼミナール)らとともに、三遠南信地域で開催されている軽トラ市情報を掲載した「三遠南信軽トラ市MAP」を作成しました。
この「三遠南信軽トラ市MAP」は軽トラ市の認知度向上や軽トラ市相互の連携促進を目的に、学生たちが実際に軽トラ市を取材し、写真やイラストを交えながら自分たちが感じた軽トラ市の魅力をまとめたパンフレットです。

三遠南信軽トラ市MAP(表)

三遠南信軽トラ市MAP(裏)
なお「三遠南信軽トラ市MAP」は豊橋市大学連携調査研究費補助金事業の助成を受けて作成いたしました。