2025年9月10日
8月31日(日)「復興輪島朝市×全国軽トラ市 in 輪島」が開催されました
8月31日(日)に、本センターも主催団体となり、石川県輪島市において「復興輪島朝市×全国軽トラ市 in 輪島」を開催しました。
輪島市朝市組合と全国の軽トラ市が協力した初となる今回のイベントは、輪島港に位置する「輪島市マリンタウン」で開かれ、朝市からは36店、軽トラ市からは17台の軽トラック・キッチンカーが出店しました。
これまで「朝市通り」で開催されてきた輪島朝市ですが、今回はマリンタウンの大屋根の下の広場に露店を広げ、通りには全国から集まった軽トラックやキッチンカーが並んでと、地元特産品や全国の名物が揃うなか、来場者は買い物や食べ歩き、イートインを楽しみました。当時は快晴で猛暑日でしたが、地元の被災者の方や観光客など約1,500人もの人が集まり、大変な賑わいでした。さらに、今イベントではステージショーや大道芸人パフォーマンスなどもあり、新しい形での輪島朝市の未来、復興ビジョンを見据えたものとなりました。
本センターでは、戸田ゼミナール学生の協力のもと、「軽トラ市」についてや、これまで行ってきた「輪島朝市復興軽トラ市」についてのパネル展示を行いました。輪島市ではもともと軽トラ市がなく、馴染みが薄いものでしたが、今回の『輪島朝市』と『軽トラ市』の連携イベントを見て、パネルの前で足を止めて興味を持ってくださる方も多く見受けられ、来場者アンケートでもたくさんの方にご協力いただけました。
今回のイベントを通して、「輪島朝市の現状と復興」そして「軽トラ市の可能性」について、県内外の方に広く知っていただけたのではないかと思います。
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本センターにて『出張輪島朝市調査概要』をまとめました。是非ご覧ください。
>>出張輪島朝市調査概要
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【「復興輪島朝市×全国軽トラ市 in 輪島」関連HP】
◆出張輪島朝市HP
>>復興輪島朝市×全国軽トラ市㏌輪島 – 【公式】出張輪島朝市
◆一般社団法人日本自動車工業会HP
>>復興への第一歩!「復興輪島朝市×全国軽トラ市in輪島」開催 – JAMA BLOG 一般社団法人日本自動車工業会
◆ダイハツ工業株式会社HP
>>復興輪島朝市×全国軽トラ市@輪島市マリンタウン|Light you up アクション|ダイハツ工業株式会社
◆川南町「定期朝市」トロントロン軽トラ市HP
>>「復興輪島朝市×全国軽トラ市in輪島」が開催されました – 川南町「定期朝市」トロントロン軽トラ市
◆北陸朝日放送公式チャンネルYouTube
>>輪島朝市と全国軽トラ市が連携イベント
2024年5月9日
書籍「軽トラ市 K mobile-market まちが活きる可動商店街」を刊行しました。

『軽トラ市 K mobile-market まちが活きる可動商店街』
愛知大学三遠南信地域連携研究センター/監修 戸田敏行/編著 内山志保/著 鈴木伴季/著
近年、人口減少が一段と激しさを増し、余程の大都市を除いては固定の店舗の維持が困難な時代になっています。その反面、デジタル化の進展が著しく、ネット購入やバーチャル店舗が当たり前になってきました。しかし、このままバーチャル(仮想)だけが進んで行った場合、地域の生活空間はどのようになって行くのかが懸念されます。
一方、書籍のタイトルにもある「軽トラ市」は、動く商店街、可動商店街として、ただ物を売るだけではなく、まちに活気をつくり、人と人とを繋いでいくものとして、現在全国各地で開催されています。
本書では、この「軽トラ市」を中心に、これまでの固定のまち、仮想のまちと共に、空間が動くという可動のまちを加えて、固定・可動・仮想の地域ベストミックスなまちづくりや地域づくりを考えていきます。
ページ:205p
刊行年月:2024年4月
出版社:交文社
ISBN:978-4-910678-11-5
定価:2000円+税
◎書籍詳細はこちら>>>「軽トラ市」チラシ
<愛知大学「軽トラ市」:過去の活動は下記よりご覧いただけます>
【インフォメーション】https://edu.aichi-u.ac.jp/san-en/category/seminar
【活動レポート】https://edu.aichi-u.ac.jp/san-en/seminar_category/seminar
【YouTube】https://www.youtube.com/@aidai_sanennanshin
2020年2月19日
<2/15(土)>文部科学省私立大学研究ブランディング事業「軽トラ市の未来を考える 公開シンポジウム」を開催しました
2月15日(土)愛知大学豊橋校舎において、「軽トラ市の未来を考える 公開シンポジウム」を開催しました。
前半は、当センター長戸田敏行より「軽トラ市の特性と将来展開」をテーマに、軽トラ市の定義と全国開催状況、運営状況、将来展開について基調講演がありました。
後半はパネリストとして伊藤二三男氏(スズキ(株) 四輪商品第三部 チーフエンジニア課長)、原川知己氏(三遠南信地域連携ビジョン推進会議 事務局長)、峯岸歓雄氏(一般社団法人全国軽自動車協会連合会 管理部企画課長・広報課長)、森一洋氏(しんしろ軽トラ市のんほいルロット 運営リーダー)をお招きし、「軽自動車の未来と地域連携からみた軽トラ市」をテーマにディスカッションが行われました。
当センターでは、これまでに「軽トラ市」に関する全国調査や個別「軽トラ市」に関する様々な実態調査を蓄積していますが、今後も実態を踏まえ、軽自動車の未来と地域連携の立場から「軽トラ市」の将来を考えていきます。
今回は50名を超える方々にお集まりいただき、ありがとうございました。スタッフ一同お礼申し上げます。

基調講演:軽トラ市の特性と将来展開
愛知大学三遠南信地域連携研究センター長 戸田敏行氏

シンポジウム:軽自動車の未来と地域連携からみた軽トラ市
《パネリスト》
⦿森一洋氏 しんしろ軽トラ市のんほいルロット運営リーダー
⦿峯岸歓雄氏 一般社団法人全国軽自動車協会連合会管理部企画課長・広報課長
⦿伊藤二三男氏 スズキ(株)四輪商品第三部チーフエンジニア課長
⦿原川知己氏 三遠南信地域連携ビジョン推進会議事務局長

軽トラ市の未来を考える 公開シンポジウム 会場の様子
2019年11月27日
<11/4(月・祝)>東京モーターショー2019で、三遠南信地域連携研究センターが研究成果を発表しました

スズキの鈴木修会長を囲む愛知大学学生
11月4日(月・祝)、東京ビックサイト(東京都江東区)で開催された「第46回東京モーターショー2019」(主催:一般社団法人日本自動車工業会)に三遠南信地域連携研究センターが出展し、学生(地域政策学部戸田ゼミ)が軽トラ市に関する研究成果を発表しました。
軽トラ市は2005年に岩手県雫石町にて始まり、今では全国約100ヵ所で開催。雫石町に加え、愛知県新城市、宮崎県川南町が「三大軽トラ市」と呼ばれています。
持続的な地域活性化策の一手法として軽トラを活用した店舗を営業するものであり、移動、設営が容易なため、都市部のみならず中山間地域での展開を可能としている点が特徴です。
東京モーターショーでは軽トラ市全国組織の軽トラ50台が参加し、大学の参加は愛知大学のみとなっています。
三遠南信地域連携研究センターの研究のねらいは、軽トラ市の拡大普及、特に、自動車産業が着目する未来の自動車とまちづくりの接点を軽トラ市に見出すものです。
当日は軽トラ市を応援しているスズキの鈴木修会長が愛知大学のブースを訪れ、学生の説明に耳を傾けてくださいました。
鈴木会長から「応援します」との力強い励ましの言葉をいただき、学生は大いに勇気付けられました。
また、鈴木会長は「軽トラ市は地方創生に役立つ未来の自動車につながる」と発言されました。
研究成果を発表した地域政策学部3年本田さんは「自動車の技術が軽トラ市でどう利用できるか等の質問をいただき、地域にとってどういう利益があるかだけでなく、自動車の側からの視点で考えるきっかけになりました。また、軽トラ市を全く知らない方に向けて説明することで興味を持っていただき、その場での意見交換によって、軽トラ市のポテンシャルを強く感じました。今後ゼミナールを通して軽トラ市の可能性を発信できるように研究を進める意欲がさらに湧きました」と感想を語りました。

ダイハツ工業の伊奈功一アドバイザーとスズキの鈴木修会長に説明する三遠南信地域連携研究センター戸田敏行センター長

全国軽自動車協会連合会の堀井仁会長に説明する学生
【関連記事】
「軽トラ市、シャッター街に1万人集う」(日本経済新聞2019年9月13日朝刊)に、地域政策学部戸田敏行教授のコメントが掲載されました。
※日本経済新聞法務室知的財産権管理センター許諾済み。
2019年1月10日
「三遠南信軽トラ市MAP」を作成しました
当センターでは、三遠南信軽トラ市ネットワーク(新城軽トラ市・磐田軽トラ市・当センター・SENA事務局 関係者)及び、地域政策学部の学生4名(戸田ゼミナール)らとともに、三遠南信地域で開催されている軽トラ市情報を掲載した「三遠南信軽トラ市MAP」を作成しました。
この「三遠南信軽トラ市MAP」は軽トラ市の認知度向上や軽トラ市相互の連携促進を目的に、学生たちが実際に軽トラ市を取材し、写真やイラストを交えながら自分たちが感じた軽トラ市の魅力をまとめたパンフレットです。

三遠南信軽トラ市MAP(表)

三遠南信軽トラ市MAP(裏)
2018年11月15日
「全国軽トラ市inとちぎ」での研究報告を実施しました
2018年11月11日(日)に栃木県宇都宮市オリオン通りで開催された「全国軽トラ市inとちぎ」に出店し、軽トラ市関係者や一般市民に研究結果を報告しました。
第5回となる会場には、自ら育てた野菜や果物、自慢の商品等を荷台に乗せた軽トラックが全国から集まりました。また、軽自動車の今後の利用手法として注目する企業トップや、可能性ある地方創生手法プロジェクトとして視察する国会議員も多く集まりした。
愛知大学三遠南信地域連携研究センターでは、これまで越境地域形成の手法として研究してきた「全国の軽トラ市実態」等について、自らの軽トラでのパネル展示、三遠南信地域で開催されている軽トラ市をまとめた「三遠南信軽トラ市MAP」の配布、その他の三遠南信地域連携研究センターの研究活動をPRしました。

会場は多くの来場者と軽トラで賑わいました

研究成果と愛知大学のPR

三遠南信軽トラ市MAPの作成を行った学生が来場者へ配布

視察する国会議員に対する研究成果の説明

自動車企業トップ、国会議員等との意見交換

軽トラ市関係者、学生との記念撮影