2014年12月2日
2015年1月31日(土) 越境地域政策研究フォーラム開催のお知らせ(更新)
■ 開催趣旨: 愛知大学三遠南信地域連携研究センターは、文部科学省「共同利用・共同研究拠点」制度における「越境地域政策研究拠点」として、国内外の越境地域を対象とした政策研究を進めています。本年度も、越境地域政策の背景と課題、今後の政策研究の可能性を考える場として、下記の様に研究フォーラムを開催いたします。
越境地域政策に関心を持つ皆様のご参加をお待ちしております。
■ 日時:2015年1月31日(土)
■ 場所:愛知大学豊橋校舎
■ 主催:文部科学省 共同利用・共同研究拠点
「越境地域政策研究拠点」愛知大学三遠南信地域連携研究センター
午前の部 10:00 ~
■ 基調講演「人口減少と越境地域形成」 松谷明彦(政策研究大学院大学名誉教授)
松谷明彦氏プロフィール
<役職>政策研究大学院大学・名誉教授
<専門分野>マクロ経済学、財政法、財政学、社会基盤学
<略歴>
1969年 東京大学経済学部 経済学科 卒
1970年 大蔵省入省、主計局調査課長、主計局主計官、横浜税関長、大臣官房審議官等を歴任
1997年 政策研究大学院大学教授、2011年政策研究大学院大学客員教授(現在に至る)
2004年 東京大学より「人口減少高齢社会における社会資本整備の前提条件」で学位・博士(工学)を取得
<最近の出版物>
ü 「人口減少時代の大都市経済―価値転換への選択」(東洋経済新報社)
ü 「人口流動の地方再生学」(編著、日本経済新聞出版社)
ü 「2020年の日本人 – 人口減少時代をどう生きる」(日本経済新聞出版社)
ü Shrinking-Population Economics – Lessons from Japan ” (English edition,International House of Japan)
※アラン・ワイズマン著の『滅亡へのカウントダウン―人口大爆発とわれわれの未来(上下巻)』、「第13章縮小と繁栄-日本」では、松谷先生の人口減少への考えが紹介されています。
<社会活動>
テレビ,新聞,雑誌において人口社会現象に関するインタビュー,スタジオ出演多数
<現在の研究対象>
ü 極大値後の経済における国民所得の決定理論に関する研究
ü 財政の法理と財政システムに関する研究
ü 人口減少高齢社会における経済・社会システムに関する研究
ü 社会基盤の最適化に関する研究
ü 域再生と都市再生に関する研究
■ 地域間交流研究シンポジウム「越境地域から広域ブロックへ」
パネリスト:
【三遠南信】戸田敏行(愛知大学三遠南信地域連携研究センター長)
【木曽地域】山田雅雄(名古屋市立大学経済学部特任教授(元名古屋市副市長))
【上越地域】内海巌(上越市創造行政研究所主任研究員)
【九州地域】飯干辰己(前宮崎県五ヶ瀬町長)
コーディネーター:岩崎正弥(愛知大学地域政策学部教授)
コメンテーター:福島茂(名城大学副学長・都市情報学部教授)
午後の部 14:00 ~
■ 分科会 14:00 ~16:30
分科会1 越境地域とガバナンス
分科会2 越境地域とリスク管理
分科会3 越境地域と生活・環境
分科会4 越境地域と経済
分科会5 越境地域と歴史・文化
■ 統括報告会・交流会17:00 ~
【お申込み・お問い合わせ先】
愛知大学三遠南信地域連携研究センター
〒441-8522 愛知県豊橋市町畑町1-1
TEL:0532-47-4157
FAX:0532-47-4576
E-mail:sen-center@ml.aichi-u.ac.jp (担当:伊藤・佐藤)
【分科会発表テーマと発表者】(※発表者・テーマは変更になる場合があります)
分科会1 越境地域とガバナンス (分科会1資料)
コーディネーター:戸田敏行(愛知大学)
コメンテーター:大貝彰(豊橋技術科学大学)
・北陸新幹線開業後の地域づくりに向けた信越県境地域の研究ネットワーク構築に関する基礎研究:内海巌(上越市創造行政研究所)
・上信越国境の地域ガバナンス確立のための自治体経営手法評価の構築:熊倉浩靖(群馬県立女子大学)
・福岡・釜山の越広域経済圏形成に向けた外国人高度人材の就職支援プラットフォームの構築:柳基憲(福岡アジア都市研究所)
・ドイツ・ノルドライン・ヴェストファーレン州の内発的・創造的な越境地域マネジメント手法に関する研究:有田智一(筑波大学)
・越境地域の経済連携からみる「新ユーラシア鉄道」:暁敏(内蒙古大学)
分科会2 越境地域とリスク管理 (分科会2資料)
コーディネーター:蒋湧(愛知大学)
コメンテーター:厳網林(慶応義塾大学)
・食品由来リスクの越境管理:功刀由紀子(愛知大学)
・越境地域と獣害対策:佐藤正之(愛知大学)
・大規模災害時における地域連携と広域後方支援に関する政策研究:西堀喜久夫(愛知大学)
・三河湾への栄養塩及び水銀流出負荷量の算出:井上隆信(豊橋技術科学大学)
・避難所の空間配置と行政区界を超えた有効利用に関する研究:於家(上海師範大学)
・地域住民のアクセシビリティを考慮した避難圏の検討:山元隆稔(愛知大学)
分科会3 越境地域と生活・環境 (分科会3資料)
コーディネーター:岩崎正弥(愛知大学)
コメンテーター:黍嶋久好(愛知大学)
・越境地域とNPO活動:今里佳奈子(愛知大学)
・越境地域とスポーツ産業(越境地域とスポーツイベント):元晶煜(愛知大学)
・越県路線バスの運営における沿線自治体の関係と役割―中部地方の事例―:田中健作(豊田工業高等専門学校)
・渡良瀬川流域の景観づくり(-両毛地域3都市の景観計画の比較分析-):増山正明(足利工業大学)
分科会4 越境地域と経済 (分科会4資料)
コーディネーター:駒木伸比古(愛知大学)
コメンテーター:阿部和俊(愛知教育大学)
・三遠南信地域を対象とした地域間産業連関分析に関する研究:渋澤博幸(豊橋技術科学大学)
・三遠南信地域の県境を越えた取引構造と高速交通網整備の効果に関する研究:加藤勝敏(東三河地域研究センター)
・新しいマイクロジオデータ活用への挑戦-企業間取引ビッグデータの可能性-:秋山祐樹(東京大学)
・越境観光政策における地方鉄道の役割:丹羽浩正(八戸学院大学)
・GMSにおける越境貿易:名和聖高(愛知大学)
分科会5 越境地域と歴史・文化 (分科会5資料)(予定会場、発表順内容に変更がございます)。
コーディネーター:黒柳孝夫(愛知大学)
コメンテーター:阿部聖(愛知大学)
・三遠南信の文化軸ー越境地域と中央構造線-:藤田佳久(愛知大学)
・越境地域と出土文字資料:犬飼隆(元愛知県立大学)
・越境地域と文字文化-道への祈り-:和田明美(愛知大学)
・江戸時代の東海道交通と新居関所:渡辺和敏(愛知大学)
・越境地域の民俗:印南敏秀(愛知大学)