2014年8月20日
上海師範大学都市発展研究院と学術交流協定が締結されました!
2014年8月8日に中国上海師範大学にて、愛知大学三遠南信地域連携研究センターと上海師範大学都市発展研究院の学術交流協定締結式を開催しました。三遠南信地域連携研究センター長の戸田敏行教授と都市発展開発研究院副院長の高俊教授が両機関を代表し、学術交流協定書を交わしました。
上海師範大学は、教員育成を中心に文理工学科を完備した総合大学として、1954年上海市内に創立しました。現在、上海師範大学は「085工程」にも選定された上海市の重点大学として、18の学院で構成され、哲学、経済、法学、教育学、地理学など85の専攻において約4万人の学生が在籍し、2,845人の教員が教壇に立っています。
上海師範大学都市発展研究院は、上海市の中長期の都市発展に関する計画と実施を背景に、中国の都市学の研究拠点と政府のシンクタンクとして、上海市政府の要請で2013年設立しました。院長は、中国科学院の院士で中国国家自然科学基金地学部の主任でもある、中国で著名な地理学者程国棟教授が務めています。学際的な視点から、広域的な社会経済、資源環境、都市化問題、都市公共管理などの課題に向き合い、学術的な研究を行うことを目指しています。
国際的な越境地域研究を確実に推進するため、上海師範大学の劉暁敏副学長が上海師範大学を代表して戸田敏行教授と蒋湧教授に上海師範大学客員教授称号を授与しました。また、戸田敏行センター長は愛知大学佐藤元彦学長を代表し、上海師範大学の高俊教授と温家洪教授、李衛江准教授に愛知大学三遠南信地域連携研究センターの研究員辞令を交付しました。
締結式後には合同の研究発表会を開催し、戸田教授と温教授などを含め7名の研究者が研究報告を行いました。
2014年8月1日
2014年度の「一般共同研究」と「地域間交流研究」の採択課題を掲載しました
2014年度の「一般共同研究」と「地域間交流研究」の採択課題は以下になります。(2013年度の採択課題)
2014年度「一般共同研究」採択課題
2014-001
申請テーマ |
北東北の産業振興に係る調査研究-三圏域連携地域を中心に |
対象地 |
青森県八戸市、岩手県久慈市、二戸市等 |
申請代表者 |
丹羽浩正(八戸学院大学、副学長) |
2014-002
申請テーマ |
三遠南信地域の県境を越えた取引構造と高速交通網整備の効果に関する研究 |
対象地 |
三遠南信地域 |
申請代表者 |
高橋大輔(公益社団法人東三河地域研究センター、主任研究員) |
2014-003
申請テーマ |
越境バス路線網の変遷と沿線自治体の対応に関する地理学的研究 |
対象地 |
甲信越地方および東海地方 |
申請代表者 |
田中健作(豊田工業高等専門学校、助教) |
2014-004
申請テーマ |
福岡・釜山の越広域経済圏形成に向けた外国人高度人材の就職支援プラットフォームの構築 |
対象地 |
福岡都市圏と釜山広域市 |
申請代表者 |
柳基憲(公益財団法人福岡アジア都市研究所、研究員) |
2014-005
申請テーマ |
避難所の空間配置と行政区界を超えた有効利用に関する研究 |
対象地 |
中国上海市内の行政区 |
申請代表者 |
於家(上海師範大学、准教授) |
2014-006
申請テーマ |
ドイツ・ノルドライン・ヴェストファーレン州の内発的・創造的な越境地域マネジメント手法に関する研究 -IBAエムシャーパーク後のRegionaleの展開と課題に注目して- |
対象地 |
ドイツ・ノルドライン・ヴェストファーレン州 |
申請代表者 |
有田智一(筑波大学、教授) |
2014-007
申請テーマ |
三河湾への栄養塩及び水銀流出負荷量の算出 |
対象地 |
三河湾流域:愛知県(田原市、豊橋市、蒲郡市)、静岡県、長野県(天竜川水系) |
申請代表者 |
横田久里子(豊橋技術科学大学、准教授) |
2014年度「地域間交流研究」採択課題
2014-001
申請テーマ |
渡良瀬川流域の景観づくりに向けての取り組み |
対象地 |
両毛地域:足利市、佐野市、太田市 |
申請代表者 |
増山正明(足利工業大学、教授) |
2014-002
申請テーマ |
上信越国境の地域ガバナンス確立のための自治体経営手法評価の構築 |
対象地 |
群馬県富岡市・安中市・長野原町・中之条町・みなかみ町、新潟県南魚沼市・十日町市・湯沢町、長野県軽井沢町等 |
申請代表者 |
熊倉浩靖(群馬県立女子大学群馬学センター副センター長 , 教授) |
2014-003
申請テーマ |
北陸新幹線開業後の地域づくりに向けた研究ネットワーク構築に関する基礎研究 |
対象地 |
信越県境地域の一部:新潟県上越・十日町・魚沼地域の一部、長野県長野・北信地域の一部 |
申請代表者 |
戸所隆(上越市創造行政研究所、所長 (高崎経済大学名誉教授)) |
2014-004
申請テーマ |
木曽川が繋ぐやまとまち-欠くことのできない上下流交流に向けて |
対象地 |
木曽川流域 |
申請代表者 |
秀島栄三(名古屋工業大学、教授・コミュニティ創成教育研究センター、センター長) |
2014年6月5日
「三遠南信地域連携研究センター紀要 №1,2013創刊号」刊行しました
越境地域政策研究シンポジウム・フォーラム特集
創刊に寄せて
はじめに
越境地域政策研究拠点の組織・体制
第1 回全国越境地域政策シンポジウム「県境地域の新たな可能性」
越境地域政策研究フォーラム
【基調講演】「越境地域政策と国土計画」
【シンポジウム】「越境地域間交流研究シンポジウム」
【分科会・総括報告会】
公募研究
「地域間交流研究」実績報告(2013 年度)
センター活動報告
中国内蒙古大学EMBA 学生の日本研修
会議・研究等記録(2013 年度)
既刊目録
2014年6月4日
2014年10月4日(土)コア研究会のお知らせ(経済地理学会中部支部と共催)
コア研究会
共催:経済地理学会中部支部例会
◇日 時:2014年10月4日(土) 13:30~16:30
◇テーマ: 「地域」を越境する―地理学と地域政策の連携
◇報告者・題目:
・藤田佳久(愛知大学名誉教授):「三遠南信地域」づくりと歴史的地域
・小川勇樹(愛知大学三遠南信地域連携研究センター):県境自治体の越境連携
◇会場: 愛知大学豊橋キャンパス研究館 1 階(〒441-8522 愛知県豊橋市町畑町 1-1)
◇交通: 豊橋鉄道愛知大学前駅下車,徒歩 0 分
◇キャンパス・アクセスマップ: http://www.aichi-u.ac.jp/profile/campus-toyohashi.html
◇備考:研究会(例会報告)に前後して,経済地理学会中部支部メンバーにより,ミニ巡検も実施されます。
ミニ巡検は研究会(例会報告)を間に挟み,午前・午後に分けて実施されます。
◇タイムテーブル: 2014年10月4日(土)
・10:00 より午前のミニ巡検
・13:30~16:30 研究会(例会報告)
・終了後,午後のミニ巡検
本研究会の情報は,経済地理学会支部例会情報Webページ(http://www.economicgeography.jp/meeting/reikai.html)でも
ご覧になれます。
2014年5月16日
2014年6月14日(土)第7回コア研究会のお知らせ
愛知大学三遠南信地域連携研究センター 第7回コア研究会
International workshop on climate and natural disaster risk disclosure
「環境・災害」に対する関心が世界的に高まる中、欧米機関投資家が世界の大企業500社に対して地球温暖化への取り組みについて調査分析を共同で行う“カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(Carbon Disclosure Project: CDP)”が2003年からスタートし、すでに4回行われました。「気候変動、自然災害に関する株主の価値」を意識する大企業は続々とCDPに署名し、投資銀行や機関投資家による「企業の環境・災害リスク評価」を受けています。
今回の研究会はワークショップ形式を取り入れ、「企業の環境・災害リスク評価」の側面から災害リスク評価の指標体系とGISを用いた気象変動、自然災害と企業経営に関する空間分析の手法について、議論を行います。
日時:2014年6月14日(土)10:00~11:30
場所:三遠南信地域連携研究センター(豊橋校舎本館2F)
司会:駒木 伸比古
参加無料・通訳あり
1. “Developing Science and Policy Interface: Lessons Learned from IRG Project”
Dr. Qian Ye
Executive Director
International Project Office
Integrated Risk Governance Project (IRGP/IHDP)
State Key Lab of Earth Surface Processes and Resource Ecology
Beijing Normal University, China
2. “Towards Climate Risk Modelling Systems for Enterprise Governance, Risk, and Compliance”
Dr. Yinpeng Li
Senior Climate Scientist
International Global Change Institute, New Zealand
3. “A Spatial Analysis of Industrial Impact for Natural Disasters”
Dr. Yong Jiang
Professor in Faculty of Regional Policy, Aichi University, Japan
【第7回コア研究会案内チラシ】
2014年4月20日
2014年度 共同研究公募のお知らせ(「一般共同研究」「地域間交流研究」)【更新】
2014年度の共同研究募集をお知らせします。
本年度は「一般共同研究」「地域間交流研究」の2種類の共同研究を募集致します。
詳細は公募案内ページをご覧ください。https://edu.aichi-u.ac.jp/san-en/work/joint.html
2014年4月14日
保護中: 「越境地域政策への視点(仮)」執筆者の皆様へ(終了しました)
2014年3月13日
2014年3月18日(火)第6回コア研究会のお知らせ
三遠南信地域連携研究センターは、計画コア、モデルコア、情報コアの3コアによる研究体制で、研究を進めております。設立当初から、越境地域政策に関する研究会を適時開催しておりますが、この度は計画コアに関連するテーマとして、「自治体シンクタンク」に関する研究会を開催いたします。ご興味ある方は、是非ご参加ください。
○テーマ:自治体シンクタンクに期待される役割と課題
○講師 :上越市創造行政研究所 主任研究員 内海 巌氏
(高崎経済大学大学院地域政策研究科 博士後期課程在学 )
3 月 18 日 (火曜)午前10時~11時15分
場所:三遠南信地域連携研究センター
連絡・申し込み先:三遠南信地域連携研究センター 内線1871 伊藤
TEL:0532-47-4157 E-mail:sen-center@ml.aichi-u.ac.jp
*資料印刷の関係上、なるべく出席をご連絡ください。
【第6回コア研究会案内チラシ】
2014年1月7日
2014年2月14日(金)越境地域政策研究フォーラム開催のお知らせ
日時:2014 年2 月14 日(金)
場所:愛知大学豊橋校舎
■主催:文部科学省 共同利用・共同研究拠点
「越境地域政策研究拠点」愛知大学三遠南信地域連携研究センター
午前の部 10:00 ~ 12:45
■ 基調講演「越境地域政策と国土計画」 大西隆(日本学術会議会長、慶應義塾大学特別招聘教授)
■ 「越境地域間交流研究シンポジウム」
パネリスト:青森・岩手県境地域:丹羽浩正(八戸学院大学 , 副学長)
中国地方県境地域:藤山浩(島根県中山間地域研究センター , 研究総監督)
佐賀・福岡等県境地域:堀尾容康(九州大学 , 教授)
海外越境地域(中国北部省境地域):郭暁川(内蒙古大学 , 教授)
コーディネーター:戸田敏行(愛知大学三遠南信地域連携研究センター長)
午後の部 14:00 ~
■ 分科会 14:00 ~ 16:30
分科会1 越境地域のガバナンス
分科会2 越境地域とリスク管理
分科会3 越境地域の生活・文化
分科会4 越境地域と経済・産業
分科会5 越境地域の情報基盤
■ 総括報告会・交流会 17:00 ~
フォーラムのご案内.pdf
【お申込み・お問い合わせ先】
愛知大学三遠南信地域連携研究センター
〒441-8522 愛知県豊橋市町畑町1-1
TEL:0532-47-4157
FAX:0532-47-4576
E-mail:sen-center@ml.aichi-u.ac.jp (担当:佐藤・伊藤)
【分科会発表テーマと発表者】
分科会1 越境地域のガバナンス
県境地域を対象とした連携組織と活動:高橋大輔(東三河地域研究センター)
県境市町村の越境政策意向:小川勇樹(愛知大学)
県境地域と交通弱者:後藤厳寛(佐賀大学)、堀尾容康(九州大学)
欧州における国境を跨いだ空間戦略:大貝彰(豊橋技術科学大学)
大メコン圏経済回廊と越境交通協定:名和聖高(愛知大学)
コーディネーター:戸田敏行(愛知大学)
コメンテーター :大貝彰(豊橋技術科学大学)
分科会2 越境地域とリスク管理
岩手県野田村におけるチーム北リアスの協働:河村信治(八戸工業高等専門学校)
滋賀県の原子力防災の取り組み:田中弘明(滋賀県防災危機管理局原子力防災室)
越境地域の河川管理:青木伸一(大阪大学)
越境地域の資源・エネルギー・廃棄物管理:後藤尚弘(豊橋技術科学大学)
コーディネーター:功刀由紀子(愛知大学)
コメンテーター :青木伸一(大阪大学)
分科会3 越境地域の生活・文化
中国山地~地域再生のフロンティアとしての連携可能性:藤山浩(島根県中山間地域研究センター)
「坂(峠)」と「渡り」が創出する文字文化:和田明美(愛知大学)
女性による生活基盤の形成活動と越境:武田圭太(愛知大学)
越境する学校教育の可能性(フリースクール):加島大輔(愛知大学)
コーディネーター:岩崎正弥(愛知大学)
コメンテーター :黍嶋久好(愛知大学)
分科会4 越境地域と経済・産業
三遠南信地域の地域間産業連関分析に関する調査:渋澤博幸( 豊橋技術科学大学)、打田委千弘、冨村圭( 愛知大学)
越境地域とマーケティング(越境する広告):近藤暁夫(愛知大学)
越境地域とスポーツ産業(越境地域とスポーツイベント):元晶煜(愛知大学)
中国内モンゴル省境地域の産業連携( 乳産業の越境性を中心に):銭貴霞(内蒙古大学)
コーディネーター:駒木伸比古(愛知大学)
コメンテーター :加藤勝敏(東三河地域研究センター)
分科会5 越境地域の情報基盤
流域環境研究における情報基盤:水谷千亜紀(国立環境研究所)
マイクロジオデータを活用した都市・地域センシング技術:秋山祐樹(東京大学)
空間データマイニングによる三遠南信地域の地域性分析:稲垣英樹(安城市役所)
写真共有サイトを利用するユーザの持つ地域特性に関する考察:澤田貴行(愛知大学)
行政境界の変遷( GIS シミュレーションの試み):蒋湧(愛知大学)
コーディネーター:蒋湧(愛知大学)
コメンテーター :厳網林(慶応義塾大学)
(※発表者およびテーマは変更になる場合があります)
2013年9月25日
2013年10月30日(水)全国越境地域政策シンポジウム開催のお知らせ
平素は愛知大学三遠南信地域連携研究センターにご支援を賜り、誠にありがとうございます。
10月30日に飯田文化会館で開催される、全国越境地域政策シンポジウムのお知らせです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
開催趣旨
日本の市町村の4割は県境に接しています。これらの地域では経済活動や自然環境保全、医療、防災などへの対応に県境を跨いだ政策、つまり「越境地域政策」が求められています。しかし、現状では県境地域の政策意思決定主体や地域政策データの整備は困難な状況です。
愛知大学三遠南信地域連携研究センターは、文部科学省「共同利用・共同研究拠点」制度において、国内外の越境地域の政策研究を進める「越境地域政策研究拠点」として認定されました。
そこで、越境地域政策の科学的な確立を目指した共同研究の一環としてシンポジウムを開催し、全国の各県境地域の地域政策研究者や行政関係者から、県境を越 えた医療、防災、都市連携、中山間地域対策、道州制へのアプローチなどの事例や研究を紹介していただき、今後の越境地域政策について、皆様とともに考えて 参ります。なお、本シンポジウムは、三遠南信地域で毎年開催しています「三遠南信サミット2013 in 南信州」の全体会の中で実施致します。
第1回全国越境地域政策シンポジウム
「県境地域の新たな可能性」
日時:2013年10月30日(水)13:30~15:00
場所:飯田文化会館(長野県飯田市高羽根町5丁目5番地1)
パネリスト
八戸市 総合政策部長 大坪秀一氏(青森・岩手県境地域)
足利工業大学 副学長 蟹江好弘氏(栃木・群馬県境地域)
島根県中山間地域研究センター 研究統括監 藤山浩氏(鳥取・島根・岡山・広島・山口県境地域)
延岡市長 首藤正治氏(宮崎・大分県境地域)
九州経済フォーラム 理事 西座聖樹氏(全九州県境地域)
コーディネーター
愛知大学三遠南信地域連携研究センター センター長 戸田敏行
主催:愛知大学三遠南信地域連携研究センター (文部科学省 共同利用・共同研究拠点「越境地域政策研究拠点」事業)
共催:三遠南信地域連携ビジョン推進会議 (三遠南信サミット2013 in 南信州)
※シンポジウムへの参加は無料です。
シンポジウムご案内.pdf
【お申し込み・お問い合せ先】
愛知大学 三遠南信地域連携研究センター
TEL: 0532-47-4157 FAX: 0532-47-4576
メール sen-center@ml.aichi-u.ac.jp