カテゴリー: さくら21

2015/09/24

さくら21プロジェクト×JICA中部 8月のおもてなしTRIP報告(トヨタ産業技術記念館・どまつり)

≪おもてなしTRIPとは≫
さくら21プロジェクトの「おもてなしプロジェクト」では、JICA中部で研修に取り組む多様な国籍の研修員の方々を名古屋の見どころに案内し、英語でおもてなしをするという活動を行っています。

※JICA(独立行政法人国際協力機構)は、日本のODA(政府開発援助)の実施機関として、開発途上国への国際協力を行う組織です。JICAの国内拠点の一つであるJICA中部ではODAの技術協力である研修事業を実施しています。研修員受入れ事業では、開発途上国から各分野の開発の中核を担う行政官や技術者、研究者等を日本に招き、それぞれの国が必要とする日本のノウハウや知識、技術を学んでいただき、各国の課題解決に役立ててもらっています。


今回は、8月30日に実施したおもてなしTRIPを報告します!
おもてなしコースは、トヨタ産業技術記念館と、名古屋が誇る「日本ど真ん中祭り(どまつり)」を中心にしました。今回のJICA研修参加者の方々はスリランカから来た6名でした。気さくな方々で、学生側も楽しませてもらいました!それでは以下レポートです!




左:JICAでオリエンテーション。これから行く所を紹介。
右:ちょっとしたゲームで研修参加者の方々と打ち解けました。




今回は自分にとっては初めての参加で、スリランカからのJICA研修参加者の方々 6 名の案内をしました。 JICA 中部から名古屋駅まで行く道のりで“あの高いビルは何”、“なぜ信号から音がするの”など研修参加者の方々から様々な質問をされました。自分たちが普段気にも留めないことに関心を持たれていたのでこれも文化の違いなんだなと実感しました。
昼は名古屋駅の地下でそばを食べました。そばを食す際には箸を使用しました。箸の使用は初めてとのことでしたが器用に使いこなしていました。そばは外国人が食べてみたい日本料理でも上位だったので食べてもらえて良かったです。今回案内をする中でコミュニケーションを取ることはできたのですが名古屋の特色、歴史背景など英語で説明するには困難な部分もありました。事前にそういった学習をし英語翻訳をするシミュレーションをして次回はより良いツアーにしたいです!
今回は貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございます。(By よこい)



恒例のナナちゃん人形と記念撮影!



トヨタ産業技術記念館では、基本理念のシンボルの「環状織機」の前で記念撮影(^о^)、そのあと、ガイドツアーに参加をしました。ガイドツアーでは係の人が英語で展示について詳しく説明してくださり、研修参加者の方々たちも僕たちもトヨタの技術にびっくり!実際にできた糸や綿を触って肌でもその技術を感じました。
ツアー後は、自動車館にて短い時間でしたが、自由行動。研修員の皆さんと中を回ったり、車をバックに写真を撮ったりしました。トヨタが自動車を造るに至った経緯や自動車工場の仕組みなどを目で見て体感しました!(By あさの)



トヨタ産業技術記念館にて。シンボル前で一枚(左)


今回のコースを計画する際、どまつりとTRIPの日が重なっていたので迷わず組み込むことにしました。日本を訪れる時期は研修参加者の方々によって異なるので、その時期を活かしたいと考えていたところにぴったりでした。
実際、栄で見たパレードでは研修参加者の方々も写真を撮り、様々な踊りを眺めて楽しんでもらえたと思います。また、やはり大須が人気のようで、大須への行き方や欲しいものが売っているお店などを聞かれました。もちろんできるだけで丁寧に説明したつもりですが、自分が外国の街で行きたい所があったら口頭だけで教えてもらって行けるだろうか、と想像すると、まだまだ下準備しなければと思うばかりでした。複数回参加していますが、まだまだ英語で説明しきれないところもあるので、これからも続けていきたいと思います!(By のがみ)





栄でどまつりを見学。近いので迫力もありました!


最後に

学生側の人数が少なかったので不安でしたが、研修参加者の方々のご協力もあり、トラブルなく終えることができました。参加してくださったJICA研修員の皆さん、おもてなしTRIPのためにいつもご協力してくださるJICAの皆さん、本当にありがとうございました。

カテゴリー:JICA, おもてなしプロジェクト, さくら21, 英語

2015/09/10

さくら21プロジェクト「留学生と行く!宵の明治村」×国際交流チーム「ICTIA」

さくら21プロジェクトでは、8月29日に、学内の留学生との交流企画「留学生と行く!宵の明治村」を行いました。

≪参考≫昨年度の活動の記事はこちら

この活動は、ゆかたを着て明治村に出かけ、花火を見る、という日本の夏の風物詩とも言えるような一日を留学生に体験してもらい、日本人学生は、留学生に日本のことを紹介し交流を深めるという趣旨で企画されたものです。

今回の活動は、学内の国際交流サークル「ICTIA(イクティア)」のメンバーと共同で行いました。ICTIAではさまざまな国際交流活動をしていますが、ICTIAメンバーは、以前から活動の一つとしてゆかたの着つけの練習も行ってきたそうです。そこで、当日の着付けは、ICTIAメンバーが担当、ゆかたの着方のわからない留学生への着付けを手伝いました。

≪参考≫国際交流チームICTIAの紹介(「アイブロ・愛大生によるキャンパスレポート」より)

また、この活動に先だち、ゆかたを持っていないので購入したいと考えている留学生には、日本人学生が大須商店街につきそって買いに行き、留学生の相談に乗りながら購入を手伝いました。

活動当日には、留学生9名、日本人学生14名が参加しました。
交流がさらに深まるように、事前に現地でのグループ活動の方法をもっと考えていけばよかった、等の反省点もありましたが、参加者からは、「今度の活動で友達が作れて大変うれしいです。最後はちょっと雨が降りましたが、花火がとても綺麗でいい経験になりました(中国人留学生)」、「留学生と関わる、浴衣を着て行く、などあまり出来ない経験が出来てとても楽しかったです(日本人学生)」との感想があり、楽しく活動を終えたようです。





ゆかたで明治村を散策。日本の夏を楽しみました!

カテゴリー:さくら21, 留学生

2015/08/27

「動画作成のための基礎知識講義」を開催しました

さくら21プロジェクトでは、8月3日(月)に、朝日新聞社メディアラボより講師を招き、初歩的な内容の映像制作に関する講座を開催しました。



この講座は、名古屋はじめ地元愛知の魅力を世界に発信する「名古屋へおいでよ」というさくら21プロジェクトの活動で映像コンテンツの企画・作成を行いたいと考えている学生を対象に実施されたものですが、今回はそれ以外にも、取材・撮影・編集の概論を学びたい本学学生も聴講しました。

最近は、デジタルカメラやスマートフォンで手軽に動画を撮ることができ、いろいろな場面で動画による発信の機会も増えています。しかし、撮影、編集のコツや、どうしたら伝えたいことが伝わりやすい効果的な映像が作れるか、また、著作権や肖像権にどう配慮すればよいのかなどについてなかなか学ぶ機会はありません。

今回の講座では、情報収集のしかた、取材の仕方や撮影許可の取り方といった取材の基本、撮影・編集の基本などについてお話しいただきました。
講師の中釜氏は、動画を含むウェブコンテンツの作成に携わっており、以前は雑誌記事も担当していたことから、経験に基づいた、具体的で役に立つアドバイスをいただくことができました。



参加した学生は、これから動画撮影、編集にチャレンジするため、終始熱心に講義を聞いていました。

≪参加学生の感想≫
実際に動画を見ながら、どういった点が人の興味を引くのかわかったし、動画をつくる前の計画や企画がすごく大事なことだとわかりました。動画撮影までにより多くの人に見てもらえるようなものが作れるように計画をしっかりたてたいと思いました。

学生が作成した作品は、「名古屋へおいでよ2015」として今年度内に公開する予定です。

カテゴリー:さくら21

2015/08/12

さくら21プロジェクト×学生レポート「世界コスプレサミット2015に行く!」

世界の多くの国からコスプレイヤーが名古屋に集結しコスプレ世界一を競う「世界コスプレサミット」が2015年7月25日~8月2日に行われました。世界中から多くの人が参加するこのイベントの魅力とは何でしょうか。また、コスプレは海外でどれくらい普及しており、どのような効果を持っているのでしょうか。

8月1日に行われたパレード(世界各地の代表コスプレイヤーたちによる徳川宗春の一団との錦通のレッドカーペット上のパレード)を観覧した本学学生が、世界のクールジャパン現象を学生目線で報告します。


世界コスプレサミット(8月1日)

徳川宗春道中&世界コスプレサミット 錦通りレッドカーペットパレード

錦通り(サンシャイン栄~名古屋国際ホテル前)にレッドカーペットが敷かれ、そこに徳川宗春道中と世界コスプレサミットの行進が行われました。炎天下の中、午前から多くの観覧客で賑わいました。団扇とパンフレットは無料で配布されていました。団扇は人気コミック“BLEACH”のコスプレをしたスタッフが配布していました。
ちなみに、徳川宗春(尾張藩第7藩主)に扮していたのは愛知県知事の大村秀章氏です。


宗春道中終了後、26か国・地域の代表コスプレイヤーによるパレードが行われました。コスプレの完成度は、非常に高く、かっこいいものから可愛いものまで様々なアニメ・ゲームの衣装で溢れていました。殆どのコスプレイヤーはカメラに向かってポーズを取ってくれました。
日本代表のコスプレはオンラインゲーム“刀剣乱舞”、韓国代表はアニメ“コードギアス”、中国代表は美しいお姫様でした。

コスプレイヤーだけではなく、観覧客や報道陣の間でも様々な言語が飛び交っていて、非常にグローバルを感じるイベントでした。

サンシャイン栄から少し離れたところにあるオアシス21もたくさんのコスプレイヤーとその撮影者でいっぱいでした。ここでも特設会場でワールドカラオケグランプリや世界コスプレチャンピオンシップのライブビューイングが行われていました。
このイベントをきっかけにSNS仲間やコスプレ仲間を増やし輪を広げていく現場をいくつか見かけました。毎年、コスプレサミット開催時のみ見られる光景です。
人気コスプレイヤーの周りにはたくさんのカメラマンが囲み写真撮影を行います。これはコスプレイヤーにとって光栄なことであるそうです。

名古屋国際ホテルで開催された国際シンポジウム(世界コスプレサミット学術委員会が運営)の観覧をしてきました。ホテルの1階ロビーには下の写真(漫画“黒執事”シエル・ファントムハイヴの衣装)のように手作りのコスプレ衣装が展示されています。



コスプレに関するプレゼンを大学の先生や外務省の職員の方が行っていました。コスプレは今や日本には欠かせないものとなり、世界にも広がっていることを改めて実感しました。コスプレを通じた経済や国際交流などについてのお話でした。

昨年は大須コスプレパレード、今年は錦通りレッドカーペットパレードを観覧してきました。その年の流行によってコスプレイヤーの衣装に変化があり、とても魅力があります。海外からの参加者も非常に増えてきていることが観覧、撮影側にいても非常に伝わりました。コスプレのようなサブカルチャーを通じて日本に関心を持ってもらえることはいいことだと思います。この現場にはまるで空港のように様々な言語が飛び交っていました。国際交流には最適な場所ではないかと私は考えます。


現代中国学部2年 小坂井

カテゴリー:さくら21

2015/07/14

「中国残留孤児」から深める日本理解

さくら21科目である「入門演習(現代中国学部)」では、履修者の日本に対する理解を深めることを目的に、学内外での見学・体験および講演の催しをしています。この学内外活動のプログラムの一つとして「映画鑑賞と講演」の学内活動が7月2日に行われました。

≪関連リンク≫
6月4日に行われた学外活動(株式会社あいやの見学・体験と講演)の記事はこちら。
6月20日に行われた学外活動(中日新聞社の見学と講演)の記事はこちら。

今回のプログラムでは、映画「望郷の鐘―満豪開拓団の落日―」を鑑賞しました。この作品は、敗戦の混乱で日本に帰れなかった子どもたちの帰国ために生涯をかけ、「中国残留孤児の父」と言われた山本慈昭さんの生涯を描いています。

この映画から、昭和20年当時、旧満州(中国東北部)に満蒙開拓団として入植した日本人がたどった悲劇や「中国残留日本人」が生じるに至った背景について映像を通して知ることができました。

映画を鑑賞した後には、「満蒙開拓団の子供たちは今 ~中国帰国者の現状と課題~」と題し、中国帰国者2世であり、中国帰国者の支援にも携わっている木下貴雄氏(NPO法人東海外国人生活サポートセンター理事長)より講演いただきました。講演では、日本に帰国した中国残留孤児たちが高齢化し、介護や墓の問題に直面している現状や、帰国者二世として体験したアイデンティティの問題などについても語られ、学生たちは、過去と現在を関連づけながらテーマについて理解を深めることができました。

参加した学生からはいろいろな意見・感想が出ました。一部をご紹介します。


・8月15日が終戦の日ですが、決してそうではないと思いました。8月15日以降も人々の戦争は続いていたと思いました。「死ぬことはいつでもできる、生き延びなさい」という言葉が強く心に残りました。

・この映画を見るまで「満蒙開拓団」「中国残留孤児」について全く知りませんでした。どういう時代に人々がどんな思いで満洲に渡ったか、生きて帰った人がどんな思いで孤児を探したかを映画から感じとる事ができました。そして今の残留孤児の問題も深刻だと感じました。

・このような映画は敬遠しがちであまり見ないので良い経験になった。

・中国残留孤児のために活動した山本さんは素晴らしいと思いました。ニュースや新聞ばかり見ていると中国に対する考えは嫌な方へ向かってくるが、映画を見て印象が変わった。そしてメディア(報道を)そのままうのみにするのは良くないと思った。

・山本慈昭みたいな何かの大きなきっかけを作れる人に将来なりたいと思いました。

・今を生きる日本人として、もっと戦争やそれに関わる事を知り、知らせていくことが大切だと思います。特に正しく知って、正しく伝えるという事が必要だと感じました。

・日本が戦争で他国に何をしたのか、また他国が日本に対して何をしたのかという歴史認識を大学で学んで行きたいです。日本ではあまり触れられない関東軍の実態を家に帰って少し調べようと思いました。

・戦後70年がたった今、戦争を実際に体験した人、戦争について語れる人が少なくなってどんどん戦争の記憶が忘れさられてきているなと感じました。自分を含めて、戦争を知らない世代が戦争についてもっと知らなければならないと強く感じました。映画の中で「私たちは戦争の被害者であり加害者である」というような言葉があって強く胸を打たれました。この映画がフィクションではないという事に改めて心が震えますし、これから伝え続けていかなければならない作品だと感じます。

・中国残留孤児の問題は、日本人の産みの親に会えれば、終わりだと思っていた。なので、(講演を聞いて)現在も問題になっていることをはじめて知った。現在の問題は中国残留孤児だけではなく日本社会全体の問題と大きくかぶっていると思った。

・木下さんの話を聞いて、(高齢化した孤児たちに)コミュニケーションが上手くとれなかったり、日本語で伝えたいことが伝えられない、味覚があわないなどの問題があってとても大変だと思いました。

・日本という国の戦争の歴史をきちんと調べ、現プロで日本と中国の歴史への見解を対比して世界に真実を発信したいです。

カテゴリー:さくら21, 中国

2015/07/11

中日新聞社を訪問し、ジャーナリズムの現場を見学しました

さくら21科目である「入門演習(現代中国学部)」では、履修者の日本に対する理解を深めることを目的に、学内外での見学・体験および講演の催しをしています。今年度は三つのプログラムが用意されており、そのうちの一つである「新聞社見学と講演」の学外活動が6月20日に行われました。

≪関連リンク≫
先日6月4日に行われた学外活動(株式会社あいやの見学・体験と講演)の記事はこちら。

今回の学外活動では、中日新聞名古屋本社を訪問しました。下記はこの活動に参加した学生からの報告です。


まず、中日新聞社で見学させていただいたのは編集局でした。
編集局はとても広く、一つのフロアに各部署が全てまとまっているというのは、日本でも珍しく、あまり見学もされる事はないということで、貴重な場をみる事ができたと思います。そこでは、取材によって集められたどの情報を記事にし、どの写真とともに載せるかを決めることや、形となった記事の誤字・脱字の確認はもちろん、内容の確認も複数回に渡って行われながら記事をつくりあげていました。

続いて、新聞印刷の過程を見学させていただき、新聞の原本から新聞ができる様子を見ながら、印刷場の方から丁寧に説明してもらうことで、より理解することができました。

最後には、編集を行うに当たって大切なことや、外国特派員の経験がある方の海外での取材経験を話していただき、どのお話も新鮮で、とても興味深かったです。

この新聞社見学によって、いつも目にしている新聞の知らなかった事を知ることができたので、新しい視点で新聞を見ることができるようになったように思います。

特に驚いたのは、紙面を印刷する新聞用紙が大きなロール状になっていたことです。
この用紙が「輪転機」と呼ぶ大きな印刷機に取り付けられ、高速回転で印刷され、新聞紙の姿になっていくそうです。

編集においての情報の取捨選択の仕方などを聞くことができたので、これからのレポート作成や、情報発信の機会などには参考にしていきたいと思いました。


(現代中国学部一年・森山)

カテゴリー:さくら21

2015/07/07

さくら21プロジェクト・愛大で世界とつながる 中国・西安の大学生とオンラインで国際交流 ~2015年度春学期編~

さくら21プロジェクトの課外活動として2013年度から実施している西安の大学生とのオンライン交流も三年目を迎えました。今年の春学期も、西安交通大学城市学院(中国・西安市)の皆さんと、インターネットのビデオチャットを利用した国際交流を行い、日本発信活動に取り組みました。
≪参考≫過去の活動のブログ記事

2015年春学期は、愛大側4名、西安側6名のメンバーがオンライン交流を合計4回行いました。
オンライン交流を行う前には、自己紹介のビデオレター(動画)を互いに送り合ったので、どんなメンバーがいて、何に興味があるかを事前に簡単に知ることができました。



左:自己紹介ビデオ撮影中
右:西安より「はじめまして!」(写真はビデオのキャプチャ画像)

西安のメンバーの中には、自己紹介以外にも、西安の街や自分の故郷を紹介したビデオを送ってくれた方もいました(動画①動画②)。



ビデオには西安の観光スポットの紹介もありました!

合計4回のオンライン交流では、毎回テーマを決めて、テーマに沿った内容を発表したり、聞きたいことを互いに質問したりしました。

第1回(5月21日)と第2回(5月28日)は、「自己紹介と質問」というテーマで交流しました。ビデオレターで話した内容に対してさらに質問をするなどして、お互いのことを知ることができました。温泉について、玉(ヒスイ)の意味について、日本の小説について、外国語の勉強法についてなど、さまざまなことが話題にのぼりました。

≪愛大生の感想≫


西安の方たちの日本語がとっても上手だったおかげでたくさんコミュニケーションがとれたと思います。他の国の人と一時間も話したことは初めての経験だったので、とてもいい経験になりました。中国語がんばりたい!(現代中国学部・1年)

日本のことを聞かれたときに自分の国について理解していないと答えることができないのでもっと日本のことを知りたいと思った。(現代中国学部・1年)


第3回(6月11日)のオンライン交流では、「日本と中国の大学生活・大学の外での生活」をテーマに、日本側は部活動やアルバイトや文化祭について話しました。また、中国側は中国の学生の寮生活について話しました。

≪愛大生の感想≫


中国の寮生活についてたくさん質問でき、知ることができた。同じ大学生でも生活様式が違って興味が持てた。(現代中国学部・1年)

準備不足で会話が行き詰ったりして申し訳なく思った。分かりにくい日本語を話してしまったかなと思うことが多かった。(国際コミュニケーション学部・1年)

知らないことを知ることができて、楽しい一方、参加者の感想にあるように、うまく説明ができなかったり、伝えることができなくて反省することもあるようです。例えば「文化祭」や「端午の節句」など、日本と中国で共通のイメージを持っていないことについて伝えるのは簡単ではないかもしれません。

第4回(6月25日)では、日本と中国の文化の違いについて調べたことを発表し、話し合いました。修学旅行について、果物の値段、生の食べ物を食べることについて、列への割り込みについて、ネット事情、トイレ事情など、さまざまなことが話題に上ったので、双方の学生は興味津々で、楽しく会話をすることができました。

≪愛大生の感想≫


今日は日本と中国の文化の違いについてネットで見た情報など実際に聞くことができたのでとてもおもしろかったです。(現代中国学部・1年)

日本とは違うところをたくさん知れて勉強になりました。スイカの値段の違いにびっくりしました。(現代中国学部・1年)


また、春学期の交流を振り返って、西安交通大学城市学院の先生から感想をいただきましたので、紹介します。

≪西安交通大学城市学院の先生の感想≫


今までの交流では、城市学院の学生たちは愛知大学の大学生といろんなテーマで交流できました。時にはうまく説明できなかったり、言いたいことが伝わらなかったりすることもありましたが、それでも少しずつお互いのことが理解できるようになり、とてもいい経験になったと思います。交流とは一度だけのものではなく、積み重なって生まれるものなのだ、というふうに感じました。

西安交通大学城市学院のみなさん、ありがとうございました。

カテゴリー:さくら21, 中国, 中国語, 西安交流

2015/07/02

「現プロさくら組」特派員レポート2015 #3

「現地プログラム」で留学中の現代中国学部の学生から、留学生活の様子のレポートをお届けします。このシリーズ記事を担当するのは、「現プロさくら組・特派員グループ」のみなさんです。

3月から始まった現地プログラムも、マレーシアに行っていた11名の学生は先日6月22日に留学を終えて日本に帰国、中国と台湾でも残りわずかの期間を残すのみとなりました。
今回お届けするのは留学生活に慣れて充実した毎日を送っている5月のレポートです。

≪中国からのレポート≫


現プロが5月で半分過ぎました。ここで私たちの南開大学の生活について紹介します。


左:私たちの宿舎の愛大会館です。右:1階のロビーです。


居室にはシャワー、トイレ、ベッド、クローゼット、机、椅子、テレビ、空気清浄機、ネット環境などがあります。
教室も会館内にあるので寝坊しても心配ないです(?)。レストラン、売店もあります。


大学内には食堂がいくつかあります。
職員食堂の中にはご飯と選べるおかず2種が7元(約140円)で食べられるお店があります。


卵焼きやチキン、野菜などをナンみたいなパンに挟んで食べる「大餅」もおいしいです。


学内のどこへ行くにも新開湖の横をよく通ります。湖畔には楽器を演奏する人がいます。


(「現プロさくら組・中国」りらっくま)

≪マレーシアからのレポート≫

<語学パートナーと運動会>
5月11日、語学パートナーと運動会を行いました。種目は、ドッジボール、綱引き、リレー、二人三脚でした。たくさんの語学パートナーが運動会に参加してくれ、新聞記者の方まで取材に訪れていました。グループは4チームに分かれ、1グループ7人ぐらいで競いあいました。運動会は、自分の語学パートナー以外の人ともたくさん触れ合うことができるとても良い機会となりました。

<南方大学卒業式>
愛大生5人で5月24日、卒業式に参加しました。日本と、マレーシアの卒業式は全く違うように感じました。まず、卒業式では中国語のほか、英語、マレー語とたくさんの言語が話されていました。さらに、卒業生一人ひとりが卒業証書を受け取り、先生たちと写真を撮っていました。また、合唱部が歌を歌ったりと、マレーシアの卒業式は日本より盛大に感じました。

<美食(学内のイベント)>
愛大生5人で、「美食」というイベントに参加しました。バスで30分のところにある新山福建会館というところに行きました。最初は、福建料理の紹介をしてくれ、それからみんなで一緒に福建料理を食べました。そのあとは、歴史文物館に行き南方大学の学生が新山と福建省の人との歴史について資料と照らし合わせながら説明してくれました。このイベントには学生だけでなく地元の人や先生たちも参加していたので、とても多くの人と交流することができました。

<母の日>
英語の語学パートナーと一緒に母の日を祝いました。この日は、パートナーのいとこも来ていてみんなで盛大に祝うことができました。マレーシアでは、母の日は家族や親せきと一緒に食事をし、最後にケーキを食べるという習慣でした。日本だと、プレゼントを贈るのが一般的なので、文化の違いを感じる一日でした。食事をした後は、大学に行きみんなで記念に写真を撮りました。一緒に祝うことができてよかったです。



(「現プロさくら組・マレーシア」まよ)

カテゴリー:「現プロさくら組」特派員レポート, さくら21, マレーシア, 中国, 台湾, 現地プログラム, 留学

2015/06/26

図書館サポーター「トッポ」×さくら21リソースルーム ―お手伝い出張!―

愛知大学名古屋図書館をサポートする学生サークル「トッポ」をご存じですか。

「トッポ」とは、図書館や本が好きな学生が、図書館内のPOPの作成や、企画展示や図書館イベントの実施など、さまざまな活動をして図書館を盛り上げているのに一役買っている学生サークルです。

そんな「トッポ」のメンバーが、名古屋図書館のみならず、先日、さくら21リソースルームにも出張お手伝いをしてくれました。

トッポのメンバーには、初めてさくら21リソースルームに入った方もいたようです。リソースルーム内の資料を手に取り「面白い本がある!」、「クールジャパン系でなぜトイレの歴史の本があるの?」などと言いながら、中身をパラパラとチェック。その様子から、トッポには本好きな学生が集まっていることがうかがえました。

メンバーが話し合いながら、「新書は別に並べようか」「これはサブカルチャーかな」などと、本をてきぱきと並べ替えてくれた結果、本が探しやすく、見た目にもとてもきれいになりました。



テキパキと作業中@さくら21リソースルーム


ジャンル分けのPOPも作って貼ってくれました

それだけでなく、さくら21リソースルームのために、看板も作成してくれました!遠くから見てもよくわかります。



さくら21リソースルームの看板登場!可愛くて、華やかです。

トッポのみなさん、ありがとうございました!

今まで、さくら21リソースルームで資料を探したことのある人も、本の並びが変わっただけで、こんな本があったんだ、という新たな発見もあるかもしれません。今までこの部屋を利用したことがある人もない人も、ぜひ気軽に訪れてみてください。

カテゴリー:さくら21

2015/06/22

世界が恋する西尾の抹茶 ―さくら21科目で「日本」を学ぼう!―

2015年6月4日(木)にさくら21科目の入門演習(現代中国学部)で学外活動が行われました。この学外活動は、一昨年から行われ、学生が海外に向けて日本を発信できるように日本に対する理解を深めることを目標にしています。
今回は、約40名の現代中国学部の学生(現中生)が愛知の地場産業をテーマに老舗の抹茶メーカである株式会社「あいや」(愛知県・西尾市)を訪ね、勉強させていただきました。学外活動では、講演会と茶臼体験、工場見学を行いました。



工場入口。「おじゃまします。」

工場見学では、世界に出荷される抹茶の製造過程を見学しました。工場内は、抹茶の香りにつつまれ、鮮やかな緑の抹茶が次々と生みだされる工程を目の当たりにしました。次に、伝統的な茶臼を使い、抹茶を碾く体験をしました。初めて触れる茶臼は、思ったより重く、回し続けると手が疲れたそうです。



茶臼体験。ぐるぐるぐるぐる。見た目より力がいります。



左:西尾の抹茶とお茶菓子をごちそうになりました。
右:抹茶のお作法を習い、「いただきます!」

講演会では、グローバルに活躍されている杉田芳男氏(株式会社あいや代表取締役)から地域の名産である抹茶が、企業のどのような工夫によって多くの人に受け入れられ、「MATCHA」として世界に普及したのか、その試みをご講演いただきました。出荷している抹茶の大半は、茶道用ではなく、菓子や飲料に利用する食品加工用原料として使われているそうです。飲むためではなく、食べるための抹茶の需要が増えているという現状に学生から驚きの声が上がりました。
講演を聞いた学生からは「無農薬の茶畑には虫はいないのか。」、「茶臼は、なぜ、石でできているのか。」、「アメリカの進出先は、なぜロサンゼルスなのか。なぜ、ニューヨークではないのか」、「抹茶を世界に普及する中で西尾市や愛知県からの支援はあるのか。」、など様々な質問がでました。





左:講演会の様子。西尾の抹茶が世界にどのように受け入れられていったのか、
熱心にお話してくださいました。
右:「質問なんですけど・・。」勇気を出して、聞いてみます!


講演者の杉田様と最後に記念撮影。

来年、中国、台湾、マレーシアへと現プロ(※)を予定している学生にとって、日本や地元の名産を知る貴重な時間になりました。学生目線から、西尾の抹茶を世界で発信したいと思います。
株式会社「あいや」のみなさま、どうもありがとうございました。

※現プロ:「現地プログラム」のこと。二年次春セメスターの4ヵ月間、現代中国学部生全員が留学する「必修」プログラム。

カテゴリー:さくら21

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