月別アーカイブ: 2024年12月

2024/12/19

2024年度国際教育推進講演会を開催しました。

12月13日(金)、本学名古屋キャンパスにて2024年度国際教育推進講演会を開催し、
約90名の学生が参加しました。

今回はジャーナリストで、元日本経済新聞社欧州編集局長、現国士舘大学政経学部講師の
日下淳(くさかきよし)氏に「現場写真から見る欧州――国際ジャーナリストとして考えて
きたこと」をテーマに講演いただきました。

日下氏は、海外留学から海外駐在など、トータル10年余りの海外での滞在経験を基に、
実際にご自身が欧州の現地を渡り歩き、取材等で撮影された100枚を超える写真を会場
で解説いただきながら、激動の時代を駆ける欧州のおかれている状況、人々の考え方の
多様性、共通性、日本人との考え方の違いなど、政治、経済、文化の多岐にわたり講演
いただきました。

日下氏が欧州からヒントを得たことは、欧州社会は多様性を認め、
国家の枠を超えた行動・発想力があること、女性が活躍しやすい仕組みづくりなど社会的
イノベーションが進んでいること、歴史・文化の厚みを生かした物事の捉え方があり、
日本でも我々が学べることがたくさんあるということでした。
また、ご自身が心掛けていることとして、①「分かった気」にならないで謙虚に学ぶ、
②メディア・リテラシーを高める、③国の枠にとらわれない発想をもつ、
④Think Globally, Act Locally(鳥の眼、虫の眼をもって物事を見極める)、
⑤良いニュース、明るい動きを見出す、⑥外国人の友人を作ること、だと紹介がありました。

また、先行きが見えない現代において学生が大事にすべきとして3つのメッセージをいただきました。
1.世界に目を開こう
2.自分で考えよう
3.基礎を学ぼう

これは、本学の建学の精神の一つである「国際的教養と視野を持った人材の育成」につながるものです。
在学中に多くの学生が、本公演の内容を胸に広い世界を見て、謙虚に学び、自ら考え行動できる人材と
して活躍できるよう、国際交流課は今後もサポートしてまいります。

写真は当日の講演の様子です。ご覧ください。

カテゴリー:カテゴリーサンプルその1

2024/12/10

グローバル人材育成講演会「JICA海外協力隊員 モンゴル派遣体験談」を開催しました

 12月5日㈭ 13:30より、名古屋校舎グローバルラウンジにてグローバル人材育成講演会
「JICA海外協力隊員 モンゴル派遣体験談」を開催しました。(主催:国際教育推進委員会、
グローバルラウンジ部会)国際コミュニケーション学部や現代中国学部を中心に学生・教職員併せて13名が参加しました。

 講師にお招きしたのは、本学国際コミュニケーション学部英語科の卒業生(2017年度卒業)で、
JICA海外協力隊員としてモンゴルでの活動経験をお持ちの永井愛加氏。2018年3月に本学を卒業後、
福島県二本松での3か月間に及ぶ研修の後、バドミントン部隊の一員としてモンゴルにおける
バドミントン普及に尽力されました。「海外で人の役に立つ仕事がしたい」という想いを
幼い頃から持っていたという永井氏は、その目標のために大学で英語を専攻し、教員免許を取得。
大学で習得したこれらのスキルと、全国大会レベルのバドミントンの実力を活かしてJICAの
バドミントン部隊員として活躍するまでの経緯や、モンゴルの文化や暮らしについて、
沢山の写真と共に語っていただきました。

 決して楽しい事やうれしい事ばかりではなかったという1年5か月の経験をユーモアたっぷりに語る
永井氏に参加者の眼差しは真剣そのもの。
「思い切ったことに挑戦できるのは若者の特権。」
「挑戦したことは必ず糧になる。」
「在学中の経験として、また大学卒業後の進路の一つとして、JICAで海外に行くという選択肢があることを知ってほしい。」
という永井氏の前向きなことばと直向きな行動力が、会場に居た一人ひとりの心にまっすぐに響き、
素晴らしい講演会となりました。講演後の質疑応答やその後の交流会でも、研修や費用等の具体的な
内容について会場からいくつもの質問が飛び交い、参加者の興味の強さが伺えました。

 参加した学生からは「以前からJICAには興味があったが、実際の派遣プロセスが知れて良かった」
「派遣の期間や役割が様々だということが知れた」「自分の得意を活かせる活動があるかもしれない。
詳しく調べてみようと思う」など、とても前向きな感想を聞くことができました。
それぞれのキャリアビジョンに一石を投じる貴重な時間となったようです。


≪講師略歴≫
2018年3月  愛知大学国際コミュニケーション学部英語学科卒業
2018年10月 2018年度2次隊 バドミントン隊員としてモンゴルへ
2020年3月  日本へ帰国(本来は2年の派遣でしたが、コロナの関係で帰国)       
帰国後は地元のバドミントン教室で指導ボランティアを行う
2020年10月 2018年度2次隊としての派遣終了
2021年1月~11月 英語学習塾の事務
2021年12月~現在 貿易事務

カテゴリー:JICA, グローバルラウンジ, 講演会

2024/12/06

「江蘇杯中国語スピーチコンテスト(中部東海地区大会)」を開催しました (11月30日(土))

 2024年11月30日(土)に『江蘇杯』中国語スピーチコンテストが開催されました。
本コンテストは2015年度から開始され10回目の節目を迎えました。
 この度、高等学校の部には、11校24名の応募が、大学の部・朗読部門には9大学から28名、
スピーチ部門には5大学から11名と、総勢63名という多くの皆さんにご応募いただきました。
このうち、大学の部・朗読部門では南京大学の事前音声審査を経て、7大学15名が当日の決勝
に進みました。

 当日は、中華人民共和国駐名古屋総領事館の関長空領事、南京大学海外教育学院の趙文書院長
および、本学の広瀬学長に会場にて祝辞をいただいたほか、江蘇国際文化交流センターの周越波副秘書長
よりビデオレターで祝辞をいただきました。

 また、本コンテスト中に行われた、記念講演では、京都精華大学マンガ学部 陳龑准教授をお招きし、
「日中アニメーション交流の過去・現在」をテーマに講演をいただきました。

日中双方の審査員による厳正な審査の結果、以下の皆さんが受賞されました。
——————————————————————————–
【高等学校の部】
■中華人民共和国駐名古屋総領事賞(高等学校の部)
ベシキチオールららさん(私立名古屋国際高等学校)
■【1等賞】3名 
 佐野ベイティさん(私立名古屋国際高等学校)
 杉岡凌太さん(静岡県立静岡城北高等学校)
 竹内温音さん(愛知県立豊田東高等学校)
■【2等賞】6名
 鈴木彩友さん(愛知県立豊田東高等学校)
 横井うみさん(愛知県立津島高等学校)ほか4名
■【努力賞】14名
※当日欠席者1名


———————————————————————————-
【大学の部・朗読部門】
■【1等賞】3名
 齊藤空良さん(愛知淑徳大学)
 清水まな佳さん(名古屋大学)
 細野沙樹子さん(京都大学)
■【2等賞】7名
 岩瀬千佳さん(名古屋大学)
 松﨑歩美さん(京都大学)ほか5名
■【努力賞】5名
———————————————————————————-
【大学の部・スピーチ部門】≪≫は日本語訳
■【1等賞】3名
 小林美月さん(公立小松大学)『梦想的力量』≪夢の力≫
 村瀬未桜さん(愛知大学)『我的咖啡店姐姐』≪私のカフェのお姉さん≫
 石田奈津子さん(名古屋大学)『我的恋爱观」≪恋愛に対する私の考え≫
■【2等賞】4名
 西林優見さん(愛知大学)『我在中国留学的收获』≪私が中国留学で得たもの≫
 大野ちひろさん(名古屋大学)『带给我美好体验和缘分的爱好』≪素敵な体験と縁をもたらした私の趣味≫ ほか2名
■【努力賞】4名

■中華人民共和国駐名古屋総領事賞(朗読部門)齊藤空良さん(愛知淑徳大学)
■中華人民共和国駐名古屋総領事特別賞(スピーチ部門)小林美月さん(公立小松大学)

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本コンテストは、本学の海外協定校の一つ南京大学と、江蘇国際文化交流センターと、本学の
三機関の共催です。これまでアメリカ、ラオス、カンボジア、タイなどの国で開催されており、
日本では本学のみが開催する特色ある取り組みです。

カテゴリー:カテゴリーサンプルその1

2024/12/02

蟹江町文化祭 本学学生が呈茶会に参加しました!

11月3日(日)、本学の外国人留学生など計4名が、第57回蟹江町文化祭の呈茶会に
お手伝いとして参加しました。

蟹江町関係者の方からは、みな、積極的に来場客に声がけをして交流し、空き時間にはお茶を
たてる体験をし、地域の祭りや他の行事も見に行かれるなど、海外に行くことだけが国際交流
ではなく、身近な地域でも国際交流ができる例であると、学生の取り組む姿に大変喜んでくだ
さいました。

参加した学生からの感想を一部紹介します。 

抹茶の作り方と和菓子の食べ方と礼儀作法と特殊用語を学び、見学しました。以前はネットで
見ただけで参加したことはなく、初めて自分の手で抹茶を作ってみました。その他にも日本特有の
文化を見学し、初めて聞いた吟道は面白かったです。今回の経験で、日本の伝統文化に対する印象
がさらに深くなりました。いい思い出になりました。
(現代中国学部 X.Z)

日本抹茶という本物の茶道を体験できました。呈茶時の礼儀言葉、和菓子から食べて、その後
抹茶を飲むとか、菓子の大きさは二三口で食べられるように作ったなどの知識を知ってよかったです。
茶会のときも蟹江町の方と交流できて、日本文化の理解をさらに深めました。
(現代中国学部 S.A)

参加した4名の学生はお手伝いだけでなく、国際交流や日本理解に繋がる経験ができたようですね。
皆さん、呈茶会のお手伝いは少し敷居が高く感じるかと思いますが、学生のうちに日本の伝統文化
を知り、体験する機会があれば、ぜひ参加してほしいと思います。

カテゴリー:さくら21

2024/12/02

2024年度秋学期 おもてなしTrip活動中!

秋学期に入り、おもてなしTripを2回実施いたしました。

9月26日は研修員の方々にDAISOやドラッグストアなどをご紹介しました。

日本では地震や大雨などの災害に巻き込まれる心配もあるので、DAISOで手に入れられる防災グッズを調べて資料をお渡ししました。

しかし実際に売り場で一緒に探したが見つからない、ドラックストアでは簡単な薬の説明なども用意をしていましたが、お店の前での説明は難しかった、時間がありヤマダ電機に立ち寄ったりと、計画通りには進まない場面もありましたが、研修員の方々とお話しする機会は多く、新たな発見があったおもてなしTripだったようです。

 

 

参加学生の感想です。

研修員の方々と100円ショップを訪れて、日本の百均の便利グッズや役立つ防災グッズなどを海外の方目線で一緒に見ることができ、不思議に思うことや興味を持つことなどが私とは違い、新鮮な気持ちになりました。またスマホのプランによって値段が安くなることに興味を持っており、日本特有なのかと初めての発見がありました。(現代中国学部 A.Y)

 

英語は拙く伝えたいことが上手く言えなかったり通じなかったりすることが多かったです。ですが、知っている英単語を並べてジェスチャーをして少しだけでも通じた時はとても嬉しかったです。また、もっと英語を鍛えようと思えるような経験になりました。(現代中国学部 M.N)

 

10月24日は名古屋城をご案内しました。

昨年の大須商店街以来の、観光地へのおもてなしTripでした。

9月のおもてなしTripの反省点を生かし、しっかりと役割分担をし、早くからとても念入りに準備をし、英会話の練習もしていました。

ご案内するためには知識がないといけないので、名古屋城やその歴史について改めて調べることで、参加学生はより名古屋城について知ることができたのではないでしょうか。

 

 

参加学生の感想です。

今回初めて遠出で上手くいくか不安だったけどすごく楽しかったです。電車の乗り方や乗り換えなどで説明がいるところがあったけど意外とスムーズに乗れて目的地まで着くことが出来ました。研修員さんたちは自分の国を誇りに思っている人が多く、その国の魅力をたくさん教えてもらえました。一方私はなかなか日本の良いところを説明することが難しかったので日本についてもっと説明できるようにしたいです。研修員さんたちがすごく優しくなかなか話せなかったら声かけてくださり、たくさん助けていただきました。とてもいい経験でした。(国際コミュニケーション学部 H.W)

 

今回は比較的少人数での交流であったため、ひとりひとりの研修員とお話しながら、彼らの国の文化やこれまで経験してきたことについて聞くことができました。交流を通じて、世界の新たな側面に気づくことができたと思います。実際に名古屋城を案内している際に、自分自身も文化について疑問を抱く点があったので、こうしたところを解決して次回は知恵として研修員の方々に伝えられるとより日本文化を深く理解し、楽しんでいただけると思いました。(国際コミュニケーション学部 A.H)

 

参加してみたい方は、ぜひさくら21リソースルームにお越しください!! 

 

カテゴリー:JICA, おもてなしプロジェクト, さくら21

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