2017/02/28
第13回日本社会調査を実施しました
2月19日(日)~27日(月)の間、中国労働関係学院(北京市)の学生・教職員26名が来日し、本学現代中国学部生21名と共同で「日本社会調査(第13回)」を実施しました。
「日本社会調査」は、毎年夏に現代中国学部生が中国で実施する「現地研究調査」のカウンター・バージョンで、文部科学省「経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成支援」事業では、「日本理解・日本発信」の場として、また協働力養成の場として位置付けられています。
今回は、2月20日(月)~23日(木)の4日間にわたり、名古屋市、豊田市、豊橋市、大口町、東海市で共同調査を実施しました。
まず、有松・鳴海絞会館にて、有松絞を実際に体験した後、「企業班」「文化班」の2班に分かれ、調査を実施しました。
企業班は、兼房株式会社、カゴメ株式会社、トヨタ自動車株式会社を訪問し、各社の工場や記念館の見学とともに、安全管理、企業文化、労使関係に関する調査を行いました。文化班は現代中国学部長より辞書編纂室等に関する講演や、中国研究科長による同科の国際教育に関する講演を聴いたほか、豊橋市立寺部小学校や豊橋市教育委員会(豊橋市役所)を訪問し、調査活動に取り組みました。その後、両班合同で、本学東亜同文書院記念センター、私立桜丘高等学校を訪問しました。
2月25日(土)には、調査結果をまとめた「日本社会調査報告会」を開催しました。本調査活動を通じて、中国学生はリアルな日本を知り、自国との違いを発見し、本学学生は、日本の文化・慣習を伝える楽しさや難しさを体感したほか、自国に対する新たな気づきを得るきっかけにもなりました。
今回の調査に参加した同学部生は、2017年8月、中国をフィールドに実施される「現地研究調査」に参加予定です。
以下は調査・報告会の様子です。