カテゴリー: 中国

2014/04/21

王所長の中国だより#3 吹糖人(北京の民間工芸 吹糖人)

吹糖人

     吹糖人是旧时北京的一种民间行业,北京话为糖人儿,著名汉族民间手工艺品。祖师爷是明朝宰相刘伯温。民间艺人将麦芽糖用炭火融化后用口吹成各种各样的动物。吹成的糖人儿晶莹剔透,栩栩如生,形象逼真,深受小孩子的喜欢。此照片于今年春节摄于北京天坛庙会。

「吹糖人」は古代北京から伝わる民間工芸の一つです。北京の方言では「糖人儿」(tángrén er)と呼ばれ、明朝時代に名を馳せた軍師である劉伯温から伝わると言われています。糖人儿職人は炭火で麦芽糖を溶かしながら、口でそれを吹き、溶かした麦芽糖から様々な動物を作っていきます。出来上がった糖人儿は透き通って、生き生きとして、動物そのものとそっくりなので、子供の間ではとても人気です。写真は今年の春節、北京天壇公園で開かれた縁日で撮影されたものです。

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2014/04/16

西安から今年もビデオレターが届きました

さくら21プロジェクトでは、去年に引き続き、中国・西安市の「西安交通大学城市学院」の学生との交流を行います。

今年も去年同様に、
1. 西安の学生さんから届いた日本に関する質問のビデオレターに、愛大側もビデオレターを作って答える 
2. インターネットを利用して、オンラインで西安の学生さんたちといろいろなテーマで話す
といった活動を行う予定です。

今回は交流のテーマを「COOL JAPAN: アニメと名古屋観光」としていますが、西安の学生さんよりすでに興味深い質問をたくさんいただきました。

一例を紹介すると、


「日本のアニメに出てくる場所は、現実の場所にもとづいていることが多いと聞きました。例えば、『千と千尋の神隠し』の中の温泉は、長野県に本物があるそうです。では、名古屋には、アニメに出てくる建物がありますか。あれば紹介してください(2年生・女子)」


「豊臣秀吉、織田信長、徳川家康はみな愛知県出身で、(ドラゴンボールの作者の)鳥山明も名古屋出身なので、名古屋に興味を持っています。日本で「名古屋の人」と言えば、どんなイメージですか。日本で有名な名古屋の人を紹介してください(2年生・男子)」


 

これ以外にもさまざまな質問をいただいています。

皆さんだったら、このような質問にどのように答えますか。中国の大学生の皆さんは、愛大生からの返事を心待ちにしてくれています。愛大生はどのようなビデオレターを作り、どのような交流が生まれるのでしょうか。今後の活動が楽しみですね。

※本学学生でこの活動に興味がある方、4月22日(火)昼休みの説明会においでください。交流の使用言語は日本語なので、学部を問わず、誰でも楽しく交流できます。
※「さくら21プロジェクト」の活動に参加したい方、興味のある方は、講義棟2階の「さくら21リソースルーム」に一度来てみてください。一緒に活動しましょう。

「さくら21プロジェクト」の活動についてはこちらのページをご覧ください。

カテゴリー:さくら21, 中国, 西安交流

2014/04/14

王所長の中国だより♯2 格格走秀(「格格」ショー)

今回の王所長の中国だよりでは、「格格」ショーについてお伝えします。「格格」と聞いて、皆さんは何を想像しますか?


格格走秀

古时,皇帝之女称为格格。每年岁末,格格们聚在一起,穿上格格服装,头戴红花,以古时格格走秀时的舞台步伐,漫步街头,并用宫廷礼节向天下黎民百姓招式,以示皇家女儿之大美,并从中选出最美的格格。这是今年正月初二,装扮成格格的天津市民,正在表演格格走秀。

かつて、皇帝の娘は「格格」と呼ばれました。毎年年末になると、「格格」たちは集まって、「格格」の装いをし、頭に赤い花を付けて、「格格」ショーをするようなゆっくりとした歩きで街をねり歩きます。また、宮廷のしきたりに則り、民衆に挨拶をし、皇室の娘の美しさを披露します。最後にはこの中から最も美しい「格格」を選びます。
この写真は今年の旧暦1月2日に、「格格」の格好をした天津市民が「格格」ショーを行っている時の写真です。

 

カテゴリー:中国, 中国語, 王所長の中国だより

2014/04/09

「なまチャイナ」 愛大生のリアル留学レポート

愛大生の日本理解・日本発信活動は、中国(天津市)の南開大学で行われている現地プログラムでも展開中。その名も「なまチャイナ」。

「なまチャイナ」とは、留学の日々の中での「日本・日本文化の紹介」や「日本・日本文化に対する気づき」をどんどんレポートする、というもので、《交流なう》、《写真なう》、《企画モノ》の3部門があります。
現地プログラムが始まって3週間足らずですが、「なまチャイナ」のレポートがぞくぞくと届き始めました。このブログでもその一部を紹介していきますので、リアルな留学生活をぜひ共に感じてください。

今回は語学パートナー*との交流をレポートした《交流なう》の紹介です。
(*語学パートナーとは、現地プログラム中の学生が中国語力向上のため、会話をしたり、一緒に遊んだり、学習の助言をもらったりする2人1組の活動で、パートナーとなるのは南開大学の学部生や大学院生です。)

2014.3.21 語学パートナーとの面会!!!

好きな(日本の)アーティストや俳優について話した。
自分の語学パートナーの子は、”新垣結衣”がとても好きで、新垣結衣の出演しているドラマ”恋空”や最近のものでは”リーガルハイ”も見ているそうです。

他にも日本の歌手”いきのもがかり”や”宇多田ヒカル””コブクロ””椎名林檎”etc……..
などのアーティストの曲を聴いているそうです。
正直、ここまで日本のアーティストを知っているとは思いませんでした。
もしかしたら自分より詳しいかもしれません。

そこで….
自分が愛してやまない日本のアーティスト”LiSA”を知ってもらいたいと思い日本から持参したLiSAのCDとDVDをプレゼントしました。
とても喜んでもらえたのでうれしいです。

彼もLiSAっ子(LiSAファンの通称)となって、日本のアーティストLiSAの魅力を中国にいる友人や家族に広めてくれたらいいと思います。
また、将来的には彼が日本に来てくれれば、一緒にバンドのLIVEを見たり、有名所を見ながら日本をより知ってもらえるし、自分も日本発信に貢献することができます。

 

カテゴリー:さくら21, なまチャイナ, 中国, 現地プログラム

2014/04/04

日本を世界に伝えるおシゴト! feat. 国際交流基金 北京日本文化センター

3月11日(火)に国際交流基金 北京日本文化センターを訪問しました。国際交流基金とは、文化芸術や日本語教育、日本研究・知的交流などの分野で、日本の諸外国との間の文化交流事業を実施する専門機関です。国内には、東京本部と京都支部、附属機関として日本語国際センターと関西国際センターの2つがあります。海外には、21カ国に22の海外拠点を持ち、北京日本文化センターは、その海外拠点の1つです。
北京日本文化センターでは、伝統から現代までの日本の文化芸術を総合的に紹介しています。プロの現場では、どのように日本の文化が紹介されているのでしょうか。 今回は、その北京日本文化センター内の施設、図書館をレポートしたいと思います。

 



国際交流基金北京日本文化センター入口。看板がポップでかわいい。右の写真はセンター内の図書館。




センターでは「クールジャパン(酷・日本)」も紹介。



左:太宰治の企画展(訪問時)。
中央:ドラえもん、コナン、ちはやぶる、などなど。
右:「へぇ~。漫画もあるんだ。」北京に長期留学中の愛大生も興味津々。


経済から日本語、ファッション、アニメ、アイドルまで幅広く日本を発信。

この図書館には、日本語や中国語で書かれた日本関連書籍や日本語教材、日本の新聞、雑誌、漫画が所蔵されています。また、日本映画のAV資料もあります。所蔵物は1万7千点あるといいます。さくら21プロジェクトも旬な日本を世界に発信していきたいと思います。
国際交流基金 北京日本文化センターのみなさん、ありがとうございました!

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3月の北京の空。青い!

カテゴリー:さくら21, 中国

2014/04/02

王所長の中国だより#1 感恩节(感謝祭)

王所長の中国だよりでは、天津事務所の王所長から、現地ならではの話題をお送りします。これから4回にわたり、旧正月の様子をお伝えします。今回の話題は「感謝祭」です。

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感恩节

    每年的腊月二十九,众多民间艺技能者,按照老祖宗留下来的传统,都要身着代表行业的服装,身背工具,集体上街头向过路的行人抱拳行礼,以示一年来承蒙各位父老乡亲的关照,得以生计。过路行人见此均对他们施以礼钱。此民俗自明清以来一直延续至今,年年如此。

毎年旧暦の12月29日になると、多くの民間技術者が祖先から伝わってきた伝統に従い、それぞれの仕事着を着て、仕事道具を背負った状態で、街に集まり、道行く人に中国式のお辞儀をします。これは、この一年皆様のおかげで暮らすことができたという感謝の意を表しています。道行く人は、この様子を見て、彼らにいくらかのお金を渡します。この民俗習慣は明・清の時代から今日まで続いており、毎年春節の前に行われています。

 

カテゴリー:中国, 中国語, 王所長の中国だより

2013/12/16

西安の学生さんから交流の感想をいただきました / Xian Students Share Their Thoughts on the Online Exchange Program

さくら21プロジェクトでは、「西安の大学との交流」活動を通し、日本について海外へ発信してきました(過去の関連記事:記事①記事②記事③記事④記事⑤)。

中国側でオンライン交流に参加してくれている西安交通大学城市学院の学生さんたちは、話す内容も日本語面においてもたくさん準備して熱心に臨んでくれています。中国側のみなさんはこの活動にどのような感想を持っているのでしょうか。以下に紹介します。


・最初はいっぱい緊張しました。何も考えられませんでした。でも、二回交流した時、いろいろなことが分かりました。例えば日本の食べ物とか有名な俳優とか分かりました。そして、日本の方が思っているイケメンな人も分かりました。この交流は面白いだけではなく両国の文化も知れます。とても役に立つと思います。  そして、いろいろな表現と言葉が分かりました。交流ですから、どの言葉もよく聞かなければなりません。分からない時「すみません、もう一度お願いします」と言ってまた聞いて分かりました。相手の表現もよく覚えました。いい勉強方法だと思います。こんな交流を続けたいです。(三年生 ももさん)


・オンライン交流の前に、愛知大学のみんなが作った映像を見ました。それを見た時、「学があってすごい」という気持ちを持つようになりました。だから、第一回の交流の間、みんなを初めて見た時、なんだか相手のみんなが私の先生で、わくわくしたけど緊張してしまいました。でも、交流を深くするにつれて、みんながやっぱり大学二年生あるいは三年生だと感じました。なぜなら、みんながいつも笑顔をしていたり、はやりの話題に興味を持っていたり、そしてこちら側を理解できない時、不思議そうな顔をしていたりします。おもしろいですね。(二年生 ペンコさん)


・日本語で日本の皆さんと交流して、異文化を理解しました。たとえば中国人は猫より犬が好きな人が多いです。日本からのビデオを見た後、日本の文化に興味を持ちました。様々な質問をして、いろいろなことを理解しました。例えば日本人は一番好きな花は必ず桜ではありません。(三年生 ほしさん)

数回にわたって行ってきたこの活動は、12月で一区切りします。みなさん、お疲れ様でした。そしてたくさんの笑顔をありがとうございました。新年度にも同様の活動を計画していますので、両校のみなさん、ぜひ参加してください。

リピーターも歓迎です!

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オンライン交流時、モニターに写し出される様子。左側に写っているのが西安の学生の皆さん。

カテゴリー:さくら21, 中国, 中国語, 西安交流

2013/11/13

北京・中国労働関係学院の国際シンポジウムに本学学生2名が参加しました / Aichi University Students Participate in International Symposium at the China Institute of Industrial Relations

2013年10月24日、北京・中国労働関係学院にて開催された国際シンポジウムに本学学生2名が参加しました。「社会発展と若者の果たすべき役割」をテーマとした当シンポジウムは全部英語で行われ、中国、ロシア、ベラルーシ、ベトナム、日本、計5ヶ国から集まった大学の代表団は上述のテーマをそれぞれの立場から解釈し、各国が持つ特有のパースペクティブが発表内容に色濃く投影されていました。

本学から参加した吉村美佐乃さん(現代中国学部 4年生)と山本茜さん(国際コミュニケーション学部 3年生)は高度な英語能力を発揮しながら、異文化間交流・理解についての熱情あふれる発表を行い、観客を虜にしました。午前中、中国労働関係学院と本学の他に、ロシア・労働社会関係学院、ベラルーシ・労働社会関係国際大学、ベトナム・工会大学による発表も行われ、午後のセッションでは各代表団が取り上げた課題について活発な討論が繰り広げられ、盛大のうちに閉幕しました。

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本学の代表団(学生2名、教職員2名)は北京で数日間滞在し、シンポジウムの他、中国労働関係学院の学生さんが独自で企画した歓迎会、キャンパスツアー、交流会と観光アクティビティー等にも参加しました。本学学生はこの機会を活かし、さくら21プロジェクトが掲げる目標の一つである「日本発信」活動に励みました。

愛知大学は今後、中国労働関係学院との交流活動をさらに深める予定であり、現在様々な新しい企画を構想している最中です。今後の交流活動に是非ご期待ください!

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カテゴリー:さくら21, 中国

2013/11/12

愛大笹島茶館、始まりました!/ Sasashima Chinese Café Now Open!

当面、現代中国学部1年生を対象として行う「愛大笹島茶館」~初級中国語会話を楽しむ会~、昨日2013年11月11日に、第1回目が行われました。昨日は、天津事務所の王所長とテレビ会議をつないで行いました。7名の学生が集まり、王所長との間で「中国語オンリー」で、今大学で学んでいる科目や中国訪問経験、中国の気候や大気汚染問題などについて、皆、一生懸命話をしました。王所長もゆっくり聞いたり話したりしてくださいました。

中国人を前にすると、言いたいことが言えないもどかしさを感じて「もっと中国語を勉強したい」という気持ちになります。また、このような実践の場で学んだ単語や表現は、机上で1人で学んだときよりも強く印象に残り、忘れにくいものです。

現代中国学部1年生の皆さんは、積極的に「愛大笹島茶館」を経験してみてください。11月は、毎週月曜日には天津事務所の王所長とのテレビ会議、木曜日には留学生とのface-to-faceの会話を楽しむ予定です。詳細は、UNIPAの掲示を見るか、名古屋教務課にお問い合わせください。

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カテゴリー:中国, 天津事務所, 愛大笹島茶館

2013/11/05

海外から見た日本:中国で日本はどのように紹介されているの? / How is Japan Portrayed in China?

さくら21リソースルームに、新しい書籍が入りました。2011年に中国で創刊された「知日」という日本文化を紹介する雑誌の創刊号から最新号まで全部で14冊です。 この「知日」、編集長は「80后(1980年代生まれ)」世代の蘇静氏。また、主筆を務める毛丹青氏は日中両文壇で活躍する日本在住の作家で大学教授です。今までに特集されたテーマは、「明治維新」、「制服」、「猫」、「鉄道」、「妖怪」、「森ガール」など様々で伝統文化だけでなく、サブカルチャーも取り上げられています。中国唯一の日本に関する専門誌が中国読者に伝えている日本の姿はどのようなものでしょうか。

中国で出版されている雑誌ですので、もちろん全て中国語で書かれていますが、中国語がわからなくてもセンスある誌面を眺めるだけでも興味深く、この雑誌のユニークな切り口を感じることができるでしょう。中国でどのように日本が紹介されているのか興味がある人や日本発信活動に取り組んでいる人、さくら21リソースルームで新しい日本に出会いませんか。

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カテゴリー:さくら21, 中国

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