2015/04/28
≪ちゅまちゅまマレーシア≫とは、南方大学学院(マレーシア・ジョホールバル)で行われている現地プログラムで留学中の学生が、現地で生活する中で行った「日本・日本文化の紹介」や「日本・日本文化に対する気づき」や交流活動についてレポートしたものです。
(過去の記事はこちらから)
3月12日 アニメや音楽について話す
現地の学生三人に、お土産で、「妖怪ウォッチ」のジバニャン(※1)のストラップを渡したところ、三人とも知らず、去年日本で最も有名になり人気になったアニメだと伝えたところ、あまり反応を見せなかった。そこで自分の好きなアニメを紹介していくと、一人が「けいおん!」という番組について語り、音楽を聞かせてくれて(主題歌など)、日本の音楽の話題になった。YUIなどのアーティスト名が挙げられ、彼らのうちの二人はバンドをしておりYUIの歌をマネすると言っていた。
3月18日 誕生日パーティーに参加
日本人のクラスメートの誕生日だったので、語学パートナーの人たちが企画してくれたサプライズパーティーに参加しました。誕生日の歌を英語・中国語・日本語で歌い、交流しているなという実感がわきました。食事の後は、宿舎で授業でわからなかったところを教えてもらいました。
3月23日 イベントの出し物の相談
南方大学学院で行われる「我的活力校园(My Dynamic Campus)」というイベントの出し物を係の子と一緒に夕食をとりながら企画をした。去年の活動内容を見せてもらったり、日本らしさを感じさせる出し物は何かなどたくさん話し合った。話し合いの中では日本らしさを感じる盆踊りや日本の歌、ソーラン節と言ったものが出てきて日本について語り合った。
3月25日 マレーシアの火鍋
語学パートナーやその友達も一緒に火鍋に行った。日本とはまったく違うことに驚いた。マレーシアでは、バターをアルミホイルの上に載せ肉を焼き、その上に小なべが載っていて焼肉と鍋が両方できて、今まで行った店の中で一番異文化を感じた。焼肉や鍋の話でとても盛り上がった。値段や焼き方などたくさん話して、中国語で食べ物の名前なども教えてもらった。
3月28日 語学パートナーと朝ごはん
語学パートナーに、朝ごはんに連れていってもらった。マレーシアの代表的な料理のロティチャナイのお店に連れて行ってもらった。Roti kosong、Roti telur、Roti boiwang、Roti sardinの四種類とテ・タレというミルクティーを食べた。とてもおいしく、おなかもいっぱいになった。結構な量食べたのに、3リンギット(※2)だったことに驚いた。今日連れて行ってもらったお店は朝の5時から営業しているので、午前10時には売り切れになることもあるそうだ。
4月3日 新聞の取材を受ける
愛知大学の学生と語学パートナーが新聞記者の方に取材を受けた。マレーシアについてどう感じたか、南方大学学院についてどう思うか、初めてマレーシアを訪れたときと今では変化があるかなどたくさんのことを聞かれた。語学パートナーの横に座り、わからない部分については英語を交えながら教えてもらった。輪になって大勢で取材を受け、記者の方は主に語学パートナーと私たちがどういう交流をしているのかを興味深く聞いていた。
(※1)ジバニャン:「妖怪ウォッチ」というアニメ作品に登場するキャラクター
(※2)リンギット(Ringgit):マレーシアの通貨。1リンギットは、約33円(2015年4月27日現在)
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2015/04/23
今年3月からマレーシアにて実施が始まった「現地プログラム」が、地元メディアのホームページにて紹介されています。学生同士の交流の様子が紹介されていますので、訳文を併せて是非ご覧ください。
http://mykampung.sinchew.com.my/node/354583
また、南方大学学院のyou tubeでは実際の授業の様子を見ることができます。学生たちの充実ぶりがうかがえます。
https://www.youtube.com/watch?v=fERoghWEMNE
——–以下訳文概要
語学パートナーとのとの学習・日本人大学生のジョホールバルでの新たな経験
「食べ物が辛い!」「暑~い!」「物価が安い!」「みんな親切!」
今年3月10日、中国語の学習および文化の学習のために愛知大学の学生12名がはるばるジョホールバルにやって来て、3か月の「現地プログラム」を始めました。到着から3週間、学生が感じた印象は「マレーシアは多種多様」であるということでした。
この土地のことをよく知らない彼らはどのようにジョホールバルという発展中の大都市を知り、どのように多元的な文化を理解していくのでしょうか。
心配は無用です!今回の「現地プログラム」は愛知大学と南方大学学院が共同で行っており、12名の愛知大学現代中国学部2年の学生たちは南方大学の選ばれた25名の語学パートナーと共に豊かな学習の旅を始めるのです。
語学パートナーと友情を育む
今回、安焕然先生の手配により、一部の愛知大学生にインタビューを行いました。取材を通じて、愛知大学学生と南方大学学院の語学パートナーは良い友好関係を築いており、さまざまな方法でコミュニケーションをとっていることがわかり、素晴らしいと感じました。
取材に応じてくれた愛知大学の学生は倉田萌美さん、奧村美咲さん、寺戸銀河さん、日置文菜さん、川瀬真代さん、會場楓さんおよび鄭昭燕さんで、南方大学学院の語学パートナーは、黎倩盈さん、王志豪さん、曾麗文さん、林樂珊さん、高皓敏さんおよび李美琳さんです。
愛知大学生と南方大学学院生の間で話が通じない場合、日本人学生が読み書き能力は具えていることから、「書く」ことによって学生らはコミュニケーションをとっていると安焕然先生は言います。
日本人学生は南方大学学院の語学パートナーを誉めたたえ、南方大学学院で語学パートナーとして選ばれた学生がとても忍耐強く、大変親切であると彼らの印象を話してくれます。
その中で、會場楓さんも自身の語学パートナーを絶賛しています。自分の中国語会話能力は高くありませんが、語学パートナーは非常に辛抱強いため、とても安心すると話しています。
李美琳:マレーシアの多元文化を分かち合う
つづいて、南方大学学院の語学パートナーはどう感じているか、聞いてみましょう。
李美琳さんは河隅彩夏さんの英語語学パートナーで、同時に英語班長でもあります。語学パートナーになることは、日本人学生と知り合えるだけではなく、彼らに自国の多元文化を知ってもらい、ジョホールバルの文化および「南方大学学院の文化」を知ってもらうことができると話しています。
黎倩盈:異文化交流を通じて感じること
倉田萌美さんの中国語語学パートナーは中文系の黎倩盈さんで、彼女は中国語語学パートナーの班長の一人です。彼女は当初日本の文化を理解し、異文化交流を経験したいので、今回の語学パートナー選抜に参加したのだといいます。「現地プログラム」は日本人学生が南方大学学院に来て中国語を学ぶだけでなく、お互いの言葉を相互学習できるものであると彼女は考えています。
王志豪:まず中国語の発音を見直す
寺戸銀河さんの中国語語学パートナーは王志豪さんであり、彼は中国語語学パートナーの班長の一人です。彼は、今回の交流を新たな挑戦だと考えています。「私たちの普段の中国語発音は正しいわけではなく、日本人学生にとっては聞き取るのが難しいと思います。だから私たちは自分の発音を先に見直すことにしたのです。」
彼は、日本人学生と外出する時が一番興味深いと教えてくれました。彼は日本人学生とレストランへ行った時、「饮胜(乾杯)」文化を体験してもらいたかったが、しかしそこには多くのお客がいたため、彼らは恥ずかしそうであったといいます。
曾麗文:感謝の心を学ぶ
會場楓さんの中国語語学パートナーである曾麗文さんは、日本人学生から生活の中で注意を払わなかった物事について学んだという。
「日本人学生は毎回食事を始める前に両手を合わせて「いただきます」と言います。これは一種の感謝の言葉なのです。彼らは私に感謝の気持ちを常に持つよう気づかせてくれました。」
林樂珊:日本人の礼儀正しさを学ぶ
林樂珊さんは河隅彩夏さんの中国語語学パートナーです。彼女は、日本人は態度が礼儀正しく学ぶに値すると言います。「日本人は勉強にとてもまじめに取り組み、態度は謙虚で礼儀正しいです。相手が何を言っているか分からない時でも、いらいらした様子を見せません。」日本人との交流は、相互学習であり、得るものが大きいと彼女は話します。
高皓敏:買い物を楽しみにしている
鄭昭燕さんの中国語語学パートナーである高皓敏さんは、日本人学生はジョホールバルの物価を安いと感じており、彼らは買い物をとても楽しみにしていると話します。彼女によると、日本人学生の学習態度は大変良く、交流中にわからないところがあると、電子辞書を取り出して調べ、交流をスムーズに行おうとすると言います。「日本人学生はジョホールバルの文化や物事にとても興味を抱いています。ある時、ある店の建物が巨木を使って建てられているのを見て、ジョホールバルの人々の創造性は素晴らしいと大絶賛したんですよ。」
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2015/03/30
さくら21プロジェクトでは、今年度も「日本発信サティフィケイト」の取り組みを行っています。これは、現代中国学部の現地プログラム(通称:現プロ)中の学生が、交流活動やイベントなど、日本発信に関わる活動やできごとをレポートすると、「日本発信サティフィケイト(認定証)」が発行されるというもので、留学中の気づきや活動の「足あと」を目に見える形で残すことを奨励する目的で行っています。
現地プログラムは今年度(2015年度)より、従来の中国(南開大学・天津)に加え、新たにマレーシア(南方大学学院・ジョホールバル)と台湾(国立台湾師範大学・台北)を加えた三拠点で行われています。したがって、日本発信レポートも三つの留学先それぞれで進行中です。
このブログの読者ならご存じかと思いますが、昨年度はこの日本発信レポートを「なまチャイナ」という愛称で呼んでいました。今年度から加わった台湾とマレーシアのレポートについては、それぞれ「しりたいわん」、マレーシアは「ちゅまちゅまマレーシア」と名付けています。ちなみに、「ちゅまちゅまマレーシア」の「ちゅまちゅま」とは、マレー語でやってみよう、という意味です。
留学中の現地での様子が伝わってくるこのレポートを、今年度もこのブログで紹介していこうと思います。
(参考:昨年度の「なまチャイナ」レポートはこちら)
今回は、「ちゅまちゅまマレーシア」からの紹介です。
マレーシアでの現地プログラムは、3月10日に他に先駆けて出発、南方大学学院(南方大学)にて順調に現地での学習を開始しており、すでに現地からレポートも届いています。
(参考記事:マレーシアでの現地プログラムが現地の新聞に掲載されました!)
2015.3.11 語学パートナー(※)と自己紹介!
英語と中国語の語学パートナーと自己紹介をして、南方大学の学生が考えてくれたゲームで遊びました。また、ご飯のメニューを見ながらどんなメニューか、おすすめはどれかを教えてもらいました。夕方からは、ご飯とショッピングに連れて行ってもらい、「肉骨茶(バクテー)」を食べ、どうしてこの料理ができたのかを英語と中国語で説明してもらいました。また、語学パートナーの学生たちが本屋さんで日本語の本を買い、日本語でも少し交流しました。
(※)語学パートナー:現地プログラム中の学生が語学力向上のため、会話をしたり、一緒に遊んだり、学習の助言をもらったりする相手。パートナーとなるのは留学先の大学の学生。マレーシアでは、英語のパートナーと、中国語のパートナーがいる。
2015.3.15 それぞれの大学について話す
語学パートナーの子に大学内を案内してもらった。愛知大学にはない学科ばかりで、デザイン学科に展示されていた作品を見て回ったり、各学科の説明ブースに入ったり、南方大学学院についてより知ることができた。会場にはカフェのブースがあり、日本にはない発想だと思った。愛知大学はどういう大学なのか、同じ学科はあるのか、学生は何人いるのかなど細かいことまでたくさん質問された。

南方大学学院
現プロ期間中、中国とマレーシア、台湾の3拠点から、リアルな留学生活を報告します!
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