月別アーカイブ: 2013年11月

2013/11/26

グローバル人材育成推進フォーラムが開催されました / Global Forum Held at Aichi University on November 23rd

11月23日(土)、本学主催の「グローバル人材育成推進フォーラム」が本学名古屋校舎にて開催されました。

一般の方々と本学学生・教職員約250名が参加しました。

このフォーラムは、国内外で広く活躍できるグローバル人材育成への取り組みをさらに強化する目的で二部構成にて行われました。

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第1部の基調講演では、「アジアの中の日本~国際協力と外交~」というテーマで、JICA(国際協力機構)理事長である田中明彦氏に講演していただきました。

田中氏は、具体的なデータを交えながら、日本が戦後どのような背景の下、アジアで経済協力を行ってきたか、また、なぜ国際協力をするのか等についてお話され、また、世界への貢献を楽しんで活躍できる人材がグローバル人材であると思うとまとめられました。

また、第2部では、シューズデザイナーである舘鼻則孝氏、レアメタル専門商社にてミャンマーでの資源開発の最前線にてご活躍の山田耕平氏、本学の「さくら21プロジェクト」責任者の梅田康子教授の三名のパネラーによるパネルディスカッションが行われました。

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舘鼻氏は、レディー・ガガへの作品提供で知られるシューズデザイナーで、ニューヨークFIT美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバートミュージアムにも作品が収蔵され、アートの世界で注目を集めています。

また、現在は若手デザイナーのためにギャラリーを立ち上げ、作品発表の場を提供しています: www.arts-pocket.com

舘鼻氏は、十代の頃から「世界で活躍するには何が必要か」と考えていたそうです。洋服の本場で、自分のアイデンティティが日本人であることに気づき、日本について学び、日本文化を最先端のファッションという新しい形で世界に拡げています。自分のアイデンティティに自信を持ち自分しかできないことをしていくことが、未来における伝統をつくっていくという舘鼻氏のメッセージは、参加した方々の心に響いたことでしょう。

山田氏は、本学現代中国学部の卒業生で、台湾留学を経て、JICAの青年海外協力隊に参加しマラウイ共和国に派遣され、エイズ予防啓発ソングを制作、その活動は海外メディアからも高い評価を受け、2006年にはニューズウィーク誌日本版で「世界が尊敬する日本人100人」の一人に選ばれています。現在は、レアメタル専門商社にて、文字通り世界を股にかけてのご活躍ぶりです。

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山田氏の発表では、今までの非常に多彩な経験と、多くの人々との出会いがあったことが紹介され、その行動力とスケールが聞く人を驚かせました。まさに「世界で活躍することが楽しい」グローバル人材を体現していると言えるでしょう。

会場の学生からの「どうしたらそのような行動力が持てるのか」との質問に、「自分もいろいろなことを悩む普通の人間だが、行動することで悩みは解決につながっていく」と答えていました。

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舘鼻氏、山田氏からは、わたしたちはもっと自信をもってやっていくことが大切だというメッセージをいただきました。若くして世界で活躍するお二人の話を聞いたことで、学生にとっては大きな刺激となったことでしょう。

最後に、「さくら21プロジェクト」責任者である、本学現代中国学部の梅田康子教授より、さくら21プロジェクトの取り組みについて発表があり、「多様性に気づき、異なる他者と向き合う、かかわる」ことを目指し、その気づきのきっかけをより多く提供できるよう、さまざまな活動をしていることが紹介されました。

本日のフォーラムを活かし、さくら21プロジェクトにおいても今後もさらにさまざまな活動をしていきたいと思います。

カテゴリー:グローバルフォーラム

2013/11/26

第19回現代中国学部外国語コンテスト(中国語部門)が先日名古屋校舎にて開催されました / Results of the 19th Faculty of Modern Chinese Studies Chinese Speech Contest

2013年11月14日、愛知大学の名古屋校舎にて、第19回現代中国学部外国語コンテストが開催されました。

当日の多くの参加者は今年の9月から始動している「中国語朗読スピーチサークル」(グローバル人材育成推進事業の一環)で劉乃華先生の指導を受けており、短期間とはいうものの、学生の上達ぶりはとても顕著なものでした。

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当日の入賞結果

課題部門: 
第一位: 安井 香瑠さん (1年生)
第二位: 三屋 千明さん (1年生)
第三位: 松浦 華さん (1年生)
特別賞: 本竹 紗和子さん (1年生)

自由作文部門: 
第一位: 田中 緑さん(2年生)“收获自信”(自信を手に入れた私)
第二位: 大澤 徳宏さん(2年生)“见林不见树”(森を見て木を見ず)
第三位: 花園 あゆみさん(2年生)“朋友”(友達)

愛知県大会に出場した学生からの出場もあったものの、公平性のため、審査の対象外でしたが、よい手本を示してくれました。

自由作文部門で1位を獲得した田中緑さん(現代中国学部2年生)は11月30日、京都外国語大学で開催される全日本学生中国語弁論大会にも出場する予定であり、その結果は追ってお伝えしたいと思います!

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カテゴリー:スピーチコンテスト, 中国語, 朗読スピーチサークル

2013/11/25

グローバル人材西日本第1ブロック共同ワークショップ(@同志社大学)に本学学生が参加 / Faculty of Modern Chinese Studies Student Participates in Collaborative Workshop at Doshisha University

本学は、グローバル人材育成推進事業採択大学(全国42大学)の中の8大学(同志社大学、関西学院大学、神戸大学、福井大学、鳥取大学、愛知県立大学、京都産業大学、立命館大学)とともに、「西日本第1ブロック」を結成しています。

 2013年11月23日(土・祝)に、9大学共催による「西日本第1ブロック共同ワークショップ」が、同ブロック幹事校である同志社大学において開催されました。テーマを「グローバルの普遍性について」とし、200名程度の観客が集まりました。9大学それぞれから派遣された教員や学生、企業関係者がそれぞれの立場で「グローバル人材」の持つ意味について発表を行いました。

「グローバル人材」について語る岸田さん

パネルディスカッションの部(90分間)では、本学派遣学生(現代中国学部4年生 岸田祐未子さん)が登壇し、中国留学実体験に基づいた「グローバル人材」のあり方や「グローバル人材」育成に関して日本の大学に求めたい取組について発表を行いました。岸田さんの発表の中には、コーディネーターや他の参加者からその後の議論のキーワードとして取り上げられるような発言がいくつかあり、活発な意見交換に貢献しました。同ワークショップは、「グローバル人材」について今一度考えるよい契機となりました。

パネルディスカッションの様子
 《向かって中央が神余隆博コーディネーター(関西学院大学副学長)、右4名が学生(右端が岸田さん)、左4名が企業関係者および教員》

 

神余コーディネーターから質問をされ答える岸田さん

 

 

カテゴリー:西日本第1ブロック共同ワークショップ

2013/11/13

北京・中国労働関係学院の国際シンポジウムに本学学生2名が参加しました / Aichi University Students Participate in International Symposium at the China Institute of Industrial Relations

2013年10月24日、北京・中国労働関係学院にて開催された国際シンポジウムに本学学生2名が参加しました。「社会発展と若者の果たすべき役割」をテーマとした当シンポジウムは全部英語で行われ、中国、ロシア、ベラルーシ、ベトナム、日本、計5ヶ国から集まった大学の代表団は上述のテーマをそれぞれの立場から解釈し、各国が持つ特有のパースペクティブが発表内容に色濃く投影されていました。

本学から参加した吉村美佐乃さん(現代中国学部 4年生)と山本茜さん(国際コミュニケーション学部 3年生)は高度な英語能力を発揮しながら、異文化間交流・理解についての熱情あふれる発表を行い、観客を虜にしました。午前中、中国労働関係学院と本学の他に、ロシア・労働社会関係学院、ベラルーシ・労働社会関係国際大学、ベトナム・工会大学による発表も行われ、午後のセッションでは各代表団が取り上げた課題について活発な討論が繰り広げられ、盛大のうちに閉幕しました。

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本学の代表団(学生2名、教職員2名)は北京で数日間滞在し、シンポジウムの他、中国労働関係学院の学生さんが独自で企画した歓迎会、キャンパスツアー、交流会と観光アクティビティー等にも参加しました。本学学生はこの機会を活かし、さくら21プロジェクトが掲げる目標の一つである「日本発信」活動に励みました。

愛知大学は今後、中国労働関係学院との交流活動をさらに深める予定であり、現在様々な新しい企画を構想している最中です。今後の交流活動に是非ご期待ください!

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カテゴリー:さくら21, 中国

2013/11/12

愛大笹島茶館、始まりました!/ Sasashima Chinese Café Now Open!

当面、現代中国学部1年生を対象として行う「愛大笹島茶館」~初級中国語会話を楽しむ会~、昨日2013年11月11日に、第1回目が行われました。昨日は、天津事務所の王所長とテレビ会議をつないで行いました。7名の学生が集まり、王所長との間で「中国語オンリー」で、今大学で学んでいる科目や中国訪問経験、中国の気候や大気汚染問題などについて、皆、一生懸命話をしました。王所長もゆっくり聞いたり話したりしてくださいました。

中国人を前にすると、言いたいことが言えないもどかしさを感じて「もっと中国語を勉強したい」という気持ちになります。また、このような実践の場で学んだ単語や表現は、机上で1人で学んだときよりも強く印象に残り、忘れにくいものです。

現代中国学部1年生の皆さんは、積極的に「愛大笹島茶館」を経験してみてください。11月は、毎週月曜日には天津事務所の王所長とのテレビ会議、木曜日には留学生とのface-to-faceの会話を楽しむ予定です。詳細は、UNIPAの掲示を見るか、名古屋教務課にお問い合わせください。

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カテゴリー:中国, 天津事務所, 愛大笹島茶館

2013/11/05

海外から見た日本:中国で日本はどのように紹介されているの? / How is Japan Portrayed in China?

さくら21リソースルームに、新しい書籍が入りました。2011年に中国で創刊された「知日」という日本文化を紹介する雑誌の創刊号から最新号まで全部で14冊です。 この「知日」、編集長は「80后(1980年代生まれ)」世代の蘇静氏。また、主筆を務める毛丹青氏は日中両文壇で活躍する日本在住の作家で大学教授です。今までに特集されたテーマは、「明治維新」、「制服」、「猫」、「鉄道」、「妖怪」、「森ガール」など様々で伝統文化だけでなく、サブカルチャーも取り上げられています。中国唯一の日本に関する専門誌が中国読者に伝えている日本の姿はどのようなものでしょうか。

中国で出版されている雑誌ですので、もちろん全て中国語で書かれていますが、中国語がわからなくてもセンスある誌面を眺めるだけでも興味深く、この雑誌のユニークな切り口を感じることができるでしょう。中国でどのように日本が紹介されているのか興味がある人や日本発信活動に取り組んでいる人、さくら21リソースルームで新しい日本に出会いませんか。

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カテゴリー:さくら21, 中国

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