カテゴリー: さくら21

2015/04/07

しりたいわん#1 ~さくら21プロジェクト・現プロ(台湾)からの日本発信レポート~

今年度(2015年度)より、現代中国学部の「現地プログラム(通称:現プロ)」は従来の中国(南開大学)に加え、台湾(国立台湾師範大学)とマレーシア(南方大学学院)を加えた三拠点で行われています。

台湾での現プロは、3月21日から7月6日まで、台北市にある「国立台湾師範大学」という大学で行われています。





中国語を勉強している「国語教学センター」。ここでは、たくさんの人々が中国語を勉強しており、エレベーターに乗ると多くの言語が飛び交っている。


宿舎。国語教学センターのすぐ隣にある。教室に近いのでとても便利。

現プロ中の学生が、日本発信にかかわるできごとをレポートするという取り組みをさくら21プロジェクトで行っていることは以前の記事でもお伝えしたとおりです。

今日は、台湾から届いたレポート≪しりたいわん≫をお届けします。

(参考:マレーシア現プロの日本発信レポート「ちゅまちゅまマレーシア」はこちら

2015.3.27 名古屋弁などについて話す


語学パートナーと一緒に昼食をしたときに、私の出身地である名古屋のことについて話しました。自分が持ってきた名古屋弁や名古屋について書かれた本を見せながらしました。名古屋弁を教えてあげたときはとても興味を持ってくれて熱心にメモをしていました。また、名古屋ならではの文化やルール、街のことについては驚いたりしながらとても楽しそうに聞いてくれました。

2015.3.25 現地の少年とバスケ


たまたま金華國小(小学校)の近くを通ったときに、バスケットボールコートでバスケをやっている少年二人に遭遇したため、一緒にやれるか聞きました。そしてOKの返事をもらったので、一緒にバスケをしました。交流する中で、台湾のことやこの付近についてなど教えてもらい、日本での暮らしの事情を話しながらプレイしました。

2015.3.28 現地の友達と出かける


現地の友達と台北101(※1)の近くの二手市集(フリーマーケット)に行きました。お互いの好きな歌手や俳優の話をしたり、台湾で流行っている言葉を教えてもらったりしました。フリーマーケットでは、靴を二足買いました。店の人は日本人にとても優しくて驚きました。友達が故郷の話をしたとき、携帯で写真を見せてくれましたが、とてもきれいでした。一緒に行こうと言ってくれてうれしかったです。

※1 台北101…台北市にある超高層ビルの名前

2015.3.30 語学パートナーと互いの文化について話す


語学パートナーと一緒に遊びに行って、日本の文化と台湾の文化の話をしました。日本と台湾の方言の話や、名古屋のガイドブックを見せて特色を彼女に伝えました。それから台湾の成語(四字熟語)を教えてもらったり、おいしいものを食べました。それから彼女は日本の歌が好きなので、ちょっとだけ私が歌いました。

名古屋のガイドブックや名古屋本を日本から持参し、現地で日本発信のツールとして活用しているようですね。実は、現プロ生は、現プロ前に授業で「世界に向けてJAPANを売り込め!」という課題に取り組み、日本発信活動を念頭に早い時期から準備を進めています。さあ、現プロという幕が上がりました。楽しい日本発信の時間が始まりマシタよ!

カテゴリー:さくら21, しりたいわん, 現地プログラム, 留学

2015/03/30

ちゅまちゅまマレーシア #1 ~さくら21プロジェクト・マレーシア現プロからの日本発信レポート~

さくら21プロジェクトでは、今年度も「日本発信サティフィケイト」の取り組みを行っています。これは、現代中国学部の現地プログラム(通称:現プロ)中の学生が、交流活動やイベントなど、日本発信に関わる活動やできごとをレポートすると、「日本発信サティフィケイト(認定証)」が発行されるというもので、留学中の気づきや活動の「足あと」を目に見える形で残すことを奨励する目的で行っています。

現地プログラムは今年度(2015年度)より、従来の中国(南開大学・天津)に加え、新たにマレーシア(南方大学学院・ジョホールバル)と台湾(国立台湾師範大学・台北)を加えた三拠点で行われています。したがって、日本発信レポートも三つの留学先それぞれで進行中です。
このブログの読者ならご存じかと思いますが、昨年度はこの日本発信レポートを「なまチャイナ」という愛称で呼んでいました。今年度から加わった台湾とマレーシアのレポートについては、それぞれ「しりたいわん」、マレーシアは「ちゅまちゅまマレーシア」と名付けています。ちなみに、「ちゅまちゅまマレーシア」の「ちゅまちゅま」とは、マレー語でやってみよう、という意味です。

留学中の現地での様子が伝わってくるこのレポートを、今年度もこのブログで紹介していこうと思います。
(参考:昨年度の「なまチャイナ」レポートはこちら

今回は、「ちゅまちゅまマレーシア」からの紹介です。
マレーシアでの現地プログラムは、3月10日に他に先駆けて出発、南方大学学院(南方大学)にて順調に現地での学習を開始しており、すでに現地からレポートも届いています。
(参考記事:マレーシアでの現地プログラムが現地の新聞に掲載されました!

2015.3.11 語学パートナー(※)と自己紹介!


英語と中国語の語学パートナーと自己紹介をして、南方大学の学生が考えてくれたゲームで遊びました。また、ご飯のメニューを見ながらどんなメニューか、おすすめはどれかを教えてもらいました。夕方からは、ご飯とショッピングに連れて行ってもらい、「肉骨茶(バクテー)」を食べ、どうしてこの料理ができたのかを英語と中国語で説明してもらいました。また、語学パートナーの学生たちが本屋さんで日本語の本を買い、日本語でも少し交流しました。


(※)語学パートナー:現地プログラム中の学生が語学力向上のため、会話をしたり、一緒に遊んだり、学習の助言をもらったりする相手。パートナーとなるのは留学先の大学の学生。マレーシアでは、英語のパートナーと、中国語のパートナーがいる。

2015.3.15 それぞれの大学について話す


語学パートナーの子に大学内を案内してもらった。愛知大学にはない学科ばかりで、デザイン学科に展示されていた作品を見て回ったり、各学科の説明ブースに入ったり、南方大学学院についてより知ることができた。会場にはカフェのブースがあり、日本にはない発想だと思った。愛知大学はどういう大学なのか、同じ学科はあるのか、学生は何人いるのかなど細かいことまでたくさん質問された。



南方大学学院

現プロ期間中、中国とマレーシア、台湾の3拠点から、リアルな留学生活を報告します!

カテゴリー:さくら21, ちゅまちゅまマレーシア, マレーシア, 現地プログラム, 留学

2015/03/27

さくら21プロジェクト・「名古屋へおいでよ2014」を公開しました!

グローバル人材育成推進事業のホームページ内「さくら21」のページを更新しました!「さくら21科目」「さくら21活動アーカイブ(正課・正課外で行っているさまざまな活動の記録)」などの内容が最新になっているほか、本学の学生がさくら21の課外活動として企画・作成した「名古屋へおいでよ」のページも公開していますので、ぜひご覧ください。

「名古屋へおいでよ」というのは、愛知大学や、名古屋や、日本の魅力を日本や世界へ向けて紹介する、学生による自主企画です。名古屋で暮らしているとなかなか気づきにくいのですが、他の地域の人の目から見ると珍しかったり魅力的だったりするものが、この地域にはたくさんあるのではないでしょうか。これは、そんな自分の身近なものの魅力を大学生ならではの視点で発信しようという企画です。

昨年度(2013年度)には、愛大生がさまざまな外国語や方言で「名古屋へおいでよ」と呼びかける動画と、愛大からほど近い「名駅」や「那古野」という場所を紹介するページが作成されました。
(関連ブログ記事はこちら)



2013年度の企画
右: 岐阜弁で「名古屋へおいでよ」をいうと・・。 左: 大学から那古野まで散策。

今年度(2014年度)も、春学期から活動をスタートさせ、それぞれのグループが構想を持ち寄り、互いに意見を出し合いながら、夏休みも使って制作を進めました。今年度できあがったのは次の5編です。

企画1 むっちゃんとりらっくまと行くお城ツアーズ
全国的にも貴重な城郭の残っている愛知県下から、名古屋城と犬山城を紹介します。


名古屋城の石垣にはいろいろな歴史が刻まれています。

企画2 よんよんと行く名駅地下街めぐり
日本最大級の地下街である、名古屋駅前地下街の魅力を紹介します。

テルミナ? メイチカ? ユニモール? 地元ではおなじみですね。

企画3 LOVE・さらさらトン茶
愛知大学名古屋校舎の生協食堂で提供されていた夏季限定メニュー「さらさらトン茶」の魅力を漫画で紹介します。

「さらさらトン茶」ってどんな味!?

企画4 名古屋で楽しむ映画
本学から徒歩圏内の伏見の街の魅力をぶらぶら散歩しながら映像で伝えます。

伏見エリアの魅力を紹介!!

企画5 リアルな留学生活―住宅探しのアドバイス―
海外から日本に来た留学生に向けて、名古屋の下宿事情を紹介します。

「四畳半」、「和室」、「洋室」を説明できますか?

さくら21プロジェクトの課外活動の中でも、この「名古屋へおいでよ」は、完成を迎えるまで地味な活動ですが、完成したときの達成感は大きいそうです。



ミーティングを重ね、企画の内容を練る

また、おもてなしプロジェクト中国・西安の大学生との交流など他のさくら21活動で、外国人から名古屋の地下街のことを聞かれたり、城のことを質問されたりする場面が何度もありました。そのため、この活動を通じて調べたことは、実際に日本発信に有効であるという実感を得たようです。海外への発信を意識して地元を見直すと新しい発見がたくさんありますよ!

カテゴリー:さくら21

2015/03/24

さくら21プロジェクト・第5回おもてなしTRIPを実施しました②

記事①につづき、2月21日に実施した、第5回おもてなしTRIPの報告をお届けします。

≪B班の報告≫


私たちの班はナイジェリアからの研修員お2人をアテンドしました。
チュクムさんは前回(2月8日)のトリップにも参加されていて、今回2回目のおもてなしトリップでした。
オリエンテーションで行ったアイスブレーキング(※注)では、お互いの緊張感がほぐれ、ゲームを楽しめました。

(※注)アイスブレーキングとは、初対面の参加者同士の緊張をほぐすためにするゲームなどのアクティビティを指します。

<熱田神宮>
名古屋駅から地下鉄に乗ってみんなで話をしながら移動しました。熱田神宮では、前もって下見をしていた愛知大学のおもてなしメンバーが、一生懸命英語で熱田神宮について説明をしました。事前に自分たちがその場所や、作法の意味、仕方など知っておくことは、やはり大切だと思いました。
鳥居をくぐる前に一礼をすることや、参拝、手水の仕方を私たちがお手本を見せながら、研修員の方にも実際にやってもらい、知ってもらいました。宗教上、参拝はできない方もいらっしゃいましたが、研修員の方たちは来るのが初めてだったようで、日本の神社に興味をもって一緒に楽しむことができました。




熱田神宮にて。手水の仕方を実演。


<大須>
ここはA班とB班に分かれてアテンドしました!まず、大須観音に行き熱田神宮とは違った日本のお寺を見てもらいました。エスダさんはいつもビデオカメラで撮影していて、興味津々でした。
その後、みんなで和食を食べに行きました。研修員のお2人は、豆腐を食べたことがなかったらしく、初めての味に驚いていました。ランチタイムはナイジェリアの独特な英語の話など、私たちが知らないナイジェリアのことについて話してもらい、とても楽しかったです。



大須のお寺見学とランチタイム。



お土産は日本茶が買いたいということで、お茶屋さんを探し、お買い物のお手伝いをしました。100円ショップでは、「本当にこれが全部100円なの?」と少し驚いていました。100円はとても安いと言ってお土産をたくさん買っていました。




プリクラで記念撮影。目がキラキラしてます☆


その後はゲームセンターにいってプリクラをとりました。ここでも初めて見るプリクラにびっくりしていました。撮った写真がシールになってでてきて、プリクラを渡すと喜んでもらえたのでよかったです。プリクラも日本独特の素敵な文化だと思いました。
帰るときにクレーンゲームを見つけて研修員の方が何回か挑戦しましたが、難しくてとれませんでした。でも、楽しんでもらえたようです。



大須商店街・招き猫前で記念撮影。


今回もとても充実したトリップを行えました!一つ一つの活動を大切にして、また次につなげていきたいです。

カテゴリー:JICA, おもてなしプロジェクト, さくら21, 英語

2015/03/24

さくら21プロジェクト・第5回おもてなしTRIPを実施しました①

2月21日に実施した、第5回おもてなしTRIPの報告です。
過去の活動はこちら。



今回、愛大のおもてなしメンバーは、「歴史コース」として、熱田神宮などに行くコースを計画。二つの班に分かれて、研修員二名ずつをアテンドしました。熱田神宮に行くのはおもてなしTRIPでは今回が初めてです。

≪A班の報告≫

今回トリップに参加してくれたのはナイジェリア出身のチュクムさんとエスダさん、ケニア出身のアルフレッドさんとケンさんです。

最初にJICA中部で今日のトリップがどのようなものか説明を行い、その後、研修員の皆さんと学生でIce breakingという、お互いの壁を取り除く為のちょっとしたゲームをしました。その後、ナナちゃん人形の前にて、全員で写真撮影をしました!



JICA中部でのオリエンテーションの様子。英語でプレゼンテーション!ドキドキ!


ナナちゃん人形で記念撮影。今日は、女子高生版ナナちゃんです。


<熱田神宮>
地下鉄で熱田神宮へ行きました。
熱田神宮では愛大おもてなしメンバーから手水舎での清め方、鳥居の真ん中は神様の道だから通ってはいけないということなど神宮でのマナーの説明をしました。
鳥居をくぐる前には一礼してからくぐるというしきたりがあることは日本人の私でも知りませんでした。
みなさん信仰上の都合で、お参りはできませんでしたが、興味深そうにご神木を見たり、神宮独特の雰囲気を感じていました。
美肌になれると言われる清水社では、石塔に水をかけるのは難しいねと研修員の皆さんと話しました。
でも、これで皆美肌になれますね(笑)




熱田神宮にて。鳥居のくぐり方について説明!


<大須>
そして、熱田神宮から大須に向かいました。この日、大須は60周年ということで、お正月のような雰囲気でした。
ここでは人数が多かったため、二班に分かれてお昼ご飯を食べたり、買い物をしたりしました。私はアルフレッドさんとケンさんとまわりました。
お昼は某牛丼チェーン店で食べました。文字だけだとイメージしにくいけれども、メニューに写真が載っていたので選んでもらいやすかったかなと思います。でも牛丼が何なのか、説明後も不思議そうにメニューを見ていました。

昼食後はお土産を買いたいとのことで、靴屋や、時計屋、100円ショップに行きました。
靴や時計を買って、誰にあげるのか聞くと、決めてないけど誰かにあげるという返答が!!
靴を未定の誰かにあげるというのには驚きました。私は、お土産は誰にあげるかを決めてから買うものと思っていたので、不思議な感じがしました。
日本の物は高いと言っていましたが、いろいろなものを買ってくれたので、一緒に来れてよかったなと思いました。




大須商店街散策。60周年のイベントで、商店街が赤で華やかでした。


普段日本で生活していたら出会えないような国籍の人と交流でき、お互いのことや文化を知れて楽しかったです!
4名の研修員さんが参加してくれたことに感謝!!

記事②に続く・・・

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2015/03/17

JICA中部の「インド人研修員による自主研究発表会」に参加して

3月3日にJICA中部で行われた「インド人研修員による自主研究発表会」に参加した学生の感想をお届けします(関連記事はこちら)。

私が今回この発表会に参加したのは、個人的に、インドの人はどんな人なのか、日本のどんなことに関心を持っているのかを知るのが目的でした。

前半のB紙を用いたプレゼンでは、多くは日本のことに関する発表だったが、インドと日本の比較形式だったプレゼンもあり、インドには紙が無いトイレもあるということに特にびっくりした。後半のクールインディア紹介のプレゼンでは、「スパイス」に関する発表で、インドの人はみんなカレーが作れると聞いて、やっぱり国民的料理なのかなと感じた。その他いろいろ、知らなかったことを知ることができて、楽しかった。

また、最後の交流会では、インドについて知りたい事が沢山聞けたので良かった。そして、ヒンドゥー語を少し教えてもらい、その複雑な文字を目の前で書いてもらって興奮したし、主語、目的語、動詞の順の文法だと知り、驚いた。

 私は今回で大学のこのプロジェクトに参加するのは最後だったが、何度か参加してきて一番感じたのが、どんな人とでも人と人とが意志の疎通をはかるために言葉は大事だということ、そしてなにより世界言語である英語の重要性だった。
参加したのは数回だったが、JICA中部での日本文化体験教室等のボランティアも、参加するたび英語がもっと話せるようになりたいという意欲が湧いた。

学内にも留学生はおり、英語でしゃべろうと思えばできる環境もあるが、留学生も日本語ができるので、自分が英語で言い方などが分からなくなるとつい日本語で言ってしまうこともしばしばあったが、JICA中部では日本語がほとんど分からない人ばかりで、自分の中の少ない語彙の中でいかに相手に伝えることができるか、相手の言葉を理解できるかなど自分自身すごく熱心になれた。

留学経験のない私にとっては、いろんな人と会って英語で話せたことがすごく面白かった。また、言葉以外にも、普通に日本で生活していたら会うこともないような国の人たちに会えたこともすごく良かった。うまく言えないが自分の中の世界が広がった感じがするし、駅などで今まで肌の色でこの人外人だな・・・みたいな変な(?)目で人を見ることもあまりなくなったような気がする。多様性に触れることはすごく大事なことだなあ、と思った。

(国際コミュニケーション学部 四年)

カテゴリー:JICA, さくら21, 英語

2015/03/17

JICA中部の「インド人研修員による自主研究発表会」に参加しました

3月3日に、JICA中部で「インド人研修員による自主研究発表会」が行われ、本学の学生と教員が発表会に参加しました。
昨年の同発表会に参加したときの記事はこちら

この発表会は、JICA中部が実施する技術協力プロジェクトの一環として約二週間日本に滞在し研修に参加するインドの製造業界の経営幹部38名が、滞在期間中に行った「日本についての自主研究」の成果を発表するというものです。
自主研究というのは、研修員が3人一組になり、来日前にテーマを決め、来日後は短期間でいろいろなところに出向き、データを取り、まとめる、という主体的に学ぶプログラムということです。

発表会会場にはプレゼンテーションボードがいくつも並べられ、その中から好きなテーマのところに行って聞くという「夜店式」のスタイルでした。
13グループの発表テーマは「コミック大好き!~日本vsインド」「ベジタリアンは名古屋で生き残れるか」「日本のトイレバンザイ」など、聞いてみたいと思わせるテーマばかり。テーマだけを見ても、外国人が日本を見る視点をうかがい知ることができます。発表では、内容の興味深さもさることながら、研修員たちがこの研修を将来のビジネスに役立てようとする真剣な姿勢で取り組んでいることがうかがえました。どのパネルの前でも、参加者が興味深くプレゼンを聞き、活発に質問していました。



発表の様子


左:優秀賞に選ばれた発表(「階段とエスカレーター、あなたはどちらを選ぶ?」)の
プレゼンボードの一部
右:第二部のインドの文化紹介「クールインディア」タイム。インドの神様、スパイス、結婚、占い、
インドの映画、インドの観光地が紹介された

発信力を高めたい学生にとっても、この発表会はいろいろなヒントをもらえるものであったと思います。テーマ選び、プレゼン方法、データの使い方、得られた結果をどう次につなげるか。また、研修員の方々が異文化の中で調査を行い発表したという点でも、わたしたちの手本にもなり刺激になるものでした。

関連リンク:インド人研修員による「自主研究発表会」を実施(JICA中部ウェブサイト)

カテゴリー:JICA, さくら21, 英語

2015/03/12

さくら21プロジェクト・2015春の台湾交流プログラムが行われました

以下、参加者からの報告をお届けします。

<台湾交流>

台湾交流とは、夏は日本、春は台湾と1年に2回、愛知大学・人間環境大学(岡崎市)・東海大学(台湾・台中市)の三大学合同で行われており、学生が主体となってフィールドワークをしながら交流を深めていくものです。今年の春は2月9日~2月14日の期間に台湾の宜蘭で行われました。今回は、42名とメンバーもとても多く、愛大からは12名参加し、大規模な交流会となりました。

左:活動場所の最寄り駅「羅東」の駅前  右:宿泊地の近く。のどかなところ

(歓迎会)
歓迎会では、東海大学の学生が中心となり私たち日本からの学生を出迎えてくれました。最初は食事をとりながらも少し緊張ムードでしたが、いざゲームを始めるとお互いに名前を一生懸命覚えたり、一人ひとりが自己紹介をしたりと「いよいよ台湾交流が始まるんだなぁ」という雰囲気でした。そのあとは、グループで集まりポスターを作りました。それぞれのグループがフィールドワークに向け、自分たちのテーマを紹介した個性溢れるポスターでした。

(まよ)


歓迎会では、ゲームで自己紹介



グループ毎にテーマ紹介のポスターを作成し発表

(グループ活動)
現地でのフィールドワークで僕は伝統文化について調査しました。国立伝統芸術センターに行き、布袋戯という人形劇を見たり、歌仔戯という日本の歌舞伎のような伝統文化の劇団にインタビューさせていただき、簡単な舞踊の動きを教えてもらいました。思っていたより若い世代が多く、伝統文化に対して情熱も感じました。夜は羅東夜市に行き様々なおいしいものを食べました。今回の活動で僕の知らない世界を知っている、たくさんの面白い人々に出会うことができました。次回もこの楽しい活動に参加して、新しい人脈を広げていきたいです。

(オジー)



左:フィールドへ移動途中の宜蘭駅で 右:歌仔戯の劇団員にインタビュー



左:歌仔戯の動作を教えてもらう 右:台湾と言えばもちろん屋台にも

(送迎会)
送迎会では、それぞれのグループが3日間のフィールドワークの成果を発表しました。一人一人が真剣に質問をしたり、答えたりと中身の濃い発表となりました。また、全員が食事をとりながら会話をし、活動について振り返りました。今回は、この交流会への参加が最後となるメンバーも多く、送迎会の一大イベントであるゲームやプレゼント交換、一人ひとりの感想と「笑いありさみしさあり」といろんな気持ちがこみ上げてくる一日でした。

(まよ)




左:発表準備。各グループ真剣!左:発表会。質疑応答も活発でした



左:発表にも熱が入ります 右:送別会では楽しくゲーム


参加者全員での記念撮影。お疲れさまでした

(文:現代中国学部2年オジー、1年まよ)

カテゴリー:さくら21, 台湾, 台湾交流プログラム

2015/03/09

さくら21プロジェクト・第4回おもてなしTRIPを実施しました②

記事①に続き、第4回おもてなしTRIPの報告をお届けします。今回は「自然班」からの報告です。

≪自然コースA班≫

私たちの班は、ヨルダン、チュニジア、パレスチナの研修員の方3名を東山動植物園などへアテンドしました。

<東山動植物園>
あいにくの雨の中、今日のメインの動物園へ。絶滅危惧種など普段目にしない動物たちを見て、研修員の方はたくさんシャッターを切り、とても興味津々な様子でした。続いて、動物園に隣接する植物園へ!こちらには、日本の歴史を感じさせる合掌造りの家があり、家の中まで見学できました。当時の暮らしの場が見事に再現されており、これには思わず研修員さんも、当時の人になりきって囲炉裏の前でポーズ!日本独特の雰囲気に、とても興奮している様子でした。そして、最後に立ち寄ったお土産屋では、大きな象のかぶりものを購入する方も。とてもノリノリな様子でした!悪天候の中でしたが、違った視点から日本を楽しめたようでよかったです。



<ランチ>
お昼は、寒かったこともあり東山動植物園の中にある暖房の効いたカフェでランチをしました。カフェのメニューは予想していたよりも少なく、研修員さんは宗教上の理由で食べられない物が多かったようで、紅茶しか頼まれていませんでした。また研修員さんの中にはリンゴを持参している方がいて驚いた反面、どんな国、事情がある方でもいくつか食べ物の選択肢があるお店をもっと念入りに調べておくべきだったなと反省しました。
ここでは、みんなでFacebookを聞きあったり、お互いの教育制度、名前の由来を教え合ったりしました。研修員さん一人一人の名前の意味はとても素敵で、楽しく充実した時間を過ごすことができました。



<A Message to Ahmad, Issene and Eman>
Hello, Thank you for participating in our Omotenashi trip. Did you have a nice time? We were glad to make many good memories with you by talking and looking animals. We hope this trip will become a part of your memories in Japan. Also, it would be great if we have another chance to go out with you. Hope to see you again!

From: Yuka, Kasumi, Haruka and Risa


≪自然コースB班≫

私たちの班は、エジプト出身のアビーアさん、リハムさん、ナイジェリア出身のチュクムさんの3人を迎え行動しました。
東山動植物園では、ほとんどの動物とのツーショットで撮ってほしいと頼まれ、愛大のメンバーは写真係に徹していました。



東山動植物園エントランスにて

昼食はファミリーレストランで食べ、宗教の関係上、アルコール、ポークが食べられないということで、店員さんを何度も呼んで確認しました。

IMG_4297
ファミレスで楽しく昼食♪

昼食後は、アビーアさんが栄のディスカウントショップに行きたいとのことだったので、アビーアさんと学生2人、リハムさん、チュクムさんと学生3人に分かれて行動しました。「家族や友人にお土産を買いたいけど、どれが良い?」と尋ねられ、「これは?」「これは?」と日本らしいものを説明しながら提案し、文化発信ができたと思います。


100円ショップでお土産購入!

皆さんとてもフレンドリーでとても楽しいトリップをすることができました。現在でもFacebookを通じて連絡を取り合っています。

カテゴリー:JICA, おもてなしプロジェクト, さくら21, 英語

2015/03/07

さくら21プロジェクト・第4回おもてなしTRIPを実施しました①

さくら21プロジェクトの「おもてなしプロジェクト」のメンバーが、「おもてなしOne day trip」を2月8日に実施しました。

この活動は、日本の国際協力の一つである技術研修を実施するJICA中部で、研修に参加するために滞在している開発途上国の行政官や技術者である研修員の方々に、愛大生が名古屋の見どころを紹介し、おもてなしをするというものです。
(以前の活動の記事:第1回第2回第3回①第3回②

2014年6月に初めてのtripを行って以来、この活動に参加するメンバーも増え、今回のtripですでに実施4回目を数えます。

今回は、初の試みとして、行先の違う二つのコース「歴史コース」「自然コース」を計画し、研修員の方の興味に合わせて行きたい方を選んで参加してもらう、という方法で行いました。

以下、学生からの報告です。

≪歴史班≫

私たちは歴史班で、フィリピン出身のシンシアさんとシャムさんをアテンドしました。
最初に名古屋城に行きました。本丸御殿の障壁画にとても興味を持っていて、写真もたくさん撮っていました!でも、「なぜ虎の絵が描かれているの?」と聞かれた時は、あまりうまく説明することができませんでした。その他にも「シャチホコがのっている意味は?」など、私たちが今まで疑問に思わなかったことについてたくさん聞かれ、自分たちには知らないことがまだまだたくさんあるのだなあと実感しました。
でも、名古屋城の歴史についての展示に熱心に目を通していたり、お土産もいくつか買っていて、とても楽しんでいただけたと思います!


そして、昼食は名城病院に行きました!「病院でランチ!?」と研修員のお二人も驚いていました。しかし、いざ病院の最上階にあるレストランに行ってみると、先ほどまで登っていた名古屋城や、市役所周辺を見渡すことができる素敵な景色に喜んでいただきました。二人の研修員のうち、一人はイスラム教徒、もう一人は魚介アレルギーと制約のある中での食事でしたが、うどんは母国フィリピンの味に似ていてお口に合ったようです。
また、人生の先輩でもあるお二人に日本とフィリピンの文化的な違いや、人生のアドバイスもいただきました。国籍も文化も年齢も違う方々と交流することができるのもこのおもてなしトリップならではの良さですね!



最後に大須へ行きました。
大須は行ったことがあると行っていたのであまり買い物はしないのかと思いきや、結構たくさん買っていました!
一番興味を示していたのは、日本のファッション。日本人はオシャレで素敵だと何回も言ってくださいました。実際に大須でも日本の伝統的なお店よりも若い子達が行くような洋服屋さんや雑貨屋さんが特に行きたそうだったので、何店舗かそういったお店を回り、
かわいいハンドメイドの腕時計、洋服、ポーチ、かばん、などを買っていました!



時には、「どれがいいと思う?」「あなたが好きなのを選んで!」と言われ一緒に選んだり、試着の時も「どう思う?」と言われて意見を言ったりと、ただアテンドするだけではなく一緒になって今回のトリップを楽しむことができたので良かったです!

毎回同じようなトリップをするのではなく、参加される研修員の希望に合わせて行きたいお店をピックアップしたり、時間を調整したりと、予定はしっかりと決めつつも臨機応変に対応することが必要だなと感じました。日本文化の良さを伝えることができたとともに、会話を通してフィリピンの良き文化もたくさん教えていただきました。
研修員に楽しんでいただくだけでなく私達自身も一緒になって楽しむことができたとても充実したトリップでした!今回得た経験を元に次回にも生かしたいと思いました。

②へつづく・・・・・

カテゴリー:JICA, おもてなしプロジェクト, さくら21, 英語

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