2015/08/12

さくら21プロジェクト×学生レポート「世界コスプレサミット2015に行く!」

世界の多くの国からコスプレイヤーが名古屋に集結しコスプレ世界一を競う「世界コスプレサミット」が2015年7月25日~8月2日に行われました。世界中から多くの人が参加するこのイベントの魅力とは何でしょうか。また、コスプレは海外でどれくらい普及しており、どのような効果を持っているのでしょうか。

8月1日に行われたパレード(世界各地の代表コスプレイヤーたちによる徳川宗春の一団との錦通のレッドカーペット上のパレード)を観覧した本学学生が、世界のクールジャパン現象を学生目線で報告します。


世界コスプレサミット(8月1日)

徳川宗春道中&世界コスプレサミット 錦通りレッドカーペットパレード

錦通り(サンシャイン栄~名古屋国際ホテル前)にレッドカーペットが敷かれ、そこに徳川宗春道中と世界コスプレサミットの行進が行われました。炎天下の中、午前から多くの観覧客で賑わいました。団扇とパンフレットは無料で配布されていました。団扇は人気コミック“BLEACH”のコスプレをしたスタッフが配布していました。
ちなみに、徳川宗春(尾張藩第7藩主)に扮していたのは愛知県知事の大村秀章氏です。


宗春道中終了後、26か国・地域の代表コスプレイヤーによるパレードが行われました。コスプレの完成度は、非常に高く、かっこいいものから可愛いものまで様々なアニメ・ゲームの衣装で溢れていました。殆どのコスプレイヤーはカメラに向かってポーズを取ってくれました。
日本代表のコスプレはオンラインゲーム“刀剣乱舞”、韓国代表はアニメ“コードギアス”、中国代表は美しいお姫様でした。

コスプレイヤーだけではなく、観覧客や報道陣の間でも様々な言語が飛び交っていて、非常にグローバルを感じるイベントでした。

サンシャイン栄から少し離れたところにあるオアシス21もたくさんのコスプレイヤーとその撮影者でいっぱいでした。ここでも特設会場でワールドカラオケグランプリや世界コスプレチャンピオンシップのライブビューイングが行われていました。
このイベントをきっかけにSNS仲間やコスプレ仲間を増やし輪を広げていく現場をいくつか見かけました。毎年、コスプレサミット開催時のみ見られる光景です。
人気コスプレイヤーの周りにはたくさんのカメラマンが囲み写真撮影を行います。これはコスプレイヤーにとって光栄なことであるそうです。

名古屋国際ホテルで開催された国際シンポジウム(世界コスプレサミット学術委員会が運営)の観覧をしてきました。ホテルの1階ロビーには下の写真(漫画“黒執事”シエル・ファントムハイヴの衣装)のように手作りのコスプレ衣装が展示されています。



コスプレに関するプレゼンを大学の先生や外務省の職員の方が行っていました。コスプレは今や日本には欠かせないものとなり、世界にも広がっていることを改めて実感しました。コスプレを通じた経済や国際交流などについてのお話でした。

昨年は大須コスプレパレード、今年は錦通りレッドカーペットパレードを観覧してきました。その年の流行によってコスプレイヤーの衣装に変化があり、とても魅力があります。海外からの参加者も非常に増えてきていることが観覧、撮影側にいても非常に伝わりました。コスプレのようなサブカルチャーを通じて日本に関心を持ってもらえることはいいことだと思います。この現場にはまるで空港のように様々な言語が飛び交っていました。国際交流には最適な場所ではないかと私は考えます。


現代中国学部2年 小坂井

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