2015/06/22

世界が恋する西尾の抹茶 ―さくら21科目で「日本」を学ぼう!―

2015年6月4日(木)にさくら21科目の入門演習(現代中国学部)で学外活動が行われました。この学外活動は、一昨年から行われ、学生が海外に向けて日本を発信できるように日本に対する理解を深めることを目標にしています。
今回は、約40名の現代中国学部の学生(現中生)が愛知の地場産業をテーマに老舗の抹茶メーカである株式会社「あいや」(愛知県・西尾市)を訪ね、勉強させていただきました。学外活動では、講演会と茶臼体験、工場見学を行いました。



工場入口。「おじゃまします。」

工場見学では、世界に出荷される抹茶の製造過程を見学しました。工場内は、抹茶の香りにつつまれ、鮮やかな緑の抹茶が次々と生みだされる工程を目の当たりにしました。次に、伝統的な茶臼を使い、抹茶を碾く体験をしました。初めて触れる茶臼は、思ったより重く、回し続けると手が疲れたそうです。



茶臼体験。ぐるぐるぐるぐる。見た目より力がいります。



左:西尾の抹茶とお茶菓子をごちそうになりました。
右:抹茶のお作法を習い、「いただきます!」

講演会では、グローバルに活躍されている杉田芳男氏(株式会社あいや代表取締役)から地域の名産である抹茶が、企業のどのような工夫によって多くの人に受け入れられ、「MATCHA」として世界に普及したのか、その試みをご講演いただきました。出荷している抹茶の大半は、茶道用ではなく、菓子や飲料に利用する食品加工用原料として使われているそうです。飲むためではなく、食べるための抹茶の需要が増えているという現状に学生から驚きの声が上がりました。
講演を聞いた学生からは「無農薬の茶畑には虫はいないのか。」、「茶臼は、なぜ、石でできているのか。」、「アメリカの進出先は、なぜロサンゼルスなのか。なぜ、ニューヨークではないのか」、「抹茶を世界に普及する中で西尾市や愛知県からの支援はあるのか。」、など様々な質問がでました。





左:講演会の様子。西尾の抹茶が世界にどのように受け入れられていったのか、
熱心にお話してくださいました。
右:「質問なんですけど・・。」勇気を出して、聞いてみます!


講演者の杉田様と最後に記念撮影。

来年、中国、台湾、マレーシアへと現プロ(※)を予定している学生にとって、日本や地元の名産を知る貴重な時間になりました。学生目線から、西尾の抹茶を世界で発信したいと思います。
株式会社「あいや」のみなさま、どうもありがとうございました。

※現プロ:「現地プログラム」のこと。二年次春セメスターの4ヵ月間、現代中国学部生全員が留学する「必修」プログラム。

カテゴリー:さくら21

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