2016/09/02
さくら21プログシェクト・2016年夏季の台湾交流プログラム 活動報告①
2016年夏季の台湾交流プログラム(※注)は、愛知大学8名、人間環境大学6名、東海大学6名の学生が参加し8月2日から8日に愛知県名古屋市で行われました。今回は「NPO、NGO」を大きなテーマとし、「堀川」「子ども」「フェアトレード」「外国人児童生徒」「南医療生協」の5つの小さいテーマのグループに分かれてフィールドワークを行い、8月7日に調査結果を報告する発表会を行いました。
約1週間、学生同士で生活を共にしながら、朝から晩までテーマについて話し合いまとめていくというアクティブラーニングの手法をとったこの活動は、学生たちにどんな経験をもたらしたのでしょうか。
参加学生の活動レポートをお届けします!
≪初日(8月3日)・歓迎会≫
初日の8月3日に歓迎会を行いました。参加メンバー同士、初めての顔合わせであったため、みんな緊張しているようにも見えました。歓迎会では、最初にアイスブレーキングの自己紹介ゲームを行いました。そのゲームを通して、台湾や日本の学生のことを知れ、打ち解けることができました。その後の食事会では、メンバーの笑顔も増え、楽しく過ごすことができました。
左: 歓迎会の司会を担当しますエイミーとねこです!
右: 円になって自己紹介ゲーム開始
≪二日目(8月4日)・フィールド調査1日目≫
2日目である8月4日は、グループに分かれ、フィールド調査を行いました。合宿前に調査先を調べ、アポイントメントを取り、それぞれ調査を行いました。私たち子どもグループは「ポトスの部屋」という、子どもに学習支援を行う団体にインタビューしました。代表者の方々へのインタビューから、子どもに対する学習支援への強い思いと重要さを知ることができました。また、合宿前に事前学習としてインターネットで調べ学習を行いましたが、生の声を聞き、ネットでは知れないことを知ることができました。子どもを取り巻く現状を知り、大学生である私たちに何ができるのか考えていくことが必要だと思いました。
左:「ポトスの部屋」訪問の様子
右:JICA中部にあるフェアトレードショップ「フェアビーンズ」でインタビュー
左:全員で毎晩ミーティングを行い、一日の進捗状況を報告
右:グループ別の話し合いの様子
≪三日目(8月5日)・講演会・フィールド調査2日目≫
3日目である8月5日は講演会とグループのフィールド調査日でした。午前の講演会では、久保田絢先生(愛知淑徳大学)に、NGO・NPOとは何かというテーマで講演をしていただきました。NGOとNPOの違いとは何か、名古屋にあるNPOの特徴など自分たちの調べ学習ではわからなかったことについて詳しく説明していただき、テーマへの理解を深めることができました。
左:講義をしてくださった久保田先生
右:ワークショップ形式のインターアクティブな講義でした
午後はグループに分かれ、フィールド調査を行いました。私たち子どもグループは前日に訪問した団体とは違う形で子どもの学習支援を行う「ボランティーチャー」という団体を訪問し、代表の方にインタビューを行いました。訪問した時、子どもへの授業も行っていたので、その様子を見学させていただきました。子どもの学習支援を行う2つの団体にインタビューができたことでグループテーマや私たち大学生ができることについてより深く考えることができました。
左:NPO法人「ボランティーチャー」で学習支援活動を見学
右:NPO法人東海外国人生活サポートセンターの「らくらく日本語教室」代表の方へインタビュー(国際コミュニケーション学部1年・おーちゃん)
(※注)「台湾交流プログラム」とは:
日本と台湾の大学生が、夏季は日本、春季は台湾で約一週間合宿をしながらグループでフィールドワークするという活動で、愛知大学、人間環境大学(日本・岡崎市)、東海大学(台湾・台中市)の三大学が合同で行っています。