2015/03/17
JICA中部の「インド人研修員による自主研究発表会」に参加しました
3月3日に、JICA中部で「インド人研修員による自主研究発表会」が行われ、本学の学生と教員が発表会に参加しました。
(昨年の同発表会に参加したときの記事はこちら)
この発表会は、JICA中部が実施する技術協力プロジェクトの一環として約二週間日本に滞在し研修に参加するインドの製造業界の経営幹部38名が、滞在期間中に行った「日本についての自主研究」の成果を発表するというものです。
自主研究というのは、研修員が3人一組になり、来日前にテーマを決め、来日後は短期間でいろいろなところに出向き、データを取り、まとめる、という主体的に学ぶプログラムということです。
発表会会場にはプレゼンテーションボードがいくつも並べられ、その中から好きなテーマのところに行って聞くという「夜店式」のスタイルでした。
13グループの発表テーマは「コミック大好き!~日本vsインド」「ベジタリアンは名古屋で生き残れるか」「日本のトイレバンザイ」など、聞いてみたいと思わせるテーマばかり。テーマだけを見ても、外国人が日本を見る視点をうかがい知ることができます。発表では、内容の興味深さもさることながら、研修員たちがこの研修を将来のビジネスに役立てようとする真剣な姿勢で取り組んでいることがうかがえました。どのパネルの前でも、参加者が興味深くプレゼンを聞き、活発に質問していました。
発表の様子
左:優秀賞に選ばれた発表(「階段とエスカレーター、あなたはどちらを選ぶ?」)の
プレゼンボードの一部
右:第二部のインドの文化紹介「クールインディア」タイム。インドの神様、スパイス、結婚、占い、
インドの映画、インドの観光地が紹介された
発信力を高めたい学生にとっても、この発表会はいろいろなヒントをもらえるものであったと思います。テーマ選び、プレゼン方法、データの使い方、得られた結果をどう次につなげるか。また、研修員の方々が異文化の中で調査を行い発表したという点でも、わたしたちの手本にもなり刺激になるものでした。