2015/03/17
JICA中部の「インド人研修員による自主研究発表会」に参加して
3月3日にJICA中部で行われた「インド人研修員による自主研究発表会」に参加した学生の感想をお届けします(関連記事はこちら)。
私が今回この発表会に参加したのは、個人的に、インドの人はどんな人なのか、日本のどんなことに関心を持っているのかを知るのが目的でした。
前半のB紙を用いたプレゼンでは、多くは日本のことに関する発表だったが、インドと日本の比較形式だったプレゼンもあり、インドには紙が無いトイレもあるということに特にびっくりした。後半のクールインディア紹介のプレゼンでは、「スパイス」に関する発表で、インドの人はみんなカレーが作れると聞いて、やっぱり国民的料理なのかなと感じた。その他いろいろ、知らなかったことを知ることができて、楽しかった。
また、最後の交流会では、インドについて知りたい事が沢山聞けたので良かった。そして、ヒンドゥー語を少し教えてもらい、その複雑な文字を目の前で書いてもらって興奮したし、主語、目的語、動詞の順の文法だと知り、驚いた。
私は今回で大学のこのプロジェクトに参加するのは最後だったが、何度か参加してきて一番感じたのが、どんな人とでも人と人とが意志の疎通をはかるために言葉は大事だということ、そしてなにより世界言語である英語の重要性だった。
参加したのは数回だったが、JICA中部での日本文化体験教室等のボランティアも、参加するたび英語がもっと話せるようになりたいという意欲が湧いた。学内にも留学生はおり、英語でしゃべろうと思えばできる環境もあるが、留学生も日本語ができるので、自分が英語で言い方などが分からなくなるとつい日本語で言ってしまうこともしばしばあったが、JICA中部では日本語がほとんど分からない人ばかりで、自分の中の少ない語彙の中でいかに相手に伝えることができるか、相手の言葉を理解できるかなど自分自身すごく熱心になれた。
留学経験のない私にとっては、いろんな人と会って英語で話せたことがすごく面白かった。また、言葉以外にも、普通に日本で生活していたら会うこともないような国の人たちに会えたこともすごく良かった。うまく言えないが自分の中の世界が広がった感じがするし、駅などで今まで肌の色でこの人外人だな・・・みたいな変な(?)目で人を見ることもあまりなくなったような気がする。多様性に触れることはすごく大事なことだなあ、と思った。
(国際コミュニケーション学部 四年)