2013/07/12
「総合科目12(日本を知る)」の授業で「日本のODAについて」の講義が行われました / JICA Chubu Representative Delivers Talk to Students on Japan’s ODA Activities
7月9日(火)に、さくら21科目である「総合科目12(日本を知る)」の授業にて、JICA中部の小原基文氏をゲストスピーカーとしてお迎えし「日本のODAについて」をテーマに講義をしていただきました。
小原氏は、ODAとは何か、ODAの形態、具体的な取り組み例などについて、わかりやすく講義してくださいました。また、日本からのODAの最大の受け取り国であり、小原氏が最近まで赴任していたインドネシアについても、さまざまな興味深い話をご紹介くださいました。
多くの学生にとってはおそらくなじみが薄かったであろう「ODA」について、この講義を通して理解が進み、認識を新たにしたのではないでしょうか。また、インドネシアに興味を感じた学生も多くいたようでした。
講師の小原専任参事(JICA中部)
(注)ODAとは、Official Development Assistance(政府開発援助)の頭文字を取ったものです。政府または政府の実施機関によって開発途上国または国際機関に供与されるもので、開発途上国の経済・社会の発展や福祉の向上に役立つために行う資金・技術提供による公的資金を用いた協力のことです(外務省ウェブサイトより抜粋)。
以下に学生の感想を紹介します。
・毎日JICAの前を通っていながら、あまり活動内容などを知らなかったので今日の講義は興味深かったです。ODAとは何かというところから、二国間援助の中の技術協力や円借款、無償資金協力など知らないことばかりで勉強になりました。・日本がこんなにもインドネシアの援助に力を入れていることを知らなかったのでとても驚きました。VTRではインドネシアが抱える色々な問題に触れていたけれども、それ以上にインドネシア発展のための事業計画、プロジェクトの大きさに興味、関心が湧きました。
・ODAの中の無償資金協力について関心を持った。まだまだ生活水準が低い国に対して支援をすることは大変良い動きであると思うが、日本もそうだが国債が膨大である国が行うことには疑問を感じた。
・これまでインドネシアについて全くと言っていいほど知識がなかったので、インドネシアに日本の関係がこれほど深いものだと本日の講義で初めて知りました。印象に残ったのはインドネシアの国としての方針です。国語がジャワ語ではなくインドネシア語になった経緯や休日の話など「多様性の中の統一」を大事にしているということを聞いてインドネシアにとても興味を持ちました。
・ODAで途上国に投資をすることは、未来の日本に対する投資でもあると思った。実際、インフラ整備等をした国は経済面でも発展してきており、輸出入等においても日本の利益になるのではないだろうかと感じた。