2026/02/04

日本語Ⅷ Bクラス 自分のアイディアを売り込もう!―留学生が日本語でPR動画を作成―

愛知大学の学部留学生は、1年生の春学期から2年生の秋学期まで、週2回日本語必修科目があります。
日本語Ⅷは、秋学期の金曜2限に開講されており、全学部2年生の留学生と一部の協定留学生が受講しています。
学部生にとっては最後の日本語必修科目であり、今までに培った日本語力を総動員して、総合的に運用する内容になっています。
その内容ですが、クラスごとに違っており、学生は自分の希望するクラスを履修することができます。
今回(2025年度)、私(鈴木裕子)が担当した日本語ⅧBクラスは「ビジネスプランと発表」というテーマで、受講学生が「海外で売れそうな日本のもの(こと)」あるいは「日本で売れそうな海外のもの(こと)」を探し、前半は企画書を作成し、社内プレゼンを想定した中間発表を行いました。
後半は、販売計画書を作成し、社外プレゼンを想定した最終発表を行いました。最終発表時には、各自が作成したPR動画を上映しました。
PR動画について、はじめは「動画をどのように作ったらいいかわからない」という不安の声が多くありました。
そこで、私がパワーポイントのスライドに音声入力する方法で動画を作り、サンプルとして示しました。
サンプルを見て学生も納得し、全員頑張ってPR動画を作成することができました。
私はパワーポイントのスライドに音声と効果音・BGMを入力し、ビデオとして出力しましたが、学生には特に形式は指示しませんでした。
ただ、「時間はできれば1分程度」、「音声は自分の声で入力」の2点は指示しました(指示が守られていない人も数名いましたが)。
先に述べたように、最終発表は社外プレゼンを想定したもので、自分のアイディアをビジネスパートナーに説明し、協力を求めるというものです。
発表当日は、各学生が作成した「販売計画書」をもとに、自分のアイディアの特徴とメリット、ターゲット、販売計画と目標などを話し、発表の締めくくりとしてPR動画を上映し、キャッチコピーを述べて終わりました。
発表が終わると、聴衆の学生から質問や意見が出され、非常に活発なやり取りになりました。
最終発表終了後のリアクションペーパーには、以下のような記述がありました。少し挙げておきます。

〔自己評価〕
・発表自体には大きな問題はなかったと考えており、特にPR動画は聞き手の興味を引き、商品のアピールポイントをうまく捉えていたと思います。一方で、個人的には質問に対する回答がやや不十分だったと感じました。また、PR動画の流れを考えて自分の声を入れることは不自然だと判断し、取り入れませんでしたが、先生の指示どおり自分の声を入れて工夫していれば、より良い内容になったのではないかと思いました。

・先生とクラスメートからのサポートのおかげで、原稿の通りによく発表できたと思います。例えば、私が聞いた質問を答えてくれたことなど。聞き手からの質問を対応することで自分が気づかないことを身につけできました。そして、パルソナ設定の通りにPR動画を作りましたが、条件を満たしてないと気づきました。今後、意識して気をつけようと思います。(原文ママ)

〔今後の課題〕
・発表を行う中で、内容を一方的に伝えるだけでなく、聴衆の反応を確認しながら、きちんと内容が伝わっているかを意識することが重要だと感じた。 また、質問の内容を予想し、それにきちんと答えられるように備えることも大切だと思った。

・クラスメートの発表を聞いて、私は様々なことが勉強になりました。どの部分は詳しく説明が必要か、発表する時に聞き手の状態を観察しながらスピードを調整することも大切だと考えます。

このように、皆、達成感を得ることができたと同時に自身の今後の課題も明確になったようで、担当者として嬉しく思っています。
今回、学生が作成したPR動画を紹介していただけるとのことで、学生も皆喜んでいました。

下記からご覧いただけます。

・「日本市場向け中国産高品質米」

・「日本の若者向け中華風ミルクティー」

・「日本市場向けベトナムの野菜麺」

・「ベトナムの調味料『サテ・トム』」

・「ドローン配送サービス」

・「自動運転タクシー」

・「世界の日本文具」

・「パソコンの組み立て販売」

・「中国・景徳鎮の陶磁器」

・「日本市場向け中国茶ベースのパウチミルクティー」

・「『おはぎ』を台湾で」

 

最後に、この授業で学んだことが、受講学生の皆さんの将来のために少しでも役に立つことを願って、このあたりで筆をおきます。

カテゴリー:留学生

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