2023/12/25
能と狂言の鑑賞(2023年秋学期)
さくら21プロジェクトの1つ、「能と狂言の鑑賞」を秋学期も実施しました。
本学同窓会「愛知大学交流ひろば」のご招待により、落語「立川小談志第五回独演会」(9月16日・ナディアパーク)、文楽「桂川連理柵」(10月6日・名古屋市芸術創造センター)、やっとかめ能狂言≪狂言≫「仏師」≪能≫「土蜘蛛」(11月3日・名古屋能楽堂)を鑑賞しました。
参加した学生の感想です。
【落語:立川小談志第五回独演会】
落語を生で見るのは初めてでしたが、本当に面白かったです。最初は、内容がわからなかったらどうしようという不安がありましたが、わかりやすく説明してくださるのでとても楽しむことができました。フリートークで笑いを取ってから、落語に切り替わる瞬間に上着を一枚脱いで表情が変わり、スイッチが入る瞬間はかっこよかったです。また機会があったら参加したいです。(経営学部 片岡)
今回初めて落語を観ました。新たな経験で面白かったです。少し聞き取れないところがありましたが、動作によって理解することができました。全体で2時間ほど落語をしていただいたのですがテンポも良くミスもなくやり遂げられたのをみて驚きました。上着を脱ぐ仕草や扇子で音を作るなど道具をうまく使用し表現していてプロの凄さを感じました。(協定留学生HSU, CHIA-YU)
【文楽:桂川連理柵】
文楽は難しいものだと思っていましたが、思っていたよりも分かりやすく、太夫の方が何をいっているかわからなくても人形の動きや太夫の声の調子などでその人物が何を思っているのか理解することができました。面白く奥が深いもので、とても興味深いものだと気づくことができました。(国際コミュニケーション学部 川口)
文楽はゆったりとした、静かなものではないかと思っていました。しかし、激しく動く場面や三味線をかき鳴らしたりする場面もあり、驚きました。始めは演者に目が行っていたのですが、物語が進むうちに、まるで人形が自分で動いているように見えてきて、とても不思議な体験でした。今回の公演を観て、演者は人形が持つ空気を表す存在ではないかと感じました。(国際コミュニケーション学部 眞野)
【やっとかめ能狂言 狂言:仏師 能:土蜘蛛】
狂言の滑稽な台詞回しや荘厳な能の雰囲気は想像していた通り素晴らしいものでした。事前に配布していただいたパンフレットを見て、どのような話か予習ができたためスムーズに能狂言を楽しむことができました。また、今回は能面の展示があり、間近で能面を見ることができて目の保養になりました。精巧な作りの能面はまるで生きているようで、素晴らしかったです。(地域政策学部 金田)
日本の伝統芸能はちょっと難しそう、能楽堂で鑑賞なんて緊張しそう…なんて思っている方も
いるかもしれませんが、学生の今だからこそ気軽に鑑賞できるチャンスです!
この活動はリピーターが多く、鑑賞してみたら他の伝統芸能も鑑賞してみたくなったという話を
よく聞きます。
ぜひこの機会に鑑賞して、日本の伝統芸能の世界を覗いてみませんか?
カテゴリー:さくら21