カテゴリー: 台湾
2023/04/13
致理科技大学訪問記
三月半ば、台湾交流プログラムの相手校・致理科技大学を訪問してきました。
同校との行き来は、コロナのためにしばらくオンラインのみとなっていましたが、
状況が緩和してきたので、相互訪問再開を目指しての打ち合わせです。
致理科技大学は、行政上は新北市に属しますが、地下鉄やバスなども台北市街と
一体的に運用されていて、台北市内といってよい便利な場所にあります。
いっぽうで近くの板橋地区には台湾最大財閥の一つ林家の旧邸宅や庭園も残り、
落ち着いて豊かな台湾の風土を感じさせる場所でもあります。
致理科技大学には応用日本語学科があり、台湾交流プログラムもそこの学生さん
たちと行います。この学科は卒業生の活躍分野として、旅行代理店、ホテル、
航空添乗員を重視しているということで、それに対応する教員を配置し、設備も
充実していました。特に驚いたのは、航空機での室内給仕練習用に中華航空から
提供された航空機の実物客室が設置されていたことで、大学の熱意が感じられました。
日本との交流も、書物や芸術などの研究的なものよりも、実務人材の育成を目指して
いるとのことで、8年連続で「企業に最も高く評価された大学」に認定されているとのことです。
コロナ禍や、そこからの回復次第ですが、来年2月には愛知大学生の台湾訪問が可能では
ないかとの感触をもって帰国しました。
状況に変化がありましたら随時、報告します。
カテゴリー:さくら21, 台湾, 台湾交流プログラム
2023/03/31
2022年度も相互訪問型の台湾交流プログラムを実施できませんでしたが、昨年に引き続き、オンラインで台湾交流グループ活動を実施しました。


日本からの参加者は、愛知大学経営学部・現中学部・国コミュ学部の1年と3年の計7名、台湾からは、致理科技大学日本語学科・デザイン学科の1年・2年・4年の計7名が4グループに分かれ、それぞれ調査テーマを決めて、各大学でアンケートをとり、動画にまとめました。
是非ご覧ください!
●チームおいしいちまき(momo、りお、さき、テツ)
テーマ:行事と食
日本と台湾のちまきを比べました。調べてみると、台湾の中でも南と北で違いがあり、日本でも地域によって大きな違いがあることがわかりました。「端午の節句に何を食べる?」のアンケート結果もお楽しみに!(中国語字幕付き)
おいしいちまき
●チーム小籠包(すぎ、さと、あやね)
テーマ:学校の昼ごはん
日本と台湾の給食を比べました。日本と台湾で給食に対するイメージは違いが大きかったのですが、人気メニューランキングには共通点が…!
台湾と日本で出される年中行事にちなんだ給食も紹介しました。(中国語字幕付き)
学校の給食
●好玩團チーム(ゆけ、りんみん、ゆいか、ほのか)
テーマ:人気スポット・観光地
日本の大学生が外国人に紹介したい人気スポットと、台湾の大学生が行ってみたい人気スポットを調べました。両者のアンケート結果は、どのくらい一致していたでしょうか。また、人気ベスト3は、はたして?(中国語字幕付き)
人気スポット
●チームcopain(ももこ、ゆき、ルキ)
テーマ:流行音楽
日本と台湾の大学生の「私の好きな日本の歌手」を調べました。台湾の学生は日本の歌手をよく知っていますが、「好きな歌手」のアンケート調査結果は、日本の結果と大きく違います。私たちは、その違いについて考えました。
日本と台湾の学生に人気のある歌手
<参加者から一言>
・海外に住んでいる方と連絡を取りあって作業を進めるという貴重な経験ができた。
・台湾の学生さんたちが積極的にコミュニケーションをとってくれた。
・パワーポイントの使い方、資料の作り方を教えあったり、日本語の文章のチェック、中国語字幕の作成を全員で助け合った点がよかった。
・自分の中国語はまだまだだなと思わされるのと同時にこれからも勉強していく機会をいただけました。
・台湾について理解を深める良い機会になりました。
・楽しく交流し学習できる機会をいただきありがとうございました。
・台湾交流本当に楽しかったです。また来年度参加したいです。
カテゴリー:さくら21, 台湾, 台湾交流プログラム, 日台交流プログラム
2022/01/19
2021年度もコロナの猛威は収まらず、相互訪問型の台湾交流プログラムを実施することはできませんでしたが、昨年に引き続き、オンラインでグループ活動を実施しました。
今回のテーマは「働く日本の女性」
15名の参加者(愛知大学9名・致理科技大学6名)が3グループに分かれ、インタビュー活動を行い、その成果を動画4作品にまとめました。
<紹介文>
調査の目的は、台湾の学生はこれから日本で働く可能性があり、日本の現状を知るため。日本の学生は今までとは異なる視点で自国を見つめ直すためです。
私たちは3つの班に分かれて日本女性と職場関係の中でも人間関係・身だしなみ、ハラスメント、ライフイベントをテーマとして選択し、日本の働いている10名の女性に協力していただき、主にzoomを使用してインタビューをしました。
A班は、ハラスメントについて調査をしました。資料をもとにハラスメントの知識を身につけ、インタビューを実施し、それを踏まえて日本ではなぜハラスメントが多いのかについて考察しました。
B班は、女性のライフイベントについて調査をしました。日本の働く女性は結婚や出産の人生の節目においてどのように向き合い、考えているのかを大きなテーマとしてインタビューを実施しました。
C班は、女性の人間関係と身だしなみの2つのテーマについて調査しました。インタビューの内容を踏まえた上で、自分たちが思う理想の職場について考えました。
3つの作品を通して、今の日本の働く女性の現状について少しでも知っていただけたら幸いです。 (C班ちな)
A「日本の女性の働く実態 ハラスメント」
(ナレーション:日本語と中国語MIX 画面:中国語字幕付き)

Q.ハラスメントを受けた経験はありますか
新人女性社員がベテラン女性社員にいじめられることはありますか
➡意外なインタビュー結果に驚く学生の意見は…
この動画でチェック!
B「働く日本の女性とライフイベント」(画面の文字:日本語 ナレーション:中国語)

Q.仕事を辞めてももう一度働きたいですか
これまでライフイベントの問題をどう乗り越えてきましたか
➡日本女性=専業主婦という台湾学生のイメージは変わった?…
この動画でチェック!
C「女性と職場~人間関係~」(画面の文字:日本語 ナレーション:日本語)

Q.職場の男女比とそれによって生じる問題はありますか
人間関係で悩まないために気をつけていることはありますか
➡これから社会に出る人へのヒントは…
この動画でチェック!
C「その考えは古い?職場の規則」(画面の文字:日本語 ナレーション:日本語)

Q.職場にはどんな身だしなみの規則がありますか
違和感のある職場ルールはありますか
➡調査の結果から考えた理想の職場とは?…
この動画でチェック!
<参加者から一言>
・試行錯誤を繰り返し、みんなで作品を作っていくことは、私にとって大変貴重な時間でした。そして台湾の学生の方々は、日本のことが大好きな方ばかりで、交流することがとても楽しかったです。(A班まひろ)
・自分の語学力の低さを改めて感じたり、外国の方とのコミュニケーションの大変さを知ったり、逆に言葉以外でのコミュニケーションの方法を知れたりと、学ぶことが沢山ありました。(A班さや)
・台湾と日本の実態や台湾で今流行っているものなどネットから得る情報ではなくリアルな声が聞けてとても新鮮でした。この活動を通して、より台湾のことが大好きになりました。(B班ゆうな)
・直接会って一緒に進行したらもっと良かったですが、それでもズームを使った討論、pptを一緒に作って、録音もして、私が日本人の知り合いにインタビューをした進行状況について話しながら、文章だけで学ぶ文化交流ではなく、直接体で感じた文化交流だった時間だと思います。(B班ソンミン)
※ソンミンさんは、コロナ対策で入国できず、韓国から参加していました。
・通信が乱れたりしていろいろとトラブルがありましたが、そのようなことなどに対応する柔軟力をつけることが出来たと思います。またこの経験がほかの活動でも役に立ったので良かったです。(B班なな)
・お互いの文化を直接共有することができてとても楽しかったです。自分の考えを述べる場面が多かったため、意見をまとめたり発言をする積極性が自然と身につき、自分の自信にもつながりました。(C班もえ)
・毎週グループの会議を行って、皆さん自分が課題に対しての考えをどんどん話して、日本と台湾と大陸のそれぞれの違いを見つけた。自分の国で当たり前のことは日本の社会で想像できないことが実はたくさんある。びっくりする際にそれは異文化だと思われた。(C班ミッキー)
※ミッキーさんは中国からの留学生です。
・zoomを通して台湾の学生と課題のことだけでなく、お互いの国の現状や文化について語り合い、無事に交流することができました。どのチームの作品も努力が詰まった作品になっていますので、ぜひ見てくださいね!(A班かや)
カテゴリー:さくら21, さくら21科目, 台湾, 台湾交流プログラム, 日台交流プログラム
2021/02/26
2020年度は、相互訪問型台湾交流プログラムを実施することはできませんでしたが、「今できること」を探し、台湾の大学生とオンライングループ活動を実施しました。
現代中国学部のさくら21科目「相互交流入門Ⅱ」では、LINEやZoomを使い、台湾の2つの大学と3つの交流活動(ビデオレター交換・インタビュー調査・タンデム学習)を行いました。ここでは、致理科技大学とともに行ったインタビュー調査について報告します。
いきなりインタビュー調査ではやりにくいので、まず、参加者全員の「自己紹介」や「私のまち紹介」などの動画を制作し、ビデオレターとして交換しました。動画は、基本的には日本語ですが、中国語字幕を入れるなど、よりよく伝わるように工夫します。
互いに動画を見て、コメントしたり、質問したりして、少し親しくなったら、いよいよグループ活動です。愛大生と致理大生で5~6人の混成グループを作り、「日本と台湾の大学生を比較するインタビュー調査」という課題に沿って、各グループが調査テーマや調査項目を決め、インタビューを行います。
「大学生のお昼ごはん」by愛致午餐隊

Q.冷たいご飯は体に悪いという考えが台湾にはあるけど、
台湾の学生は日本のお弁当をどう思っている?
A.インタビュー結果は、
この動画でチェック!
「大学生の時間とお金の使い方」by櫻桃隊

Q.台湾の致理大生と日本の愛大生、暇なとき何してる?バイト代は何に使う?
A.インタビュー結果は、
この動画でチェック!
【参加者の声】
★台湾を知ることや言語交換だけではなく、自分のことについて、ビデオレターを制作して発信する機会があり、とても新鮮でした。今回は、オンライン上での交流でしたが、自己紹介や地元紹介のビデオレターを通じて、たくさんの情報を交換したり、共同制作ではチームのメンバーとより深い交流ができたので、楽しかったです。困ったときは、先生方が優しくサポートしてくださるので、誰でも気軽に楽しく参加できると思います。コロナ禍で先の見えない状況ですが、海外の学生と一緒に乗り越えてみてはどうでしょうか!(りこ)
★私は今回初めて台湾人学生と交流しました。海外渡航禁止という状況の中でも、台湾の学生と交流し、台湾の文化を知ることができて、楽しかったです。オンラインでの交流となりましたが、共同制作ビデオレターを作るために何度かビデオ電話でミーティングをする中で、メンバー間の心の距離が縮まっていくのを感じました。今回さくら21のプログラムに参加して、留学以外にも文化交流をする方法があるということを学びました。外国人と関わることが好きな人や日本発信に興味がある人はぜひ参加してみてくださいね!(あきら)
★現地プログラムが中止になり、現地の方と直接関わる方法がほぼ無かった私にとって、台湾の学生との動画交換はとても良い機会になりました。
言語学習は勿論のこと、動画越しではありましたが、台湾現地の文化にしっかり触れることができました。例えば、台湾の学生のおススメのお店やお昼ご飯事情、現地で今流行っている物など。教科書や授業では学ぶことのできない現地文化を直接学べたことが、留学に行けなかった私にとって一番嬉しかったものです。
国を跨いでチームを組み、一つのものを作り上げる、という作業も生まれて初めての経験で、難しいところもありましたが、楽しく達成することができました。(こころ)
★台湾交流にはこれまで参加したことが無く、さらに今回はオンラインでの交流ということで、参加を決める際には不安に思うことも多かったです。実際に、制作を行う中で、オンラインで作業を進めていく大変さにぶつかりましたし、本当に完成できるだろうかとすら思ったこともありました。しかし、そういったことを経験する中で、メンバーをどう巻き込んでいくか、困った時にどう対処するか、といったことを学びましたし、それが自分のスキルにもなったように思います。完成した時には達成感がありましたし、自信にもなりました。
私はこれまで台湾には現地プログラムも含め何度か行ったことがあり、元々台湾に興味を持っていましたが、この活動を通じてよりその興味が大きくなりましたし、理解も深まったと思います。
現地へ行くということも大事ですが、オンラインでの交流にも魅力があると思います。迷っている方は、ぜひともチャレンジしてほしいです!(あっくん)
こうした活動は、すべて授業時間外にLINE等で行うため、ミーティング時間をすり合わせるのも一苦労ですし、言葉や文化や価値観の違いを踏まえたコミュニケーションにも慣れが必要です。しかし、一歩前に踏み出せば、留学以外の国際交流があなたを待っています。オンラインで日本発信してみませんか。
カテゴリー:さくら21, さくら21科目, 台湾, 台湾交流プログラム, 日台交流プログラム
2020/06/03
この春休み以降、新型コロナウイルスの蔓延により、各大学の国際交流プログラムが次々と延期や中止に追い込まれています。さくら21プロジェクトの「台湾交流プログラム」も現地訪問が中止、オンライン交流のみにとどまりました。交流先の致理科技大学(台湾・新北市)には、歓迎会の準備や宿泊のキャンセル等、いろいろご迷惑をおかけしました。
■致理科技大学の皆さんからのメッセージ
「愛知大学のみなさんお久しぶりです。今、コロナウィルスの影響で、皆が台湾に来なくなったことは本当に残念だと思います。クラスメイトは皆のために台湾の映像を撮りましたから、これを見て少し我慢してください。皆さんも気をつけて、一緒に頑張りましょう。」
「皆さん、久しぶりですね。(略)今回の疫情が収束した後で、ぜひ台湾に来てくださいね。楽しみにしています。お互い頑張りましょう。」
日本中で外出自粛の日々が続く中、致理科技大学の皆さんがメッセージとともに、ビデオレターを送ってくれました。それは、キャンパス内や大学付近のドリンクスタンド、スーパーやコンビニ、朝食屋さん、お薦めの唐揚げ屋さん等々、愛大生を案内してくれるはずの場所でした。

写真左:致理科技大学キャンパス 写真右:ドリンクスタンドを紹介するグループ

写真左:日本の唐揚げ屋さんとは全然違います 写真右:日本未発売?麻油鶏味とビール味!

写真左:コンビニ紹介のグループ 写真右:朝ご飯屋さんの紹介グループ
致理大の皆さんの温かい思いやりに触れ、愛大生からも感謝のことばと「家にいながら台湾に行ったような気持ちになれた」「字幕や地図がついた動画でとてもわかりやすかった」「落ち着いたら、台湾に旅行に行きます」「愛知大学と致理科技大学の友情がずっと続くことを願っています」などのメッセージを送りました。
国際交流事業もこれからは「新しい様式」で臨むことになるでしょう。
私たちは、この手を休めることなく、新たな道を模索していきます。
カテゴリー:さくら21, 台湾, 台湾交流プログラム, 日台交流プログラム
2020/04/23
2016年度から取り組みを開始した「東呉大学ダブルディグリー・プログラム」の第1期生が この春、本学と同校の2つの学位を取得し、卒業しました。
東呉大学は、台湾・台北市にある本学の海外協定校の一つです。
このダブルディグリー制度は、 現代中国学部生が5年間の在学のうち、東呉大学(人文社会学院)に2年間留学し 愛知大学と東呉大学の双方で、必要な単位を修得した場合に 両校の学位を取得できる制度です。
東呉大学のほかには、南開大学(天津市)とも実施しています。
海外の大学で学位を取得するには、非常に高い語学レベルと学習知識が求められます。 政治学系に留学した二人は、日々の課題に取り組むのはもちろん、 授業中のディベートにも、果敢に挑戦してきました。
本学に入学して5年、晴れて卒業した二人の感想を、写真とともにご覧ください。
■荒谷 佳穂さん(現代中国学部2019年度卒業) ■波田 愛莉さん(現代中国学部2019年度卒業)

カテゴリー:ダブルディグリー・プログラム, 中国語, 台湾
2019/02/15
2月11日から、日本と台湾の大学生が台湾(台南市六甲)で合宿をしながら、グループでフィールドワークを行う「台湾交流プログラム」が実施されています。その様子が地元メディアで報道されました!
東海大学(台湾・台中市)、愛知大学、東京女子大学、人間環境大学の学生が参加しています。
中国語による動画と記事ですが、是非ご覧ください!
動画
ネット記事
カテゴリー:さくら21, 台湾, 台湾交流プログラム, 日台交流プログラム
2018/10/12
9月2日~7日に伊勢市・多気町で行われた台湾交流プログラム(参加大学:東海大学、人間環境大学)の記事が、東海大学(台湾・台中市)のブログに掲載されました。
中国語による記事ですが、読んでみてください!
http://news.tjpu.edu.cn/1018/0515/c675a32541/page.psp
カテゴリー:さくら21, 台湾, 台湾交流プログラム, 日台交流プログラム