2014/04/07

韓国で見た日本発信、2つの拠点

※海外での日本発信レポートの第二弾として「韓国編」をお送りします。第一弾(北京編)の記事はこちらからご覧いただけます。

韓国から来た留学生から「あまり外国に来た気がしない」ということばを聞くことがあります。確かに、他の国と比べると日本と韓国は類似点も多いし、若者層には日本のポップカルチャーも浸透していますね。
そんな韓国との交流を深めるため、愛大の国際交流センターの関係者でソウルへ行き、いろいろな機関を訪問しました(12年7月)。
この記事では、その時訪れたソウルで日本を発信する公的機関を2つ紹介します。

在大韓民国日本国大使館   公報文化院
日本国大使館の付属館として日本文化の紹介をする施設です。大使館というと敷居が高いイメージがありますが、公報文化院は、大使館領事部とは少し離れたところにあり、駅近でアクセスが良く、利用しやすくなっています。

・図書館
1Fには様々な分野の日本関係の資料を集めた図書館があります。
地域情報コーナーもあり、資料が都道府県別に丁寧にファイリングされています。
愛知県の情報もちゃんとありました。




図書館入口
地域情報コーナー

3Fには留学相談室、日本音楽情報センターなどがあります。

・留学相談室
留学アドバイザーが月200名ほどの来訪者に対応しているそうです。
棚には、日本の各大学から送られてきた案内が五十音順に整理されています。私たちもさっそく愛大の最新版案内をお渡ししました。
韓国では、「日本留学試験」が行われており、日本に来なくても日本の大学が受験できます。韓国の高校生のみなさん、愛大をチェックしてくださいね。



約200校分の大学案内
受験関連資料も充実

・日本音楽情報センター(JMIC)
音楽産業・文化振興財団の協力で作られた日本の最新音楽情報を発信する拠点です。
J-POPを中心にCD・DVD・ミュージックビデオ・雑誌などがあります。
担当の方によると、今、一番人気なのは「嵐」ということです。この日も2人の女子高生が大型モニターで嵐のコンサートDVDを鑑賞していました。




日本音楽情報センター入り口
中にはCDやDVDがいっぱい

国際交流基金   ソウル日本文化センター
国際交流基金とは、1972年に設立された日本の国際文化交流事業を推進する機関です。
ソウル日本文化センターは、国際交流基金の19番目の海外事務所として2002年に設立されました。

・文化芸術交流、日本研究/知的交流
人と人との交流を創り出し、日本の文化や芸術を紹介・推進しています。それは、アーティストや専門家だけでなく、一般市民や青少年の交流も推進しています。
愛知大学の「さくら21プロジェクト」についても「日本を発信していくことは極めて重要」と、高い関心を持っていただきました。

・文化情報室(図書館)
 2万冊の図書、新聞、雑誌、映像資料などが揃っています。
 ここ1か月の人気貸出資料は、以下の通り。やはり漫画が人気のようですね。

1 末次由紀著 『ちはやふる』
2 池田理代子著 『ベルサイユのばら』完全版
3 浦沢直樹著 『20世紀少年』
4 朝日新聞社編 『AERA』




広くておしゃれな図書室

漫画は貸出を始めたばかりということで特に人気を集めています。雑誌では、ほかに『Casa BRUTUS』『オレンジページ』『週刊エコノミスト』『月刊モエ』など様々な分野のものが借りられています。

・日本語教育
高校の第二外国語の扱いが変わり、韓国では日本語を学ぶ高校生が減少しています。国際交流基金が3年ごとに行っている調査では、2009年には96万4千人で世界一の学習者数でしたが、2012年には84万人で第三位となりました。しかし、人口比でいけばやはり世界一に変わりはありません。センターでは、これからも日本語学習者の支援に力を入れていくそうです。


小島所長はじめ、センターの皆様、貴重なお話をありがとうございました。

カテゴリー:さくら21, 韓国

2014/04/04

日本を世界に伝えるおシゴト! feat. 国際交流基金 北京日本文化センター

3月11日(火)に国際交流基金 北京日本文化センターを訪問しました。国際交流基金とは、文化芸術や日本語教育、日本研究・知的交流などの分野で、日本の諸外国との間の文化交流事業を実施する専門機関です。国内には、東京本部と京都支部、附属機関として日本語国際センターと関西国際センターの2つがあります。海外には、21カ国に22の海外拠点を持ち、北京日本文化センターは、その海外拠点の1つです。
北京日本文化センターでは、伝統から現代までの日本の文化芸術を総合的に紹介しています。プロの現場では、どのように日本の文化が紹介されているのでしょうか。 今回は、その北京日本文化センター内の施設、図書館をレポートしたいと思います。

 



国際交流基金北京日本文化センター入口。看板がポップでかわいい。右の写真はセンター内の図書館。




センターでは「クールジャパン(酷・日本)」も紹介。



左:太宰治の企画展(訪問時)。
中央:ドラえもん、コナン、ちはやぶる、などなど。
右:「へぇ~。漫画もあるんだ。」北京に長期留学中の愛大生も興味津々。


経済から日本語、ファッション、アニメ、アイドルまで幅広く日本を発信。

この図書館には、日本語や中国語で書かれた日本関連書籍や日本語教材、日本の新聞、雑誌、漫画が所蔵されています。また、日本映画のAV資料もあります。所蔵物は1万7千点あるといいます。さくら21プロジェクトも旬な日本を世界に発信していきたいと思います。
国際交流基金 北京日本文化センターのみなさん、ありがとうございました!

image020

3月の北京の空。青い!

カテゴリー:さくら21, 中国

2014/04/02

王所長の中国だより#1 感恩节(感謝祭)

王所長の中国だよりでは、天津事務所の王所長から、現地ならではの話題をお送りします。これから4回にわたり、旧正月の様子をお伝えします。今回の話題は「感謝祭」です。

1

感恩节

    每年的腊月二十九,众多民间艺技能者,按照老祖宗留下来的传统,都要身着代表行业的服装,身背工具,集体上街头向过路的行人抱拳行礼,以示一年来承蒙各位父老乡亲的关照,得以生计。过路行人见此均对他们施以礼钱。此民俗自明清以来一直延续至今,年年如此。

毎年旧暦の12月29日になると、多くの民間技術者が祖先から伝わってきた伝統に従い、それぞれの仕事着を着て、仕事道具を背負った状態で、街に集まり、道行く人に中国式のお辞儀をします。これは、この一年皆様のおかげで暮らすことができたという感謝の意を表しています。道行く人は、この様子を見て、彼らにいくらかのお金を渡します。この民俗習慣は明・清の時代から今日まで続いており、毎年春節の前に行われています。

 

カテゴリー:中国, 中国語, 王所長の中国だより

2014/03/31

「Global A TV」(YouTubeチャンネル) 開局! 「台湾との交流プログラム」参加者インタビュー発信中 / Global A TV Now Available to Stream via YouTube! Interviews with Japan-Taiwan Exchange Program Participants Now Streaming!

GGJ(グローバル人材育成推進事業)では、先日のホームページのリニューアルを機に、YouTubeチャンネル「Global A TV」を立ち上げています。

現在、「Global A TV」では、先日2月11日~16日に台湾・台南市で行われた「台湾との交流プログラム」に参加者した愛大生6人のインタビューがアップされています。

また、東海大学(台湾・台中市)と人間環境大学からの参加者にもインタビューしています。この活動に初めて参加した学生には、参加した感想を、二回以上参加している学生には、初めての時と比べ、活動に対する取り組み方が変化したか、等を語ってもらいました。その動画も、「Global A TV」(こちらから)で発信中です。

いかがでしたか。「台湾との交流プログラム」の活動の雰囲気や参加者の思いが伝わりましたか。「Global A TV」では、GGJで行ったさまざまなイベントを、今後、動画でも発信していきます!

カテゴリー:Global A TV, 台湾交流プログラム

2014/03/26

台湾交流プログラム参加者からの報告 / Japan-Taiwan Exchange Program Participants Share Their Experiences

2月11日から2月16日まで、台湾・台南市にて、台湾交流プログラムが行われました(関連記事はこちらでご覧いただけます)。以下は当プログラムに参加した学生からの報告です。


私が、この台湾交流プログラムに参加した理由は、春休みに海外に行きたかったからです。また、今回のプログラムは、旅行ではなかなか行くことができない台湾・台南市での活動だということも大きかったです。参加した理由は、お世辞にもいいとは言えないものの、参加してみて、今はこのような機会を作ってくださった人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。 私は、農業グループで、有機農法について調査しました。日本でも、なかなか聞くことができない専門家へのインタビューや街の人へのアンケート、博物館への訪問など、普段から農業について真剣に考えることがなかったので、とても勉強になりました。私は、今まで店で売っている野菜を買って、料理して食べるという消費者側の視点でしかものを考えることが出来ませんでした。しかし、今回の調査を通し、生産者側の視点からも少しだけ考えられるようになり、視野が広がったように思います。台湾と日本は、それぞれの文化を持ちます。私たちは、それでも違う文化を理解し、お互い尊敬することができました。私は、こういった国際交流をこれからも続けていきたいです。そして、台湾交流プログラムにまたぜひ参加したいです。

(現代中国学部2年 岡田実緒理)

01
農業グループで初めて外へお出かけしました
02
有機農法を調査

03
街の人にアンケート
04
淳子が習字の筆で綺麗に「台日交流」と書いてくれました


今回の台日交流会に参加できて、とても幸せだったと思います。私はお茶が大好きで、お茶グループを選びました。一番印象に残ったことは、茶芸館に行って、そこの人が話してくれたことです。国によって、お茶の楽しみ方が違うことやお茶の入れ方によって美味しさに差が出ることなどを教えてくれました。 国に関係なくみんなすごく団結し活動できてとても感動しました。たった一週間で勉強もできたし、いっぱい友達もできたし、楽しく過ごしました。もう一つ気づいたことは自分の日本語がまだまだダメと言うことです。もっと通訳ができたらいいなと思いました。今回の活動で自分の視野も広くなりました。私にとって宝物です。もし、次回チャンスと時間があれば、また参加したいです。

(現代中国学部2年 樊文文(中国出身留学生))

1932197_613171202110685_199292327_n
グループのメンバーと
1185125_613171272110678_96385738_n
フィールド調査の取材先で記念撮影

2-01
茶芸館の方の実演を見ました
2-02
フィールド調査・「お茶グループ」発表会

2-03
送別会で愛大メンバーと。みんな、がんばりました!
2-04
お茶グループの仲間(うーちゃん作)

カテゴリー:台湾, 台湾交流プログラム

2014/03/20

2014年度の中国現地プログラムが正式にスタート!/ The 2014 China Study Abroad Program is Now Underway!

3月13日、中国天津市の南開大学にて2014年度中国現地プログラムが開始されました。このプログラムは7月7日までの約4ヶ月間、現代中国学部の新2年生が南開大学で現地の授業を受ける留学プログラムです。この4ヶ月を通じて、学生は“今の中国”を体感し、中国語学力向上に努めます。

P1050334 P1050349
初日のオリエンテーションの様子。4ヵ月はあっという間に経ちますから、この期間を有意義に過ごし、中国語をマスターしましょう!

初日である13日はオリエンテーションが行われ、14日にはキャンパスツアーを行い(学内はとても広いんです!)、授業開始に向けて、準備を行いました。

P1050368 P1050369
南開大学のキャンパスは本当に広々です。東門から西門まで歩くのになんと30分もかかっちゃいます!

P1050372 P1050371
南開大学のキャンパス内に秘められた「西南村」という特別な空間。野菜売り場から韓国の料理屋さんまで、様々なお店やレストランがこの空間にぎゅっと詰まっています!

P1050355 P1050354

この4ヶ月の間、さくら21プロジェクトに登録しているメンバーは日本発信活動の一環として、“なまチャイナ(企画モノ・交流なう・写真なう)”と題し、様々な活動を行っていきます。学生たちのエネルギッシュな活動にご期待ください!

P1050374
諸君!目指せ、HSK5級!

カテゴリー:現地プログラム

2014/03/12

ビジネスチャンスを考えるチカラ@JICA中部 / Talk Given at JICA Chubu on Identifying Business Opportunities

3月4日、JICA中部で開催された、「インド製造業経営幹部育成支援プロジェクト」の自主研究発表会に本学の学生が招待を受け、参加しました。このプロジェクトでは、インドの大学院でMBAを学んでいるインド人経営幹部37名が、2週間ほど日本に滞在し、日本での研修の一環として「自主研究」とよばれるフィールド調査を名古屋市内で行いました。「自主研究」というのは、日本に来るのが初めてだとしても、日本語ができないとしても、限られた期間の中で必要な情報を集め、発表をしなければならないというものです。

私たちが参加したのは、この「自主研究プログラム」の成果発表会です。発表会には、本学の学生だけでなく、在京インド大使館の公使、JICA関係者、マスコミ関係者、市民のみなさんなど多くの方が聞きに来られていました。発表会では、日本で行った調査からビジネスに応用できることを考える、をテーマに13グループのポスター発表が行われました。各グループのテーマは様々です。一部を紹介すると、「日本人は交通ルールを守るのか」、「日本のクリエイティブな包装容器」、「地下鉄の標識のみで外国人は目的地に行けるのか」などです。

「日本人は必ず交通ルールを守るのか。
守らないのはいつ、どこでか」の発表の様子

DSC01579

名古屋の地下鉄はインド人が標識だけで
目的地に行ける!

参加した学生は、「見たいテーマがたくさんあったが全てを回りきれなかった」、「インド人から見た日本について知ることができた」と関心を持って、発表を聞き、質問をしていました。また、日本の住宅の門構えを調べた発表について、「門がビジネスにどう結び付くの!?」と、驚きながらもそのアイディアに聞き入る学生もいました。

「インドでは運転しながら携帯を使いますか」
と質問する本学学生。

イメージしてみてください。もし、あなたが右も左も分からず、言葉も通じない環境で、限られた時間内に必要な情報をその場で収集しなければいけないとしたら、どうすると思いますか。私たちも、このプロジェクトに刺激を受け、異文化で自主的に行動する人材育成に取り組んでいく決意を新たにしました。

カテゴリー:JICA

2014/03/10

「名古屋へおいでよ」メイキング~学生によるさくら21企画~ / Behind the Scenes of the “Welcome to Nagoya!” Project

3月初旬より、本学GGJ(グローバル人材育成推進事業)のホームページをリニューアルしていますが、ご覧になりましたか。

トップページにアクセスすると、まず、何か外国語が書かれた紙を持つ人物の写真が目に止まると思います。何度かページを見てくださった方は気づいたかもしれませんが、この人物の写真は、アクセスするたびに別の写真に変わります。これらの写真に写っているのは、本学に現在留学中または留学していた外国人留学生たちで、手に持っている紙には、それぞれの言語で「名古屋へおいでよ」という言葉が書いてあります。

なぜ、「名古屋へおいでよ」なのでしょうか。実は、今回ホームページのリニューアルに合わせて、さくら21プロジェクトに参加している学生が「名古屋へおいでよ」と「名古屋で遊ぼう」というページを企画しました。

「名古屋へおいでよ」の方は、動画を使ったページです。「名古屋へおいでよ」という言葉をいろいろな方言や言葉で聞くことができます。企画した学生たちが、日本の学生や留学生、教員に呼びかけて撮影したのですが、その動画が良かったので、この時の写真もホームページのさまざまなところで使わせていただきました。「名古屋へおいでよ」とそれぞれ書いた紙を持っているのはそのためです。

「名古屋へおいでよ」の動画撮影は、主に2013年の夏休みにこのような感じで行われました。

DSC00295 DSC00301DSC00305 DSC00311

「名古屋へおいでよ」と「名古屋で遊ぼう」は、どちらも「このページを見た人が名古屋だけでなく大学にも興味を持ってもらえて、来たいと思ってもらえるように」という思いで企画されています。ぜひページをご覧になってみてください!

カテゴリー:さくら21

2014/03/05

2014年春の台湾交流プログラムが終了しました / Spring 2014 Taiwan Exchange Program Draws to a Close

2月11日から2月16日まで、台湾・台南市にて、台湾交流プログラムが行われました(関連記事はこちら)。

1559441_652378311485264_1826144474_o r3
(宿舎近くにある「孔子廟」。台南市は台湾の古都。)

11日は、歓迎会から始まり、その後は各グループが調査の目的、目標などを発表する全体での活動、12日から14日までは、各グループ(塩、砂糖、農業、お菓子、お茶)に分かれてフィールドワークを行いました。15日は発表資料のまとめと、発表会を行いました。

フィールドワークでは、砂糖グループは製糖工場、塩グループは塩田、などといった、日本の人が観光であまり行かないような場所に行き、貴重な体験をしたり話を聞いたりすることができました。

プログラムの期間を通して、受け入れ側である台湾の東海大学の学生の皆さんが、活動のために一生懸命考えたり準備してくれたりしたことが随所に感じられ、それが、日本の学生にとってはたいへん刺激となったようです。こうして、各グループともに充実したフィールドワークを行うことができました。フィールドワークを通じて学ぶことができたのはもちろんですが、日本の学生にとっては、言葉があまり通じない、よく知らない場所で、困ったり、助けてもらったりしたことも良い経験になったようでした。

活動の様子

Exif_JPEG_PICTURE
砂糖グループ(かつての製糖工場で現在はレジャー施設になっている場所を取材)

r1
塩グループ(「寒い…」塩田にて塩づくり体験。塩づくりの大変さを体感)

DSC00869 
お茶グループ(烏龍茶をいただきながら茶葉を売る人へインタビュー)

 1604470_599698596775665_325902648_n
農業グループ(有機農業関係者に取材)

DSC01015 
お菓子グループ(昔ながらのお菓子の作り方を取材)

 DSC01489
全体ミーティングは毎日行う。その日の各グループの成果を報告

 DSC01111
フィールド調査発表会
PPTを使ってみんなの前で発表しました。

 r2
発表会後、記念撮影でホッと一息。おつかれさまでした。

台湾の学生も日本の学生も、期間中、朝から晩まで一緒にいて、よく話し、よく笑い、互いのことをより知り合っただけでなく、誰もがとても楽しむことができました。人生の大きな思い出にもなり、今後につながる経験となったことでしょう。

カテゴリー:台湾, 台湾交流プログラム

2014/03/04

台湾の東呉大学と日本社会調査を行いました!/ Students From Soochow University, Taiwan, Visit Aichi University to Take Part in Japan Fieldwork Program

2014年2月16日から21日まで、台湾・東呉大学の学生と教職員13名が来日し、本学現代中国学部の学生のべ47名と教員と共に日本社会調査を行いました。日本社会調査はグローバル人材育成推進事業のSEND(Student Exchange-Nippon Discovery)活動の一環として行うものです。日本での東呉大学による日本社会調査は今回が第1回目となり、昨年2013年8月に本学学生が東呉大学で行った台湾現地社会調査に続く2回目の共同調査となります。

学生たちは「企業班」「地方行政班」「社会福祉班」に分かれ、株式会社サガミチェーン・株式会社デンソー・名古屋市中村区役所・名古屋市中村保健所を訪問し、21日の報告会に向けて熱心に調査を行いました。

1 2

また、調査期間中には愛知県犬山市にある博物館明治村と犬山城を訪問し、日本の歴史にふれあうひと時もありました。学生たちは犬山市でしか味わえない古き良き町並みを楽しみ、台湾の学生に日本文化や日本の歴史を一生懸命説明していました。明治村には伝統衣装の体験コーナーがあり、本学の学生、東呉大学の学生、そして東呉大学の先生まで(!)が日本の伝統衣装を身に着けて、明治時代へとタイムスリップしました。

gakusei dojo
meijijidai_kyoshitsu inuyama2

報告会では台北駐大阪経済文化弁事所長の蔡様をはじめ、佐藤学長や東呉大学黄教授から学生たちに熱いエールが送られました。各グループの発表は持ち時間が足りなくなるほどの盛りだくさんな発表内容で、タイムアップを告げるベルが鳴らされながらも、続行するという光景がしばしば見られました。

4 3

1週間という短い期間でしたが、東呉大学の学生にとっては日本理解、本学学生にとっては日本発信をし、「グローバル人材」を意識する良い機会となったと共に、お互いの友情を深める濃い時間を過ごすことができたかと思います。学生の皆さん、お疲れ様でした!

カテゴリー:さくら21, 台湾, 日本社会調査

2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

最近の記事

カテゴリー

月別アーカイブ

ブログ内検索